コードギアス 復活のルルーシュ 感想 神アニメを駄作に足らしめた蛇足
コードギアスは、私の好きなアニメの上位5位以内には入ってくる名作(でした)。
なんてことしてくれてんだ劇場版…。
「蛇足」としか言えない。
なんだ?キャラクター総出演のサービスOVAですか?なら番外編でやってよね!
マジでアニメ版を貶してんの?っていうくらいのクソ加減で腹立たしさすら覚えた。
お願いだからコードギアスを語るときはアニメ版と注釈しようね、みんな、これから!
ルルーシュの爽快策略頭脳ゲームを劇場版でやりたいのなら、番外編や、アナザーストーリーとしてやればよかったんじゃないの?
続編としてやる必要あったかな?
私は作品の評価は「終わらせ方」にあると思う。平成の最高傑作であるアニメ版コードギアスの「終わらせ方」を汚した劇場版を私は許すことはないでしょう。
なぜか?
ルルーシュは全世界の敵のシンボルとなり、死をもって平和たらしめた。
これはすごい命題である。
正義を作った人間だからです。
ルルーシュは一人で正義の解釈を世界に突きつけて、一人で世界を平和にしたんです。
死を以って。
しかし死とはそのくらいでないと等価ではないですよね。
アニメ版はこの、平和とは正義とは何かという命題を突きつけて終わるというめちゃくちゃクールな作品。
つまり、劇場版で足された、ルルーシュが実は生きている(復活する)となると、この命題がめちゃくちゃになる。
「ルルーシュは死を望んでいた。私が勝手にやったこと」とCCは言いますが、そりゃそうかもしれんけど、シナリオとして最悪だよ。
ざっくりいうと劇場版は、「ルルーシュによってもたらされた平和な瞬間は結局一瞬で、再び世界は戦火に包まれる、だからルルーシュが復活する」という流れです。
この、「平和は一瞬」まではよい。
なぜかというと、ルルーシュの皮肉に対する答えだからだ。
「結局人間は愚かで平和なんか望んでいないから、正義を突き詰めたって無駄」というね。そして人間とはそれすらわからない馬鹿ばっかり。
ルルーシュはわかってて犠牲になって世界を平和にしたんだけどね。
世の中が阿呆だらけだからってまたルルーシュが復活してたら無限地獄し、意味わかんないだろ。メッセージ一貫性ないじゃん。
だってコードギアスが言いたかったのは
平和や正義にはすごい犠牲が必要なのに、永続は無理
だったんだからね。
ちゃんと調べてないけど監督でも変わったのかな。
馬鹿なルルーシュは見たくないよ。
ま、ナナリー助けるだけって言ってたから、ルルーシュの言っていることはかろうじて一貫性があるとも言えるけどね。CCを救えていないしね。
そうそう。
コードギアスといえば。
「撃っていいのは撃たれる覚悟のあるやつだけだ。」
これが真理。
このセリフ書いた人天才だよね。
ぜひアニメをみなさん見てください。