八方塞がりから抜ける
今年の私は八方塞がりの中にいる。突然、何?だが、九星気学での話である。今年の方位図はこんな感じ。
私は三碧木星なのでど真ん中にいる。周囲をぐるっと囲まれスタックしてるので、動けない状態もしくは動いてはいけない年だと、解釈をしている。
そんな年なのに引っ越しをしている私。
独身の頃の私ならこの状態での引っ越しは難色を示すが、今はほぼ気にしていない。何故なら、前回の引っ越しが凶方位だったからだ。更に言うなら、その前の約20年前の引っ越しも、私は凶方位だったはずだ。
この約20年間、夫や私の父母が他界したり、愛猫が虹の橋を渡ったり、家族が病気になったりと、いろいろあるが、年齢的にそれらのことは仕方のないことで、吉方位に引っ越しても同様だったのではないかと思っている。
この約20年余りの日々を不幸だというなら、世の中のほとんどの人が不幸に分類されるだろう。それぐらい心豊かに幸せに過ごさせてもらっている。
ただ、何となく、ここ数か月、非常に鬱々した気持ちになっていた。いつも何かを目標として生きてきたのだが、その目標となるものが今一つ定まらなかったのだ。
あまりに鬱々した気分だったので、ふーむと思って、本屋に出かけた。何か先の目標を見つけるヒントとなるものがないかを探ろうと思ったのだ。こういう時はインターネットの「あなた好みに仕立てました」情報提供より、私主体ではない雑多な情報にあたる方が良い。
都心の大きな書店に出かけ、上の階から順次すべての分野の本をつらつらと眺めていった。昔から図書館が好きだったし、学生時代に書店でバイトしたり、司書教諭の資格取得を試みたこともあったので、全く触れたことのない分野はない。しかし、やはり心惹かれるカテゴリーがあることに気づく。
自分で自分に対して、なるほどなーと思いつつ、占いコーナーにたどり着いて、ふと思い出したのが、冒頭の「そういえば今年は八方塞がりだったな」だったのだ。
毎年、秋に来年はどういう年かな?と、軽くチェックするのだが、先の話でさほど占いに頼る考えはないので、そのコーナーに行くまで八方塞がりのことはすっかり忘れていた。
今年が八方塞がりということは、来年はそこから抜け出せるということだ。では、と、いくつかの種類の違う占いをチェックした。これが非常に珍しいことに、どれも基本来年は前向きな年だと書かれている。
その手にした中のある本に、来年以降どう過ごすべきかのヒントが述べられていた。頭の中でいろいろな計画が動き出した。すっかり気分が落ち着いた私は、その本を片手にレジに行き、お金を支払って帰宅した。
九星気学の1年は立春に始まり節分で終わる。来年の立春は2月3日。そこまでは八方塞がりは続くが、既に少しずつ何かが動き出しているようだ。
トップの写真は先日から始まった名古屋駅周辺で見られるイルミネーション。街中がキラキラし始めると、そろそろ年末年始な気分ですね。