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LINEノベルの「デザイン」と「UX」の乖離について

一先ず下記の記事を読んでいただきたい。LINEの新しい小説プラットフォームの紹介記事だ。

スマートフォンにフォーカスしそれに合わせた「デザイン」を目指しているのがとても分かる。が、どうやらUX(User Experienceの略語で要はユーザー体験の意)が少し乖離しているようなのである。レビューを読んだり仕様を調べたりして感じた主な要因が、強みであるはずの「アプリ独自」の歪みに集約しているように感じる。執筆はPCからでも可能のようだが、チケットの関係上なのか読むのはアプリからのみとなっている点がUXを下げているように感じた。一見スマートフォン向けという事で問題無いように感じるのだが、情報取得の順序を考えると少し見えてくるものがある。

SNS等でLINEノベルを知る
②記事などのリンクを踏む
③アプリをダウンロードしないと何も分からない
④アプリをダウンロードしてLINEノベルの内容を確認する
⑤アプリで内容を確認し利用するかしないか判断する

スマートフォンユーザーはとにかく「片手間」という使用体験が基本なのである。つまり、未使用者使用者へと移行する流れを③の「アプリでのみ確認できる」という点がせき止めてしまっているのだ。

これをWEBでもログインなしで無料の部分を閲覧出来るようにするとどうなるだろう?(もちろんTOPページ上部にアプリへの案内をデザインしておくなどが前提)

SNS等でLINEノベルを知る
②記事などのリンクを踏む
③LINEノベルの内容を確認する
④内容で判断しアプリをダウンロードする

③で片手間に情報を入手でき、気に入ったらその後は直接ラクに見ることが出来るアプリをダウンロードするだろう。なぜなら③にて使用者へと移行したユーザーはより片手間に利用(ブラウザ→ブックマーク→読むの流れより)できるアプリにほぼ間違いなく移行するからである。

なのでUX的にも集客的にもモッタイナイ。コンセプト的にWEB版に力を入れる必要はないと思うが「内容が気軽に分からない」現状の仕様は改善したほうが私は良いと思う。非常に優れた新しいプラットフォームとして応援しているので是非とも改善をお願いしたいところである。

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