見出し画像

昆虫の超プレミアムカプセルトイから、シジミ見分け問題に終止符などなど

虫のいいラジオ vol.05

虫のいいラジオは、
昆虫大好き、ポッドキャスト大好きな、
子持ちデザイナー、大阪の小坂が好きなことを
話し倒していくポッドキャストです。
今回は昆虫ニュースです。
noteでも読めます。出典元のページリンクも貼っておきます。
リンクはエピソード詳細欄に貼り付けておきまーす。

Googleアラートなどで集めてきたニュースを中心にお話していきます。
Gmail使い始めた20年ぐらい前から使ってるGoogleアラートです。
キーワードを設定してやると、そのキーワードが入ったニュース記事を
メールで届けてくれます。

【超プレミアムカプセルトイ】

ガシャポンのオフィシャルウェブサイトからです。
https://gashapon.jp/products/detail.php?jan_code=4582769720055000
いきもの大図鑑アドバンスシリーズ
水生昆虫タガメ
です。あのタガメです。
あのタガメがカプセルトイになりました。
11月の2週目から販売開始。
一回1500円
って、たっか!
500円を3枚入れるんですよ。千円札入らへんし。
前にこのシリーズのテントウムシ2をやってみました。
この時は一回1000円でした。
確か500円二枚いれたと思う。
ハイイロテントウでした。
リアルで色んなところが可動して、
色んなポーズをとらせることができます。
再現性バッチリです。っていっても、
ハイイロテントウの実物見たことないですけどね。
そんなクオリティの高いカプセルトイのタガメ版です。
今までタガメも本物に会ったことがないです。
おもちゃでもいいから触れてみたいと思ったのですが、
東京近郊でしか売ってないんですね。
大阪から買いに行くと、
一回4万ぐらいの超プレミアムカプセルトイになってまいます。

【ヒナカマキリを捕まえろ!】

BRAVO MOUTAINというメディアの
日本最小のカマキリ「ヒナカマキリ」 顔はキュートだけど威風堂々!
 “秘密兵器”を持ち込むも、出会いは意外な場所だった【三浦半島】2024年

という記事カマです。
https://bravo-m.futabanet.jp/articles/-/125698
今年はオオカマキリとチョウセンカマキリ、ハラビロカマキリ
コカマキリ、ヒメカマキリには会えカマした。
ヒメカマキリはお初でした。
カマ沿いの林道のガードレールで出会いカマした。
ハリガネムシに操られて、カマに飛び込もうとしていたんですね〜
こわいですね。そのおカマげで出会えたんですけどね。

そんなヒメカマキリよりももう一回り小さいのが、
ヒナカマキリ。
この記事は、
どうすればそのヒナカマキリに会えるカマというもの。
あったカマいところの照葉樹の林床が住処で、その落ち葉のあたりを
探すと出会えるみたいなんですが、ちっさいし
珍しいんで、なかなカマ出会えないようです。
生態をある程度知っていても出会えないンですね。
カマと思えば、思ってもみないところで出会ったりするんで、
どんな時でも集中しとカマなあカマんな〜と
改めて思わされる記事でした。

【シンジュキノカワガにビビった!】

yahooニュースの
「これほど広範囲で見つかるとは」 中国原産の「ガ」の幼虫大発生 越冬困難なはずが…河川敷の木に繭がいくつも 温暖化の影響か
という記事からですが、元は信濃毎日新聞デジタルからです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a83d99d669f1ede1dd759212ef04e7f08f422619?page=1
https://www.shinmai.co.jp/
長野県でシンジュキノカワガの幼虫が
大発生してるんですって。
これまで、成虫は大陸から風に乗って
日本でもたまに見ることができたんです。
いわゆる遇産蛾ね。
遇産蛾とは本来生息していない地域に
風や様々な影響で
迷い込んでしまった蛾のこと。
ところが気候変動のせいで、日本各地で幼虫が
確認されるようになっているんですって。
偶産蛾じゃなくなってるやん。
その他にも長野県では外来種の初確認や
生息域拡大が確認されているみたいですね。
プラタナスグンバイ、この子、ちっちゃちっちゃいです。
マツヘリカメムシ、絶対くっさい!
ウラギンシジミ、まだ見たことない
アカボシゴマダラ、めっちゃきれいな蝶。
などなど。
在来種への影響が心配されますね。
なーーんて在来種のことを考えていると、
シンジュキノカワガ発見しました。
ポッドキャスト聴きながら階段を降りてると
ペタッとひっついてました。
天狗のように口吻なんかな、なっかツーンと尖ってて
首周りにファーみたいなモフモフがあります。
前翅もこげ茶と白とすす色の3色配色で正直、かわいいです。
触ってみるとびっくりして飛んじゃいました。
飛ぶとね後翅と身体が見えたんですけど、鮮やかなオレンジなんです。
驚かせたこっちも驚いたわ。
さらにBiomeでも投稿数が増えて、クエストにもなっています。

【ものすごいエミール・ガレさん】

NHKの徳島Newswebの
ガラス工芸巨匠 エミール・ガレの作品を集めた特別展 徳島市
という記事からです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20241029/8020021631.html
12月15日まで徳島県立近代美術館で!開催。
ミドリグンバイウンカの回でも出てきた
エミールガレさんです。
ガレさんが亡くなって120年に合わせて開催されるもので、121点が展示されるようです。
120点じゃないんですね。
エミール・ガレさん、すごい人ですね。
ちょっと調べてみました。
アール・ヌーヴォーを代表する方だそうで、
ガラス工芸がすごくて、陶芸もできて、家具もつくれて、
工場経営もできるハイパーマンだったようですね。
GOOGLEでエミール・ガレ 昆虫で検索すると
結構でてきますね。
トンボとかセミとかカマキリとか。
思ってるより、かわいい感じの昆虫たちがいっぱいです。

【シジミチョウどれがどれ問題に終止符】

yahooニュースの
東京都心にクマソ襲来=熱帯の蝶が決死の北上
という記事からです。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/c165c6d91274ce1650ad088c418f197267634a81
熱帯育ちのクロマダラソテツシジミの成虫が東京都心でも
よく目撃されるようになってきたそうです。
クマソっていうのは日本の神話にでてくる、
九州南部の強かった人々のことらしいです。
そんなクマソ的なクロマダラソテツシジミが北上してきたんですね。
見た目は可愛んで、そんなに恐ろしくないですけどね。
クロマダラソテツシジミの写真を見て、思ったのが、
ツバメシジミと似てるってこと。
ヤマトシジミとも合わせて比較してみましょう。
クロマダラとツバメは尾状突起があります。
ヤマトにはないです。
クロマダラとツバメの大きな違いは
裏翅の黒の斑紋の濃さでしょうか。
クロマダラの方が薄くて
ツバメの方が濃いです。
クロマダラのほうが濃いんちゃうんと思いません?
ややこしいやん。でも薄いほうがクロマダラです。
あと後翅のオレンジの斑紋にも違いがあり、
クロマダラの方がオレンジの斑紋の面積が小さいです。
まぁ個体差はあるとは思いますが、見分けれると思います。
これで長年のシジミどれがどれ問題に終止符が打たれましたね。
ウラナミシジミとウラギンシジミなどは、また今度比べましょう。
ツバメやヤマトはそこらじゅうでふわふわ飛んでます。
そんなに中に尾状突起があって、黒い斑紋が薄くて、
オレンジの斑紋の面積が小さいものがソテツの近くにいれば
クロマダラソテツシジミの可能性があります!
noteで3頭の違いのスケッチも乗せてるんで、
よかったら覗いてみてください。

ウラナミシジミとかウラギンシジミとかまだまだいっぱいいるのですが・・・
ツバメシジミの動画も以下から


【捕食者から逃げるために大進化 古代のセミたち】

新華社通信日本語版の
セミの祖先は1・5億年前に飛行能力が向上 中国研究者が発見
という記事からです。
https://jp.news.cn/20241031/93d73b2bbd3142ef92241c4bafafa224/c.html
https://www.science.org/doi/10.1126/sciadv.adr2201
古代のセミ「Palaeontinidae」は約2億6千万年から1億年前に繁栄した樹上性の昆虫で大量の化石が残っているので研究対象としてよろしいんですって。
現在のセミとは近縁だそうです。
その古代のセミが、鳥類など鳥ね、の台頭にともない、
生き抜くために進化したという論文です。
確かに進化したあとの方が今のセミの形状に似ています。
サイエンス・アドバンスの方は翅の変化などのグラフも
見ることができてさらに面白いです。
英語読めないんで、
Deeplにお世話になりましたけど
細かいとこはわかりません!!

【九州大学サイコー】

PRtimesの株式会社JDSCのプレスリリースから、
九州大学の研究プロジェクト「昆虫科学共創拠点」が
科学技術振興機構(JST)の競争の場形成支援プログラムに採択

という記事です。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000110.000040467.html
プロジェクト概要に
昆虫科学を利用して、生物多様性や地球環境を損なわないウェルビーイングを進めるための昆虫新産業の創生を目指すとあり、
どんな新事業ができるか、ワクワクすっぞです。
九州大学は伊都キャンパス移転時にも
生物多様性保存ゾーン、
ちゃう、生物多様性保全ゾーン
を設ける取組など、
昆虫親和性の高い大学な気がしてます。
行きたいな、九州大学。でも、学力伴わへんか。

【めっちゃキレイやけど、害虫なん!? シタベニハゴロモ!】

日経サイエンス2024年12月号の
シタベニハゴロモの駆除にヒント
という記事から。
https://www.nikkei-science.com/?p=74172
今年の夏に福井に行ったときに初めてみた
シタベニハゴロモ。
最初はその翅の模様の異様さに見とれていたんです。
でもね、至る所に居りよって、なおかつ数の多いこと多いこと。
こんだけおったらちょっと気持ち悪いです。
調べてみると外来種アンード害虫とのこと。
で今回の記事です。
アメリカではぶどうなどに大打撃を与えるなど
深刻な問題になっているんで、
駆除方法を模索しているみたいです。
そんな中、
シタベニハゴロモが送電線付近に集まるという噂が流れ、
実験してみることに。
スピーカーから60Hzの振動を出してみると、
それを検知したシタベニハゴロモが移動することが
わかったそうです。
振動を使って彼らの行動をコントロールして
駆除することができるようになるかもです!

福井で撮影した画像と映像、
誇張し過ぎたシタベニハゴロモのイラストも
noteにあげておくので、ぜひご覧ください!

動画もあります。下の赤いのはシタベニハゴロモの幼虫。
https://www.instagram.com/ansects_kosaka/

今回はこれぐらいにしといたります。
多かったかな。逆に少ないかな。
にしても、気候変動のせいで
外来種が入ってきたり、
生息域の変化が確認されたってニュースが多いですね。
30年前では見ることができなかった
鮮やかで面白い昆虫たちを見ることができるようになってきました。
これは正直嬉しいです、嬉しい反面、
そんな外来種に影響を受けている在来種の声にも
もっと耳を傾けなアカンなーと思いまくりました。

以上、昆虫大好き、ポッドキャスト大好き、子持ちデザイナー、大阪の小坂がお届けした、虫のいいラジオでしたー

ヨコバイバイー

いいなと思ったら応援しよう!