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ファンファーレを聴くだけで気分が高揚した安田記念の観戦記録


6/2(日)に安田記念を観戦しに行ったのでその感想と記録を書こうと思います
ちなみに冒頭画像をどんな画像にしようか迷いましたが,このTwitterの内容を見てゴミの画像風にしようと考えました.

池添謙一 kenichi ikezoe on X: "3日間お疲れ様でした。 皆さんに1つお願いがあります。前から気になってはいたけど最近よく目にします。 競馬場はゴミを捨てる場所じゃありません。 自分のゴミはゴミ箱へ。当たり前のことです。普通のことです。 来た時よりも美しく。 よろしくお願いしますm(_ _)m https://t.co/goWB1bVDxx" / X





1.競馬場近くの駐車場が中々見つからない!


東京競馬場近くの駐車場に車を駐車して競馬場に行こうとしたのですが,中々「空」になっている駐車場が見つからずに苦労しました.30分ぐらい府中市を車でウロウロしたのですが,下記写真の駐車場に車を停めることができました.東京競馬場は重賞レースが数多く開催されるので,定期的に東京競馬場に車で競馬観戦しに行くなら,いくつか駐車場の候補を事前に見つけておくのが良いと反省しました.


赤い印の駐車場から徒歩で移動しました


一方で,車で府中市を走り回っていくつか利用しやすそうな駐車所を見つけましたので下記に記録写真を残しておきます.下記写真は今回の安田記念観戦時に調べた各駐車場の混雑度を示します.下記写真の見方としては,青枠の地域の駐車場一帯が「満」になっており,黄枠の地域の駐車場は「空」になっているところもチラホラあったということです.





2.競馬場入場~競馬博物館まで


東京競馬場に入場後,下記写真のようなダート三冠の看板を目にしました.



ダート三冠の看板を見て思ったのは,日本の競馬ファンの関心がダートレースより芝レースに寄ってしまうのはどうしてなのかなと思いました.

実際に東京競馬場の競馬博物館やターフィーショップで掲示されているのは芝の競走馬ばかりですし,JRAが毎年年末に発刊する競馬カレンダーにはダート出身の馬があまりいなかったりします.

他にはTVの特集でよくやっているような「競馬ファンが選ぶベストレース!」といった類の番組ではダートレースが少なかったりしますし,日本で最高レベルの競馬を観戦するなら芝レースこそ至高と言う側面があるような気がします.

一方で中央競馬の芝レースで活躍する名馬に負けず劣らずの競争実績を叩き出しているダート馬も多くいるのも事実ですので,そういったダート路線の名馬は大々的に注目されるに値するものだと思います.実際にスマートファルコンやコパノリッキーやワンダーアキュートといった名馬達のレース動画はYouTubeで数万再生もされていますし,それだけの値があるということはダートレースにはダートレース特有の面白さがあるのかもしれません.

なので芝・ダート関係なく競馬というものには,何か競馬ファンを引き付ける特有の面白さがあると思います.なので今後は芝・ダートそれぞれの競馬の面白さを追求していこうと思いました.

それと競馬博物館に向かう途中でウオッカ像に人参や果実のお供え物がされているのも見ました.



お供え物の中には人参や果物など競走馬が食しそうな食べ物がありましたので,そこはやはり競馬ならではのお供え物だと思いました.お供え物として人参やリンゴがあるというのは中々見かけない光景なので,世の中にはユニークな供え物をする人もいるんだなぁと思いました.

そこで全国のユニークな供え物ってどんなのがあるのだろうと気になったので帰宅後 「お供え物 ユニーク」とネット検索して調査してみました.すると下記写真のような供え物が見つかりました.

写真引用元は下記URLより

【画像】お盆のお供え物「精霊馬」ユニークな作品がTwitterに続々と登場 2/3 - ライブドアニュース (livedoor.com)


ウオッカ像の前を通り過ぎた後は,競馬博物館にも行きました.競馬博物館の展示に関して4月には白毛の競走馬の特別展示会があったのですが,6月にはJRA 70周年を記念した歴代の名馬達の特別展示会が開催されていました.



東京競馬場内の競馬博物館は月ごとに展示される情報が変わるので,定期的に訪れてみると,競馬に対する好奇心が刺激されるような展示品が見られて面白いと思います.

「あの馬のあのレースは胸が熱くなったよな」「あの馬を管理された牧場スタッフの方々の考えってこんな感じなんだ」とか様々な思いに耽りながら,競馬への思い出や記憶を振り返ることができて楽しくなれると思います.

ちなみに大学生のインターンを意識してか,競馬博物館の中には,競馬業界の多様な働き方を紹介する情報掲示スペースもありました.大学卒業後,競馬産業に関わりたいと思う学生はこの博物館に行ってみると良いんじゃないかなと思います.



3.ファンファーレを聞いて,スタンド席に駆け出しました


博物館を出た後,安田記念のファンファーレが聞こえてきたので,競馬場近くの遊具が置いてある芝の丘まで急いで走っていきました.

第4コーナー近くにはアンパンマンの遊具が置いてある丘があります.


東京競馬場のスタンド席はG1の11Rをやる時にいつも混雑していますので中々前の位置で観戦することができません.そこで上記の写真のようなところにいれば,目の前に競走馬が迫ってくる臨場感が味えるだろうと思って上記写真の場所で観戦するのも良いなと思いました.

そうはいってもファンファーレが流れてきて観客席から「ハイハイ!」という声が聞こえてきたら「やっぱりガヤガヤ混雑しているところで競馬観戦したい!」という気になりました.

気が付いたらゴール板周辺の観客席のところまで行こうと,体が動き出していました.「皆と同じ空気を味いながら,観客席からの怒号や熱気を背に,ゴール板に競走馬が突っ込んでくるのを見るのが楽しいんだよな!」ということを思い出したから,体が勝手に動いたんだろうなと思います.

そして競馬観戦において第4コーナーを回って最後の直線を駆ける競走馬を生で見るのは迫力があって楽しいと思います.現にスタンド席の人たちは皆ゴール寸前の競走馬達に夢中になって楽しんでいます.

しかし今回は競走馬がゴールする瞬間の観客席がどんな雰囲気であるのか気になったので,スタンド席全体に目を向けてみることにしました.すると,どの人も似たような動きをされていて面白いなと思いました.ゴール直前には皆,前のめりの姿勢になっている一方で順位が決まった途端,体をのけ反って興奮したり悶絶している人が沢山いました.

その後はターフィーショップに寄って帰宅しようと思って競馬場内を歩き回ったのですが,歩きながら「やっぱ競馬観戦って面白いよな」という思考が頭の中でグルグル回っていました.

どうして競馬観戦が面白いのか?という問いの答を考えてみましたが,その答えは,性格や出身や思考が異なる多様な人たちが集って一つの物事に熱中するような魅力が競馬にあるからじゃないかなと思いました.

普段はそれぞれ異なる地域で学校や会社に通っていて,絶対お互いに出会うこともないだろうなと思う人々がいる一方,そんな人たちが競馬観戦をしに競馬場まで来たら,同じ方向を向いて皆で楽しむことができるっていう空気感って最高だよなと思いました.だから競馬ってみんなが夢中になれるエンターテイメントなんじゃないかなと思いました.


競馬はなぜ面白いのか? (毎日日記を書く ~86日目~)|DCX (note.com)

※ どうして競馬は面白いのか?という事を考え出したくなって,ネット検索して他の人の考察記事を調べてみようとしました.



4,牧場の就職口を紹介するスペースがありました


安田記念終了後に競馬場建物内を出歩いたのですが,下記写真のような場所を見つけました.遠くから写真を撮った為,具体的にどのようなスペースなのか分かりませんが,おそらく牧場就職を検討している人たちに向けた就職説明会のスペースだと思います.


6月と言えば大学生の夏のインターンシップの応募時期であるのでそれを意識したのか,牧場スタッフとして働くことについて情報収集ができるスペースが設置されたのではないかなと思います.

牧場での働き方というのはあまり興味がなかったのですが,競馬を支える牧場スタッフの在り方というのには興味があったので,資料だけでも頂いて帰ろうかと思いました.

しかし急いで帰宅しないといけない用事があった為,資料を頂くことはできませんでした.ただ後日に説明会が開かれている日を狙って,説明資料を頂きに行こうかなと思います.

帰宅する途中で,昨今の競馬に対する人気度を考えると,競馬業界に就職してくる若者って今後は増えるのではないかなと思いました.

というのも昨今の競馬業界は何かと盛り上がっている状況です.要因としてはいくつかあると思いますが,例えばイクイノックスという史上最強場候補の競走馬の活躍,ウマ娘の影響により10~20代のファン層の獲得,スマホでの馬券購入によりコロナ渦でも一定の黒字売上だった経営状況だったJRAにお金がたんまりあるなど,様々あると思います.

なので競馬産業が盛り上がっている内に競馬業界に携わる人たちが増えるのはいいことだと思うのですが,一方で物事の良い面だけを判断してはいけないよなとも思いました.

競馬産業に限らずどの業界にも景気の波というものはあります.例えば生成AIは2010年後半になって人気が出たせいか,昨今はSIerやSESといったIT業界に就職する若者が増えましたが,IT技術が開発された20世紀後半の頃はあまりITに対して世間一般的な関心の目はありませんでした.

他には医薬分業制度の中で薬剤師不足が心配され,今後は薬剤師の時代と尊ばれ薬剤師になる道が人気だった時代があります.当初は製薬業界への投資額や薬学部の設立資金額が充分に用意できるほど薬剤師業界でお金が沢山あったと思いますが,昨今は私立薬学部の乱立により,薬剤師の平均年収の低下が問題になったり,薬学部での留年問題が露呈するという問題が浮上するようになり,薬剤師の雇用状況に不満を持つ方々が現れるようになりました.

なので競馬業界が盛り上がっている内は良いものの,競馬業界が何らかの理由により不況を迎えるようになったとしても競馬産業に携わりたいと思うのか?ということを突き詰めてみないと,競馬産業にキャリアを預ける時に不安に苛まれることがあるのではないかなと思いました.


5,競馬場内の展示パネルを読むのは面白いと思います.


東京競馬場の建物には施設のあちこちに競馬に関する展示品や掲示があります.

東京競馬場の廊下には競馬に関する?雑貨品や置物が沢山飾ってあります

こんな展示パネルもありました.


競馬文化の発展や歴史に関して学ぶなら馬事公苑やGate Jに足を運ぶのが良いと思いますが,それでもそれらの施設で触れることができる資料というのは限られていますので,競馬場で競馬に関する展示物や記事を眺めるというのも面白いよなと感じました.競馬文化を好む人を対象とした施設に掲示されている情報と,競馬観戦を好む人を対象とした施設に掲示されている情報には違いがあるかもしれませんし,その違いを味わうというのも面白そうです.

いずれにせよ競馬に関してもっと勉強して競馬を楽しみたいというなら,競馬場内の掲示板や展示品に一通り目を通して情報収集をした後,専門家の人に質問メールをお送りして質問してみるのも良し.あるいは地方で開かれる競馬のお祭りに参加して「人間と馬の生活って共存関係なんだな」と物思いに耽ってみるのも良いと思いました.

新潟にはこのような競馬の伝統行事があります.詳細は下記URLを参照.

https://www.youtube.com/watch?v=i8wvWtTZCI0




6.ターフィーショップの品ぞろえに面白いものがありました.


ターフィーショップで販売されている商品というのはどこも同じだと思っていました.基本的なターフィーショップとしては,馬形,キーホルダー,Tシャツ,ジグゾーパズル,ストラップ,コップといった物が売られていると思います.ただ今回足を運んでみると,御朱印長,ネクタイといった珍しいグッズが売られていたのを見つけました.


ターフィーショップの商品例.宝塚記念の限定商品はどこぞの野球球団を思わせるような商品だなと感じました.

他にもソダシ,メイケイエール,ゴールドシップといった人気競走馬の写真集も売られていたのを見かけました.

以前,競馬グッズの開発の為に人気のある競馬グッズは何なのか調べるべくデータ収集の研究をしていた時期がありますが,これら競走馬の写真集はAmazonで星の評価が4以上,レビュー数が200を越えていたような気がします.なので,ターフィーショップの方もWeb上のショッピングサイトやレビューサイトでの評価を元に,マーケティング戦略を練っているのかななんて思いました.

ちなみに競馬グッズのデータ分析に関する続きのお話ですが, Amazon,Yahoo!ショッピング,楽天市場において,競馬グッズというのはレビュー数が数百レベルになることは中々ありません.ただ競馬グッズの中では競走馬のファンブック,競馬予想の書籍にレビューが集まる傾向にあると思います.一方で競馬グッズに対するレビューの信憑性はどの程度あるのか客観的に分析された書籍や文献というのは中々見かけません.なので「データマイニング技法を駆使した競馬グッズ(競馬書籍)の市場分析」といったようなタイトルで研究開発をしてみる余地があるんじゃないのかなと思いました

ちなみに大手Webショッピングサイトのレビューに対する論文は,マーケティング学会や情報工学学会等で結構あります.下記は参考記事です.

3b-2-4.pdf (proceedings-of-deim.github.io)



他にもいくつかデータ集計,データ分析に関して役立ちそうだと思った参考記事をご紹介しておきます.


自社商品のレビューを一気に分析 ツールで強みと不満を洗い出す:日経クロストレンド (nikkei.com)

※ データ分類のノウハウに関する記事です


通販サイト | Yahoo!ショッピングから商品のレビューをスクレイピング|山口隆二 (note.com)

※ Amazonのレビューの集計コードが記載されています


【Python】yahooショッピングの商品名と値段をスクレイピングしてみた - 技術は使ってなんぼ (hatenablog.com)

※ Pythonでレビューコメントを集計する方法が記載されています




今後の予定


以上,安田記念を観戦しに行った感想です.今度は東京ジャンプSに行ってみたいと思います.障害レースやダートレースに行けば,競馬場内の内装や展示品,ターフィーショップ内の商品も様々変化すると思いますので調べてみたいです.


東京競馬場に関する6月の予定看板です


またプライベートでお客様視点として競馬に触れるだけでは,競馬の面白さや楽しさが限定的にしか知ることができないなと思いました.ビジネス的な視点で競馬を勉強してみたら,もっと様々な観点から競馬と向き合えるんじゃないかななんて思いました.

そこで競馬ビジネスについて学べる機会がないかとネット検索して調べてみたら,2024年の秋冬に法政大学でJRAのビジネスモデルが学べる授業があるということを知りました.

都内の大学ってやっぱりおしゃれだなと思います


授業カリキュラムを見る限り,JRAの職員の方による実際の競馬ビジネスのお話が聞けるそうで中々興味が惹かれます.夏休みになったら聴講届を提出してみようと思いました.

社会連携講座(アドバンス)|法政大学シラバス (hosei.ac.jp)

ただ受け身で授業を受けるだけでは面白みに欠けます.中学生がサッカー部に属していた為に,体育の授業でサッカーが楽しいやと感じるように,特定の授業を思う存分に楽しむには一定の事前知識を学んでおかないといけないのかななんて思います.

なので競馬ビジネスの授業を受けるまえに,JRAのビジネスモデルに関する論文を執筆するとかして競馬ビジネスに関する知識を蓄えていこうと思いました.

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