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Tram Tram 走っていけ~旅に生きる20181204~
※皆様からの投げ銭だけで旅に出て記事を書く企画です。
日本は栄光に向かって走ってきた。
国が発展するには物流が必要だ。
人が移動する理由は「誰かに会いに行く」こと、そして「物を運ぶこと」
最初は何度も歩き踏み固められた『筋』
そこから外れなければ必ず出発地に戻ってこれることに気が付いた。
時代が流れ、日本が近代化の扉を開いたときに真っ先に手を付けたのは
『道路と鉄路』だった。
そこから動乱を挟み、思うがままの発展を遂げた日本。
それを支えたのは間違いなく交通網の発展だ。
しかし爆発的発展が止まり、さらにその後始末を自ら地獄へかじ取りした日本は急激に『移動の概念』が変わってしまった。
今回『富山の路面電車』を旅する目的はそれらの答えを見つけるヒントがある!と思ったからである。
初の富山。
通過は何度もある。高速道路で通り抜けるだけなら何度もあるが、街へ降りてしっかりと空気を吸えたことがとても嬉しい。
なにせ訪れたい県の上位だったから。
車中泊で『道の駅 ウェーブパークなめりかわ』で夜を過ごした。まあ睡眠薬を忘れてしまったので、寝てはいない。
ただ12月だ、というのにおかしいほど暖かく寝袋に入っていると汗をかいてしまうほどだった。
朝、港の周りをぐるっと散歩をする。
日本海は遠くにいても海の香りがする。しかしいざ際に来てもむせ返るような磯臭さがない気がする。太平洋だと逆だ。
ある程度近づかないと海の香りはしないが、際に来れば鼻腔を完全支配するほど濃いのが太平洋側のイメージ。
ほたるいか食べたい。
神宮社だった。
港町によくアマテラスが祀られるのはなぜか?
専門家ではないんで正確ではないけれど、海から見える太陽が豊穣をもたらすと思ったのではないかと。
海の安全なら宗像三女神、海そのものならワタツミでは?と思われそうだが、伊勢神宮とかどう思います?
あそこに鎮座する前に『元伊勢』って何か所も移動している。そしてアマテラス自身が
「ここ!」ってたどり着いた場所なのですが、
台風すごいでしょ?
これはちょっとそういう研究をした人や文献がないのでわからないのですが、『野分』を起こすのはアマテラスだと思っていたような節を感じます。
もしくは野分や風などに悩まされる海沿いはアマテラスを鎮めることで回避できると思っていたのか?
ちなみに風の神様もちゃんとおりまして『シナツヒコ』って関西の人なら 龍田神社でご存知かもですね。
あまり祀られている神社が少ないんですね。
で、伊勢神宮別宮に『風日祈宮』ってのがありまして、これが
「神風起こした!」ってことになっております。
で稲作とむすびつけられることが多いのですが、あまり台風に関しては『神風』以外でしゃしゃり出ることがありません。
不思議ですね。
で、長くなったのでまとめますが、「シナツヒコが風を起こすのをアマテラスが抑えてくれる」って考えていたのかなーって思う。
こちらの川は綺麗に整備されているんですね。暴れ川が多いイメージの日本海側ですが、治水に関しては本当にていねいだと思います。
それではあえて通勤時間帯に富山市内へ車を進めます。
初めての土地で混雑時ってのは緊張します。
車線がいつのまにか左折専用でハメられたり地元走りができないと厳しいのです。
しかし富山市、割と案内が丁寧でなんとかなる(それでも地元走りできないハンデはありますけど)
この通勤時間に市内へ入った理由はのちほど。
電車用信号に思わずパチリ。
ちなみに停車中です。というか動きません。すごい混雑。しかし徒歩の人も多い。これが見たかったのだ。
駅到着٩( ''ω'' )و
あれこれ眺めたりする時間を切り詰めて移動するのが『旅に生きる』スタイルなのでさっさと『南富山駅前』駅に向かう。駐車場から歩いてみる。
学生は減ったが呆れるほど混雑する車とこれまた地方にはあるまじき通行人の数にグッとくる。
乗り潰すにも時間がないので『富山城』へ向かう。歩いても行けるが、その距離こそ路面電車に乗る意義がある。
でもその前にまず富山駅北駅で感動のご対面を。
いい・・・。
鉄道でもなんでも『終着』とか『行き止まり』はいいものだ。それがこんな目の前にあって、しかも頭端がこんなにも身近なのは本当にすばらしい。
普通は寂しさが伴うものなのに、高校生がちょっと腰を降ろしておしゃべりしていたりするくらい気軽な行き止まりなのだ。
すんげー長くなったのでその2に続きます
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