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挑戦! 天の川とサソリ座界隈

撮影結果3枚、動画2本、ロケ地MAP1枚
全体の2/3が無料です


2025.1.28 
春の天の川到来!
春の天の川は、東の空の水平線に横たわるように昇ります。
そしてカラフルなサソリ座・・・
その姿は優雅 且つ 雄大で、銀河の広さを感じさせるものです。


ちょっとその前に

昨年末に突然発症した良性発作性頭位めまい症はその後再発する事も無く、
体調も良好!

めまいの原因だった耳石は元の位置に戻ったようです。

めまいを感じたら、まず耳鼻科を受診しましょう。


体調と相談しながら、今回は近場をロケ地に選びました。


出発時刻はAM 1:30


早めに床につくものの、いつものごとくほぼ眠れません・・・

遠足の前夜は眠れない


1月下旬から4月頃まではこんな感じの撮影スケジュールになります



今回の撮影テーマは、
岩手県三陸海岸の海原を望む小さな展望台から、
沖合に浮かぶ島の背後の水平線に昇る
天の川とサソリ座を撮影すること。
特に、サソリ座界隈の彩り豊かな星雲を表現したい!

ロケ地マップは最後に載せています




星図

狙う星図は以下の1️⃣2️⃣3️⃣の3カット
緑線がフレーミング枠です

1️⃣20mm広角レンズで水平線に横たわる天の川を撮影したい!

Vixen Nebula Book


2️⃣105mm望遠レンズでサソリ座中心を狙いたい!
  前景として水平線に浮かぶ島陰を入れてフレーミングします!

Vixen Nebula Book


3️⃣50mmレンズでへびつかい座の巨大な散光星雲からサソリ座頭部にかけて撮影したい!

Vixen Nebula Book

この構図は一年前からイメージしていたのですが、
ようやく挑戦できるタイミングに恵まれました。



今年の冬は寒波の影響で北海道道央や日本海側は大雪に見舞われているようですが、三陸海岸は今のところ雪が降らず、雪かきをすることもありませんでした。そのため、今回は問題なく現地に到着することができました。


3枚の挑戦結果


1️⃣水平線に横たわる春の天の川
毎年この姿を撮影するのが楽しみです!

20mmとやや画角が狭いので、フレームの左手に位置する はくちょう座までは入りません。


SONY A7S3 SIGMA 20mmF1.4
iso6400 8S を50枚スタック
地上も同じフレームをスタック



このカットは、3枚中一番最後に撮影したもので、
日の出、約2時間前AM4:50頃のものです。

天の川(星)は高度が高くなるほど大気の影響を受けにくくなり
色濃く見えてくるのですが、
同時に、
日の出が迫ってくるためクライマックスの時間は限られてきます!

そんな肝心な時に、アクシデントに遭遇!

クライマックスだぜー!

と、
寒さも忘れカメラのモニターを見ながら一人ニヤニヤしていると
右手から迫る◯◯◯

この時のせつない気持ちを動画にしてみた!


もっと露光したかったのに、

その後もこの漁火に照らされ続け、撃沈…

到着から3時間後に訪れたクライマックスが台無しにされ、
なんともせつない気持ちで終了


2️⃣一年前から狙っていた!憧れのサソリ座界隈

「サソリの心臓」という異名を持つ赤色超巨星アンタレスとその周りの星々は、赤青黄(🔴🔵🟡)色のカラフルな星雲と黒い(⚫️)暗黒星雲をまとっている憧れの領域です!

この狭いエリアを105mmレンズで初めて挑戦しました。
星のある風景を望遠レンズで狙うのは人生初です!!

 
 


赤道儀という星の自転運動に合わせて回転する架台にカメラを乗せて
星の淡い光をセンサーに当てながらの撮影

今回は、30分当てました(総露光時間 60秒×30枚撮影)



カラフルタウン
Canon EOS6D2 改造機
SIGMA 105mm F1.4
F2.2 ISO3200 
空 60秒を30枚スタック
風景 60秒を5枚スタック

じっくりとセンサーに光を集めたおかげで、🔴🔵🟡のカラフルなエリアを炙り出すことが出来ました。


肉眼でも、このような姿を拝むことができたなら…と思いますが、
このように時間を掛けて撮影した後に、
更に画像を強調処理しなければ見ることはできません。



3️⃣へびつかい座の巨大な散光星雲からサソリ座のカラフル領域です

巨大な散光星雲が魅力的な星域

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