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おじいちゃん軍団のクロが亡くなりました

おじいちゃん軍団は昨年5月にやってきました。認知症で入院したおばあちゃんが6匹の猫を飼っており、猫達はお家に取り残されていました。

1匹は脱走し、1匹は亡くなりました。
残りの4匹が我が家にやって来ました。

おじいちゃん軍団は年齢も名前も分かりませんでしたが、慢性腎不全を患っており、歯もボロボロで動きもゆっくりしていました。

4匹の名前をトラ吉、チロル、クロ、ペコと名付けました。

慢性腎不全の為の投薬と、皮下点滴の日々が続きました。

しかし、トラ吉は肝臓癌で9月に。その20日後にチロルが亡くなりました。

クロとペコは治療が功を奏して自力でご飯を食べられるようになり、とても元気になりました。

おじいちゃんなので寝ている時間が多いですが、寝る時はくっついて寝てくれたりと懐いてくれていました。

クロは控えめで優しい性格で、ペコの様に自己主張はあまりしませんが、寝る時はそっと腕枕で寝てくれました。

ペコとは本当に仲が良く、しょっちゅうグルーミングをしたりくっついて一緒に寝ていました。

優しいクロは他の猫のグルーミングもしてくれました。

一昨日の夕方、寝ていたクロが急に苦しそうに大きな声で鳴き、両前足と左後足が伸びた状態でヨダレをダラダラと垂らしはじめました。

そのまま歩いて移動したあと、口で速い呼吸をしました。

慌てて病院へ連れて行きました。
不思議なことに病院に着く少し前に呼吸は落ち着き、まるでいつも通りのクロに戻っていました。

血液検査から診断結果は発作ですが、原因は一度治っていることから心臓や腎臓、肺からではなく脳などの可能性があるとのこと。

高齢で腎不全のクロにはMRIなどの検査は難しいです。

発作が続く様なら発作を抑える薬を考えていこうとのことでした。
帰宅後のお守りとして、発作を抑える薬を1つ処方されて帰りました。

午前4時過ぎ、仕事をしていると寝ていたペコとクロが起きて、トイレをしました。
トイレから出てしばらくすると、急にクロの発作がまた起きました。

20分ほどで発作後の荒い呼吸も治るのですが、今度は夕方の時と違ってしんどいのか横になったままでした。

その後2時間で4回の発作が起きたので、お守りとしてもらっていた薬を入れました。

発作は治りましたが、寝たまま呼吸が少しずつ浅くなり、そのままクロが起きることはありませんでした。

まさかこんなに突然お別れがやってくるとは思いもよりませんでした。

てんかんのスキンちゃんの様に薬で発作は抑えられて、まだしばらく一緒にいられるものだと思っていました。

長くはないのは分かっていましたが、腎不全の数値も一定で落ち着いていたので普通に年は越せると思っていました。

クロ達は長年住んだ家と飼い主が変わって辛い思いをしました。

短い間だったけど、我が家で過ごした1年半は私達も幸せだったし、クロ達も幸せを思い出して過ごせたかな。

ゆっくりな動きや手がかかる分、とても可愛いかったです。

最後に残されたペコが心配です。

病院から帰ってきたクロに寄り添って、ペロペロとグルーミングしてあげていました。
お見送りの時も、玄関で最後まで鳴いていました。

ペコは寄り添う相手がいなくなってしまいました。
ペコは1番元気ですが、少し認知症の症状があります。
なるべく寂しくない様に、クロの代わりに寄り添ってあげたいと思います。

クロ、短い間だったけど一緒にいてくれてありがとう。
ご冥福をお祈りします。

最後の写真は、昨日クロが病院から帰って来た時です。

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