見たいんじゃない、見せつけてやって欲しいんだ
デジタルっぽい話をします。
以前、【デジタル人財はそこにいる】、と題した投稿をアップした。
そこでも取り上げたのだが、
以前愛知県から依頼を受けて、
県が主催するデジタル活用セミナーにて
デジタル導入について講演を行った。
当社は、
21年11月から自社で開発したデバイスを機械に取り付け、
生産の見える化を順次行っている。
当社のような中小企業でも、
やってみると意外と出来るもんである。
で、セミナーの中で
デジタルの導入に踏み切った経緯や、
どうやって進めたか、
今どうやっているかを40分ほどお話しさせて頂いた。
また、こういった生産数見える化システムを
中小企業が自社開発したということで、
興味をお持ちの方が見学に来られる事が増えた。
セミナーでも、見学でも、必ず出た質問が、
『「監視されるのが嫌だ」
と言う現場からの声に、どう対応してますか』
・
その答えが、記事のタイトルである、
・
「見たいんじゃない。見せつけてやって欲しい」
当社の生産数を見える化するデバイス、
一番最初に取り付けたのはKさんのライン
一時間に90個程作ってほしいラインだ。
始めのころは、80から90個くらいが精々だった。
周りの同僚たちは、
「自分の方がもっと作れますよ」
それが今では、
「もう自分ではKに敵わないです」
「あんなにこなすなんてやばいっすよ」
になった。
先日、現場歩いていると、後ろから
「しゃちょおおおおおお!!!!」
とKさんに呼び止められた。
↑の画像の赤い線、これは、時間当たりの目安である。
Kさんのラインでは、これが90個に設定してあるのだが、
「私100行けるんで、設定を100にして下さい!」
そう、言ってくれた。
どんな役職だろうと、
どんな立場だろうと、
どんな仕事だろうと、
今いるこの場所や役割、
そこにひたむきな人は、尊い。
それが一目でわかるのが、とても嬉しい。
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