2019/06/27 旅に生きる ~地形考⑤~
※皆さまからの投げ銭で旅をする企画です。今回その⑤で扱う神社の場所の記録をロストしました。調べて再編しますのでとりあえずの状態でUPいたします。
新潟県道55号線沿いを走ってしばらく裏道から49号線へアプローチをする。
越後平野は『神明宮・神明社』が多いのが地域的特徴らしい。
どうも『旅に生きる=神社』のようになってきたが(笑)地形に神社は関係がある。
その代わり『鎮守の森=安全地帯』みたいな説が震災後出たけどそれは否定したい。
また今回の新潟平野の神社の配置で『五芒星の形で~』みたいな。神社とか地形調べるとどうしても引っかかる系の話。
その配置に意図して建てたとして何もないところに設置はしないのだ。
京都でお馴染み『四神相応』だって鴨川・山陰道・巨椋池、船岡山という地形だ(地形に意味をもたせる理屈だし)
単純に『津波が来ない』という意味合いではなく『地域で中心の神社は高台に多い』ので津波への警告の意味合いだけで神社は勧請しないだろうと思う。
浪分神社(グーグル検索結果)のようにしっかりと意思表示しているはずだと思うのだ。
他の津波から逃れた神社には天満宮もあるし『スサノオ系が!』という話も大学がちゃんと調べている資料から流れた話なのだろうけど津波を逃れた139か所のうち17(1か所は浸水)がスサノオという単純な統計だ。
これを多いとか特徴的だと資料の最初だけ読んだ人間がペロっと書いたんじゃなかろうか?
八幡神、熊野系も被害を逃れている。
逆に稲荷系と天照系が多く被災しているのが今回と関わる点である。
稲荷は日本人に一番身近な神社であるので、地形に関係なく居住空間と被る。
天照系がいわゆる『寺社の配置がある形に~』に登場する、そして新潟平野に多いのは
稲作は農耕神である稲荷、そして日照が増えてくれないと困る。
米作りに適した『平野』に意味を持たせるから配置に意味がある必要がある。
だから天照系は低い場所にある。
ちなみに海のそばにもある。
新潟平野、そして津波災害に天照系が多く登場する····という若干遠回りの話だ。
日照時間が長いとただでさえ暑い新潟県、厳しい夏になりそうだが、
『日照りに不作なし』という諺があって太陽が照れば冬に積もった雪が溶けて水が出る。
干ばつのイメージが強くなるがそれは西日本であって、日本列島で東、東北や日本海側にとっては冬は寒く夏は暑くなることこそが稲作の鍵。
遠回りでも「(´ε`;)ウーン…」と悩むことが大切である。
例えば極端な発想をしたとする。それを実行したらどうなるか?また点と点を結ぶ線が歪な理論のまま強引に突っ走ってないか?は常に振り返るべきだ。
そうすると『原風景』は大事なのだ。
口うるさい昨今だが、批判を恐れずに書けば
ヤンキーの子供がなぜか高確率でヤンキーになってしまったり、
「〇〇の職業の人は怖い」を証明してしまう人間が多かったり。
この文章に
「なんだこのやろー!」
と突っかかるとまさにお里が知れる。
「自分は違います」「そうじゃない人もいます」と否定する人が
「あああ?」とすごんだらおかしいのだ。
わたしがすごんで差別的に、差別目的としか取れない前後の脈絡もない描写をしていれば別だが。
地形やインフラ整備に関してもただ形とそれに対して人間が動いた記録を見ればいいのである。
おかしなオカルトも『当時の人にとっては最先端の科学』だっただけである。
歪曲しても川が流れ空が青いのは変わらない。
スレイヤーって暴力の化身、まさにメタルを毛嫌いする人が名指しで批判するバンドの代表格だがボーカルのアラヤはどちゃくそ敬虔なクリスチャンである。チリ出身なのでアメリカともヨーロッパとも違う。
『神は我々全てを憎んでる』
この歌詞は人間の傲慢さをすっきりと現わす。
「なんで氾濫が起きるのか」
そういう地形だから。
それを改善してもダメなのは間違っているから。
最近、ダムの撤去などが進んでいる。
「鮎の遡上はじめ環境を守る」ためであってそれは正しい。
だが引き換えに氾濫を起こさない洪水対策や万が一の避難指示が成り立たねばならない。
原子力がダメと言っても
『化石燃料に偏っている』という視点と『事故時のリカバリー』から語られるべきであって
「だから風力!」「だから太陽光!」というわかりやすい手のひらくるくるはインフラの基礎がわかっていない。
どこかの貧困国のように
「たまに停電します」「水道がたまに泥水になるんです」「排水がうまくいってないので臭いがひどいです」
とはいかないのだ。
そもそもみなさんがこの文章を見ている『道具』が電気頼みだ。
安定していない家には住めないし、安定していない地面に家は建てられない。
インフラだけはイデオロギーに左右されてはいけない。
生命を売り渡すのと同じ。
米農家が土地にしがみつくのも生きるため。
日本人は?
日本列島にしがみつくのだ。