カタシロウィークが終了したので好きなカタシロセッションを上げる
3月中旬にかけて行われた新クトゥルフ神話TRPG「カタシロ」のリレー配信。筆者はまだ全てを見切れていませんがアーカイブで楽しませていただきます。
現在カタシロというシナリオは舞台化などマルチに展開しており、配信者だけでなく漫画家やインフルエンサーがプレイすることも多くなりました。このシナリオは進行役やプレイヤーの色が濃く出るのでとても面白いです。
今回は個人的に好きな「カタシロ」セッションを紹介していこうと思います。TRPGはもちろん、舞台版のお話もしていきます。
総じてネタバレ要素を含む場合があります。
ご留意の上閲覧ください。
以下一部敬称略
0.そもそもカタシロとは
カタシロは『新クトゥルフ神話TRPG』というTRPGシステムを元に作られたシナリオです。シナリオ制作者は驚天動地倶楽部のディズムさん。
進行役とプレイヤーの二人で紡ぐこのシナリオは、想定プレイ時間1時間という手軽さと濃厚なストーリー、そしてプレイヤーの普段見られない考え方が見られるとして人気を博しています。
そしてこのカタシロはクラウドファンディングを経て舞台化も果たしています。机上では想像で補っていたものが舞台装置として目の前に出てきた時は感動を覚えました。
このシナリオはプレイヤーそれぞれの考え方を楽しむと共に、その根底にあるものを見るようなシナリオだと筆者は考えます。大事なもの、NPCとの関係性の変化などなど…考えに考えた末キャラクターがどんな結末を出すのかも見所でしょう。
シナリオは上記からお買い求めいただけます。
それでは、セッション紹介へと移ります。
1.カタシロ04
KP:ディズム PL:高生紳士
誰しも少しは持っている「誰かの助けになりたい」という思い。今回のキャラクターはそれを体現したキャラクターだと思っています。特別な力はない彼は、一体どんな答えを出すのでしょうか。
余談ですが、このカタシロというシナリオはNPCのキャラクター像が固定ではありません。ディズムさんの場合はディズムさんのプレイキャラクターの一人である「蛇崩絞」がNPCとして登場します。そして高生さんが今回プレイした継続(別のシナリオで遊んだキャラクターを連れてくること)キャラは蛇崩絞と共に探索をしたキャラクターなのです。そこにもぜひ注目していただけると幸いです。
2.スマシロ
KP:むつー PL:スマイル
むつー卓カタシロ第四陣。前回も上げましたが再度紹介させてください。
プレイヤーのスマイルさんは自他共に認める哲学好きで、自チャンネル(グループチャンネル)にて哲学や思考実験をする動画を上げるほどです。
そんな彼が出した結論は個人的にとても面白いものでした。最後まで見たからこそ、彼の思考実験の答えを聞き続けたからこそ、この結論に『人間』を見ました。
このセッションはグループチャンネルのメンバーシップにKPとのオーディオコメンタリーがあるのでセッションを見た後にぜひ見てください。
3.カタシロ07
KP:ディズム PL:日ノ森あんず
06(PL:むつー)の感想戦で出てきた「あんずちゃんは面白い!」という言葉をきっかけに見たセッション。日ノ森あんずさんはここで初めて拝見しました。なので継続キャラの話などは全く知らずに見ました。
言葉の通り面白かったですね…ラストはクスッとしてしまったくらいです。とはいえギャグ回として面白いわけではありません。彼女の考え方はとても優しく刹那的でした。
未だに彼女が初出のれじの、らじのは見ていないのでいつか通過しようと思います。
4.カタ牛ロ2
KP:まだら牛 PL:でびでび・でびる
小学生のキャラクターが挑んだカタシロ。カタシロに似合わないかわいい空間になる…かと思いきや思考実験と合わせても問題のないどころかピッタリな小生意気な男の子がでてきました。探索パートと思考実験パートの温度差が心地よく、見終わった後の余韻がすごかったです。
5.カタシロ09
KP:ディズム PL:藍月なくる
舞台のアユム役を見たことをキッカケに見たセッション。こちらも07同様継続前セッションを見る前に見ました。
優しくふわふわしたキャラクターなのに、考え方はまっすぐ。少し恐怖すら感じてしまう結論が好きです。なくるさんはNPCとしてのロールも見ていたので、それとはまた違った考え方のセッションでとても面白かったです。
6.チノシロ
KP:ディズム SKP:コーサカ PL:チーノ
深淵を見たセッション。
カタシロのこともわかってきた!チーノさんがやるの楽しみ〜!とか思ってたら思わぬ方向でぶん殴られました。リアタイもしたし何回も見直したけどキャラクターもプレイヤーも何もわからなかった。というよりも、「こうだ」と決めつけてしまうのが勿体無いセッションだと感じてしまいました。
そしてSKPのコーサカさん、天才がすぎる。本当に初めてのSKPですか…??
7.蘭シロ
KP:ディズム SKP:藍月なくる PL:ジャック・オ・蘭たん
普段の実況でも時々見れる考え方を真正面から受けた、とても好きなセッション。不器用な学生を通してさまざまな感情が突き刺さり小さな成長が見られ胸を締め付けられました。
個人的にNPCの性別を聞いてきたことが印象的でした。SKPの方は女性なので性別がわからず聞いただけなのかもしれませんが…詳しく話すとネタバレになってしまうので、ぜひ本編を見てください。
8.アタシロ橙
KP:高生紳士 PL:星乃歌カズ
こちらは07、09と違い継続キャラクターを知った上で見たセッション。とてもよかった…優しすぎるくらい優しいキャラクターで、じんわりと心があたたかくなったセッションでした。壺買われそうは笑った。
ラストの高生さんならではの展開も面白かったです。
↓ここからは舞台版カタシロ↓
(便宜上役名で書かせていただきます)
9.「カタシロリビルド」J.B.回
医者:ディズム アユム:藍月なくる マコト:J.B.
コミカルでかっこよかった…。ラストの演技は言葉の一つ一つが重く、身振り手振りが心を掴みました。途中の小道具の件はビックリしましたし笑いました。初演に申し分ない舞台でした。
10.「カタシロリビルド」ズズ回
医者:ディズム アユム:藍月なくる マコト:ズズ
泣いた。最初は「大丈夫かな…」と心配したものですが、そんな物は杞憂でした。もしかしたらマコトの選択はエゴかもしれないけれど、それでもあの慟哭には心を動かされてしまった。こんなにも主題歌とリンクするとは思わなかった。最高。
11.「カタシロリビルド」徳井青空回
医者:ディズム アユム:藍月なくる マコト:徳井青空
このカタシロは今までと違うなと思った回。筆者はそれほど多く見ているわけではないですが、この展開は初めて見ました。アユムの隣に立とうとするマコトが、アユムを大切に思い続ける優しく強いマコトが大好きです。
12.「カタシロリビルド 侵食」04
医者:ディズム アユム:もこ田めめめ マコト:小林竜之
「猫が好き」ということだけ覚えていた奇妙なマコト。終始穏やかな雰囲気の中、その奥で見え隠れする危うさが身を刺す。そんな風なカタシロでした。
「侵食」では特に演者によって医者とアユムの関係性も変わってきていましたが、この回はなんだか不器用な似た物親子といった感じでした。仲良くしててほしい…。
おまけ これから見たいカタシロ
北小路ヒスイ
ライバーとして知ってるけれど、TRPGは見たことないのでぜひ見てみたい。どんな選択を取るかすごく楽しみです。
ふじみや
むつーさんのところTRPGを見て可能性を感じた人。テラゾーさんKPも初めてなのでしっかりと見てみたい。
あっくん大魔王
こちらも活動者として知ってる人。この前コズバンを見て「おもしれー男」ってなった。カタ牛ロはあまり見てないのでそれも含めて見てみたい。
夢咲刻也
一度見たけれどちゃんとは理解しきれてないセッション。継続前セッションも見て深く理解したい。
名越康文
「侵食」にて医者役をやった名越さんのセッション。こちらもちゃんと見られていないのでしっかりと見返したいです。
おまけ2 カタシロと関係のある配信、セッション
カタシロアナザー
天才。見て。もう何も言えない。
カタシロ+S
こちらも天才。最高だった。感想で牛さんが言っていた「カタシロの行く先」の一片を見ました。
お相手語り
いつもTRPG配信をしている人達がカタシロを通してTRPGやセッションのことを語ってるのがすごく面白い。ここから見て誰のを見よっかなーって考えるのも面白そう。
バベル PL:むつー、しまどりる KP:むつー
シナリオ自体はカタシロとは一切関係のない。ただししまどりるさんのキャラクターがカタシロの医者役のキャラクターなので、カタシロを知った上で見るとニヤニヤしてしまうところが多々あり。
親顔探索者格付けチェック
探索者蛇崩絞のお茶目な一面が見られるぞ!なおここで大庭先生(まだら牛さんのカタシロの医者役)が探索者としてデビューした。
まとめ
相も変わらず好きなものを好きと言っているだけの物になりましたが、自分用にまとめられて満足しています。一つのシナリオに関して話すのはすごく楽しかったので、また何か別のシナリオでも描いてみようかと思います。それでは、次回があればまた。
余談ですが動画貼り付けの方法を完全に忘れました。前回はできたのになぜ…。
R.4 3/29
R6 2/22 追記 動画埋め込み出来ました!!!