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サンチャゴへの道 巡礼19日目 【2023年夏】
すこんにちは、ArcangeLogの「サンチャゴへの道」へようこそ。今日はレオンを目指します。
本日の行程 プエンテ・ビジャレンテ → レオン
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今日の天気(予報) レオン 晴れ
最低気温9℃ /最高気温31℃
2日前に、ホテルのシングルルームを予約した。昨日は、レオンから15キロ弱のプエンテ・ビジャレンテで宿泊し、レオンには朝早く到着出来るように準備。朝のうちにホテルに荷物預けて、身軽に観光しようとの考えだ。アルベルゲでは難しい。
5時過ぎに起床、6時にアルベルゲを出て行こうとしたら、ドアが開かない。かんぬきは開いているのに、電子錠がかかっている模様。どうしたものかと思案していると、ドアの右側の壁に「Salida」の文字がある。暗がりの中ぼんやりとボタンらしき物が見えたので押して見る。音がして解錠、無事脱出。
こういうシステムは日本と違うので戸惑う。 アルベルゲや安価なホテルはスタッフが常駐していない。 そのため、出入りの管理はさまざまだ。今までのアルベルゲでは普通は鍵を開けて出ていくだけだが、電子錠は初めてだった。
夜明け前の国道沿いを歩き始めて45分、またしでかした。大きなロータリーに近づいたので、GPSで
確認すると、随分前にあった分岐を見逃している。 戻るのも時間がもったいないので、この先の国道と巡礼路が交差する点まで行くことにする。 だがついてみると 巡礼路は国道の下のトンネルを通っている。つまり国道から巡礼路を見下ろしている格好だ。飛び降りるわけにもいかず、近くの 草むらの急な坂を慎重に歩いて下りる。国道沿いには金網が張り巡らされているので、それを何とか乗り越え無事巡礼路に復帰する。この間、あちこちを見て回り30分ほど時間のロスをした。
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すっかり明るくなった。アルカウエハ、バルデラフエンテの小さな町を通り過ぎ、8時半頃になって、レオンの町が見えてきた。久しぶりの大きな町。城壁の跡を過ぎ、旧市街のカテドラル近くにあるホテルに9時過ぎに到着。事前のホテルとのやり取りでは9時以降なら荷物を預かれるとのことで、いいタイミングだった。入り口のドアに手をかけるが閉まっている。簡単には行かない。呼び鈴を押すが出てこない。仕方なく WhatsAppでショートメールを送り 到着した旨を伝える。ほどなくしてドアが開きリネンルームに案内され荷物を預けることができた。日韓以外ではLINEよりWhatsAppだと聞き、スマホに入れていたのだ助かった。
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身軽になって街を歩く。日曜日のため午巡礼の像後は閉まってしまう施設も多く、見学は数カ所に絞る。まずはバールで朝ごはんを食べてカテドラルに向かう。 ステンドグラスがとても綺麗で見ていて飽きない。 回廊も素敵だ。続いてガウディ設計のカサ・ボティネス、中は博物館なっており、ガウディとその建築について理解を深められる。サン・イシドロ教会にも足を向ける。ちょうどミサが始まるところだったので参加した。素朴な味わいが飽きのこないロマネスク様式だ。お昼を過ぎ、すぐ近くのバールでランチ。プルポと呼ばれるタコと白ワインを頼んだ。結構な量で、少し残してしまった。
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今日も巡礼路はずっと一人だったけれど、観光をしていると、知った顔に出会う。よく一緒になるショ−トカットの女性に声をかけられる。イタリアの女性二人組がカフェにいるのを発見して挨拶をか
わす。(「チャオ、ベッラ」と言うと笑ってた)昨日一緒に食事をしたドイツ人女性に肩をたたかれる。何だか出会うと自然に笑顔になっている自分に気づく。
久々に観光で歩きまわった。ホテルに戻り シャワー浴び 休憩する。午前中の3か所は互いに近く、ホテルの直ぐ側で便利だった。もう一箇所、サン・マルタン修道院は少し離れた所にある。今はパラド−ルとして利用されている。十分に休憩を取って見学に出かける。その造形の見事さには啞然とさせられる。中は宿泊しないと見ることができない。裏にカフェがあり、トイレだけ借りたが流石にパラド−ルだった。一旦ホテルに戻り再度休憩する。
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8時を過ぎて夕食に出かける。お昼が多かったので軽く食べて済ませようと思いバールに入る。
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1軒目で生ビールを頼み、隣の人が食べている小皿と同じものが欲しいと頼む。怪訝な顔をされてたが、結局は同じものがでてきた。支払いをすると、ビール代だけの請求。どうもこの地方ではビールにアテが無料でついてくるようだ。2件目も生ビールにアテがついてくる。ということで、2軒のアテだけで夕食は済んだ。お昼のプルポは20ユーロと値が張ったが、夕食は5ユーロほどだ。
今日は門限がないので、ライトアップされた建物を楽しんでホテルに戻った。
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本日歩いた距離 14.4キロ
本日までの距離 460.5キロ(のべ19日間)
サンチャゴまで 305.7キロ
本日の活動記録はこちら(YAMAP)