旅に生きる番外編田村市マイナー神社シリーズその②~2019/9/11~
※皆さまからの投げ銭で旅をする記事の番外編です。今回の水害で水没した工具なんとかしようぜ!的な記事なのでちゃりんちゃりん投げていただけると非常に助かります
田村市だから『田村神社』とかあるのか!?
子供みたいな素朴な疑問(´_ゝ`)
寺社名がそのまま地名ってちょっとかっこいいと思っていた事が子供のころありました。
例えば『国分寺市』みたいな。全国的にもやはり寺は強い。
消えた自治体だと『神社町』ってのが三重県にありました(昭和163年宇治山田市→宇治山田市がめっちゃ合併して平成17年に伊勢市)
『八幡市』は石清水八幡宮そのまんまでええね(^ν^)
仁和寺の坊さんが「あー死ぬまでに石清水詣でてぇわ」って夢を叶えたのに麓のお寺と神社を本宮と勘違いして上院の社殿には行かなかった。
「はえーこれが石清水か」って。でもそれで満足してしまうくらい麓も立派だったんやねぇ。
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ってやると
香川県の『田村神社』が地図表示される(´;ω;`)
ホームページだとwikiで田村神社(郡山市)
_人人人人人_
> 郡山市 <
 ̄Y^Y^Y^Y ̄
OKOK,よーく考えよう
ちょっと調べればこんなもん・・・・俺はインターネッツに詳しいんだ!ポジティブ!あいつはポジティブ!(ネタが古い)
『田村大元神社』
これだ!
三春・・・・(^ν^)
_人人人人人_
> 三春町 <
 ̄Y^Y^Y^Y ̄
隣りじゃないか!確かに『田村』という地域の中心地は三春なんです。
城下町だったし、近代は水運と陸運、鉄路との結節点となりました。
だが待ってほしい!
田村市を誰よりも愛している男が知らないはずなかろう!
登るんや・・・・
寅ロープに掴まって登らないといけないほそ脆く滑る斜面をサンダルで登るんや!うおおおおお!富士山にアイゼンピッケルなしで登って生配信で死んだバカを笑えないくらい軽装で行ったるぜ(;´Д`)
はい着きました。
『田村太元神社』となります。
わかりました?(´_ゝ`)
三春町『田村大元神社』
田村市『田村太元神社』
字が違うんですね。
さらに場所がクソマイナーなのでネット社会の現代、スマホ片手でひょいひょい出かける皆さまでも間違いなく見つけられないくらい訳が分からん場所。
まったく情報がわからないんで説明のしようがありません。
ただ祭神が三春町の『田村大元神社』と同じだと思って間違いないと思います
田村大元神社の祭神は『大元帥明王』
大元を太元と書くもの間違いではないらしいのでたぶん合ってるはず。
あとお寺系列の神社でもあるはずです。
明王だから仏教由来、そしてすぐ側に真言宗のお寺があるのでたぶんここかな(推測です)
神仏習合って仏教が飲み込んだのではなくて神道側も歩み寄ったところが大きいわけです。
外来宗教である仏教が日本での正当性を求めて・・・・ばっかり説明されてますが、
神道は死後の世界の理論、そして『呪術』が欲しかったので結果winwinだったわけです。そうでなきゃ1000年も続かないっつー話ですね。
日本の呪術代表は『言霊』です。
しかしこれが「言葉にすることが現実になる・現実に干渉する」というガバガバすぎる設定です。
一般人からすれば
「歯が痛い時に治るおまじない」とか「結婚相手が見つかるおまじない」が欲しいわけです。
そうなると仏教の中でも『密教』、天台宗や真言宗の学問としてまとめ上げられた呪術は喉から手。
そして合体して各地の山岳信仰とごちゃまぜが『修験道』であるのでしょうか。
修験道は日本的ハイブリット宗教です。世界でも珍しい信仰です。
山への信仰ではあるけれど
『山に住んでいる民』のためではなく『山に憧れる民』のためでもなく『山に修行のためだけに入ること』を求める厳しい山岳信仰だからです。
海で生まれようが川で育だとうが摂生し山に籠り、激しい修行で心身ともに搾り上げるとかけっこうなモンだと思います。
その③に続く