見出し画像

原料価格値上げ(フィルム、インキ、接着剤等)

昨年から度重なる値上げ(インキ、ラミネート、フィルム)と2月からオレフィン系フィルムの更なる値上げがあり、こちらに関しましては昨年秋口から今回でなんと4度目の値上げになります……一般的なOP、CP、LL等のフィルムに関しましては20%以上上昇しており利益率の確保が難しくなっている今日この頃。

しかしそう言っていられるのもあくまで2月までなのかなと僕個人としては考えています。


理由としましては軟包装や紙、容器類等ありとあらゆる物が極めて厳しい値上げ状態にあり、加工業者が疲弊しているということです。

さらに原料の値上げだけにとどまらずフィルムやラミネート(酢酸エチル)等の材料が少なく、確保も難しくなっています。
これにより納期が圧迫され、加工業としての経費が増える事態に陥っています。

お客様ありきの仕事。
だからこそ発売までには商品を入れる袋が必要になりますので納期トラブルを起こせない業種でもあるということ。


製造するための材料が少なく、フィルムを発注してもすぐには入荷しない状況ですがお客様に迷惑をかけられないため残業をして間に合わせるがこれにより会社経費は増える。
しかし値上げは納得していただけない…
これにより売り上げは上げても純利益のない仕事になっています。

このことからも値上げをお客様から待たされたとしても3月1日より強硬的に上げざるを得ないと思っています。


もし値上げにより仕事が無くなったとしてもその分に関してはまた新たにお客様を作るという選択肢しか僕の会社にはない…という状況にまで陥っています。

とは言うものの値上げは昨年夏場からずっと話しておりますので全てのお客様が出来ていないわけではなく、一部のお客様ではあります。
しかしこれだけ何度も値上がりが続くと第2、第3時の値上げも話していくべきですし、値上げが出来たお客様にもやんわりと値上げの話はしている状況です。

平時の際には新版の仕事を常に狙っていくということの大切さを痛感させられます。


今回の件に関しましては理解のあるお客様かどうかというのもやはり大事な要素だと改めて思いました。
値段の叩きあいでは大手さんには勝てないし、そこではない信頼やサービスによりお互いがお互いを理解することでより良いものは作りやすくなると思っています。

最後に


値上げをしない業者さんもいますし、この値上げの状況だからこそ安く見積りを出して仕事を取りに行く業者さんもいるのは事実です。
だからこそ値上げをすることや値上げを承諾して頂いても時期が遅れていたり、値上げ幅を他社と合わせるようになっています。


会社や営業としてどのように取り組み選択していくかは自由ですが、このコロナ禍の厳しい状況の中各々が最適と思うやり方で乗りきっていきましょう。

#グラビア印刷 #原油高騰 #包装資材値上げ

#軟包装 #フィルム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?