2019年大阪杯(GⅠ)検討③:ステルヴィオ
昨年のマイルCSを制覇し、見事GⅠ馬の仲間入りを果たしたステルヴィオ。
以前よりも前向きになってきて、マイラー寄りの馬になってきた。今回は距離延長して根幹距離の2000m。枠も外になった。土曜は雨が降って、終盤は稍重での開催。明日の馬場回復次第ではタフな馬場でタフな展開になりそうだが、こなせるかは少々疑問。
GⅠ勝ちのマイルCSを振り返る。乾いていて、かつCコース替わりの週だったこともあり、時計が出やすい馬場だった。
京都芝外回り1600m・良馬場
12.4 - 11.1 - 11.5 - 12.1 - 11.7 - 11.6 - 11.2 - 11.7 (47.1-46.2)
0.9秒のスロー、ラスト2Fで最速ラップを刻んでいる。
1番枠からまずまずのスタート、インの4番手を確保する。直線で馬群が団子になる中、インを突いて抜け出す。最後は直後にいたペルシアンナイトの追撃を振り切っての勝利。
まあキングマンボ系の強さが出たかな、という感想。こういう直線の上がり勝負、みたいな展開に滅法強い。
今回は2000mなので、過去に一度だけ走っている2000mのレース、皐月賞を振り返る。深夜に降った雨の影響で、標準程度の馬場だった。
中山芝2000m・稍重
12.6 - 11.0 - 11.9 - 11.5 - 12.2 - 11.9 - 12.4 - 12.4 - 12.7 - 12.2 (59.2-61.6)
前3頭がハイペースで飛ばし、皐月賞らしい消耗戦になった。後半の最速ラップはラスト5F目で記録しているように、かなりのロングスパート戦。
15番枠からスタートはイマイチだが、当時はポジショニングがクソだった。後方14番手で進める。4角でも後方で直線。外から動いていくがこのペースでかなり脚を削がれており、前との差を詰めるには至らず、4着惜敗。上位3頭は先行していた3頭の後ろにいた馬であり、外を回した差し・追い込み馬は全滅した。
今はポジションをとれるようになっているのであまり参考にならないかもしれないが、距離延長してタフな展開になったことでラストの末脚を削がれた、という見方もできると思う。ポジションとれる今でも、内枠のほうがいいんじゃないかな。
マイル向きになってきているし、ここで距離延長してさらに負荷かかる展開だと、厳しいのではないだろうか。枠も苦しいし、印はおそらく△かな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?