眞島さんのトークショー。

「TSUTAYAプレミアム×ドラマ『サウナーマン』×PHOTO BOOK『MH』先行発売眞島秀和スペシャルトークショー」に行って来ました。メモを取る余裕などある筈もなく、最後の最後に破壊力の高いサプライズをくらってしまったので、自分用にニュアンスだけ書き記し。

長いタイトルのイベントは定員50名で夕方と夜の2回まわし。その両方に参加した方もいらっしゃったそうだけど(この事は眞島さんが客席を見渡しての発言から分かったのだけど、そんなにちゃんとこちらを見ているのか!と驚愕)私は夜の方に参加。いや、もうそれだけで奇跡。

眞島さんは市井昌秀監督と共に登場。舞台公演で眞島さんのお姿は何度か拝見しているものの、役柄をまとっていない「眞島秀和」を生で目にするのは初めて。前髪を下ろして髭無しで笑顔で、そう、意外と饒舌。

奇跡のひと時の前半は、眞島さん主演ドラマ「サウナーマン」のターン。
市井監督はこのドラマの作演出を担っている。そしてスペシャルゲストとしてサウナーマンにレギュラー出演中の山中崇さんもトークに参加。
下手に進行の方(ドラマ関係者の方だけどお名前失念)、上手に眞島さん・山中さん・市井監督と並んで着席。フラットな床に椅子を並べた会場で、後ろから2列目の私の席(ちなみに指定席。おそらく申込時の先着順)からだと、前の方々の頭で山中さんと市井監督が殆ど見えない。いや、眞島さんだけはかろうじて見えるアメージング。神様に何度目かの感謝。

眞島さんと山中さんは同じ事務所で年齢も近く、見るからに仲良し。眞島さんは隣に座っている山中さんを「タカシ」と呼び、ニコニコと楽しそう。
例の衣装合わせならぬタオル合わせの話、タオル1枚の撮影に際し、山中さんが抜け駆けして(?)身体を仕上げて来た(もはや鉄板)エピソードなど。既に知っているエピソードをご本人たちから生で伺える喜び。

まずはドラマのファーストエピソード第1汗の映像と流したり止めたりしながら進行の方を含め4人でお喋り。終始なごやか。撮影はすべて終わっているというものの、チーム感がある。もしくはなんとなく、共学校の男子運動部のイメージ。
そして、スクリーンに大きく映し出された眞島さんの映像を見る眞島さんの横顔を客席から眺める不思議。映像の中のヨシトモくんと眞島さん。特に笑ったりもせずにオープニング映像を見つめている姿に、作品に対する自信のを勝手に推察してしまう。それにしてもヨシトモ君と目の前の眞島さん、首から上のビジュアルは似ているのに全然違う別人の域。

ドラマのオープニングで黒子さん達が眞島さん演じるヨシトモの白いシャツをベリッと剥ぐシーンは、剥ぐのにCGを使いたくなかった市井監督が、撮影の数日前に黒子を使うことを思いついたとか。撮影する度に本来破れる部分以外にも力が入ってしまい、4回撮影してシャツがダメになってしまったらしい。
ドラマの最後の「TSUTAYAプレミアムで独占配信中」のカットは元々眞島さん1人の場面だったところ、眞島さんがお願いして山中さんと2人の場面になったらしい。そう言われたら見返さないと。
既に放映済みのシーンとしては、撮影を終えて片づけている時に、山中さん演じるシューイチがあのトレードマークのロングネックレスをしていなかったことにスタッフのお一人が気づき、急遽取り直しがあったらしい。それが仁科貴さん演じる佐藤さんの清正井の長台詞のシーンだったとか。30人くらい現場に人がいてネックレスに誰も気が付かなかった裸マジック。

撮影時は1人楽屋だった眞島さんが自分の部屋に山中さんを呼び、2人で居ることが多かったそうで、一緒に翌日の台詞の練習もしたり。もっとも、無口な主役ヨシトモに比べると山中さん演じるシューイチは格段に台詞が多いので、眞島さんは感心しながら山中さんの相手をしていたそう。
撮影現場での眞島さんは場の空気を盛り下げないように終始気遣いを見せたり、帰りに車で出演者さんたちを最寄駅まで送ったり(本人曰く「通り道だから」)、「ヒデカズも立派になって」的な発言が山中さんから(笑)。眞島さんの“座長さん”エピソードにはどれも優しさがあふれている。

これから放映(配信)されるシーンのカットも幾つか紹介されて、更にスペシャルゲストの追加投入。今後のゲスト出演が予告されているフィガロ・ツェンさんと水間ロンさん。タイプの違う好青年2人。中国でも活躍する台湾の大スターフィガロさんは登場時に客席に向かって両手でお手振り。私はそういうことが苦手なのに、躊躇なく手を(しかも両手)振り返していた自分にびっくり。水間さんは眞島さんの事務所の後輩で同じ舞台で共演したこともある仲。中国語が堪能で、皆の会話を日本語勉強中のフィガロさんにそっと通訳している場面も。可愛い。
水間さんからは、実は眞島さんも身体を仕上げて来ていたというクレーム(笑)。そこから、試験前に勉強していないと言いつつやっているタイプではないかと疑惑の糾弾。最初は否定しつつも、台詞が全然入っていないと言いながら家で一寸入れているタイプと自白する眞島さん。フィガロさん曰く、陰でこそこそやるのは蠍座の特徴。占星術にも詳しいスター。

前半(といいつつ時間配分的には半分以上)は皆でわいわいと楽しい撮影現場を髣髴とさせる賑やかなトークショーとなり、今後の「サウナーマン」の配信がますます楽しみ。TSUTAYAプレミアムも入っちゃったし。
あと、山中さんと水間さんが眞島さんを呼ぶとき、マシマの最初のマにアクセントを置いていて、あれは渾名的な感じなの?私の知識不足?と一寸だけ気になった。あとで勉強する。

後半が眞島さん初の写真集「MH」のターン。引き続き市井監督と、スペシャルゲストとして撮影を担当されたsaiさんが登場。
saiさんの写真は、個人的に、時間を切り取ることで生まれる“濃密な静寂”みたいなイメージを勝手に抱いているのだけど、格好良い眞島さんを撮るというコンセプトがあったようなので、写真集も超期待大。

撮影にも同行したデザイナーさんが、偶然にも眞島さんの高校時代の同級生とのこと。眞島さんの高校には修学旅行が無くて、この沖縄行きが修学旅行気分で、2人で記念写真をたくさん撮っていたとか。
撮影が沖縄になったのは日常から離れる目的もあったそう。客席からの質問で地元・山形での撮影の是非を問われると、山形では仕事のスイッチが入りきらないという様なお答えが。

トークショーの会場には写真集のカットのパネル展示も数点あり、可愛いワンちゃんとのカットも。これは動物と一緒に撮影したいと言う眞島さんのリクエストによるものだそう。人間相手には出来ない表情的な。
眞島さん自身のお気に入りは、写真集の表紙のカットなのだとか。

今回のトークショーでは事前にサウナーマンや写真集や他のドラマの事など眞島さんへの質問が客席から募られたのだけど、採用は4つ程度。トークがかなり盛り上がったので割愛されたのかも。それでも、質問者の方を見ながら真摯に答える眞島さんの姿は、逆に採用されなくて良かったと胸を撫で下ろすレベルの強力な破壊力を発揮していた。じわじわやられるタイプの破壊力。
市井監督に対する、眞島さんでどんな映画を撮りたいかという質問に、サウナーマンの続編というお答えで場内拍手喝采。写真集を見て“抱きたい”“抱かれたい”と仰っていた市井監督は、後半の眞島さんとsaiさんのトークの間、私から見える限りは常に写真集を眺めていて、なんだか微笑ましかった。

書洩らしている事や、覚え違いも多々ある気がするけれど、ただでさえ近くに眞島さんがいて、表情をコロコロ変えて話をしたり聞いたりしているのを見ていたら、それだけでお腹いっぱい。いろんな笑顔も見られたし。個人的には、おっさんずラブ(ドラマ版)の黒澤部長に手を添えられた後の武川主任の笑い方が大好きなので、それが見られただけでも宝物。

で、まったく期待していなかったと言えば嘘になるのだけど、お見送りくらいはあるかなぁ~と思っていたら、トークショー最後に眞島さんからの写真集手渡しと握手。若干の待機時間の間に、客席は化粧直し大会。
ほどなく再登場した眞島さんの前に行列を作り、激ヤバ案件(語彙力0)は、あわあわしている間に終わった感じも。
長机を挟んで置いてある写真集を手渡しされて、握手。その間に一言二言。ああ言う時に面白いことが言える人になりたい(しみじみ…)。でも、眞島さんは私たちに対して終始笑顔で接してくれました。眞島さんの方が私より20cmくらい大きいので少し見上げた目の前に笑顔があって、あの笑顔が一瞬でも自分だけに向けられたと思うと、生きていて良かったと心から思うし、眞島さんを始め関係各位にただただ感謝。
これから写真集も見るし、TSUTAYAプレミアムにも加入したのでサウナーマンも見るし、ただひたすらにありがたい。

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