美少女着ぐるみを自作した話_6【面制作編 小キズ埋め〜耳取り付け〜肌塗装〜お化粧〜まつげ〜おめめ用意】
2024/02/01 追記
こちらの子はちょっと個人的に色々な事情があってオークションに出品させていただきます。
もしこの子を見かけても制作関係のことについてその方に質問しないでください。
もしこのレポのどこか詳しく聞きたいなどありましたらコメントかX(Twitter)でご連絡くだされば分かる範囲で色々とお答えします。
前回はおめめを描いて目穴を開けるところまでやりました。
イマイチ萌えない子になってたのでここから頑張りたいです。
まずは状態確認のために捨てサフを吹きます。
裏面とか吹くときは百均とかで売ってるのボウルで吹くとやりやすいです。
方向変えるときはボウルを持って回せるので楽です。
ただし上下ひっくり返したりするときは硬化してることを確認の上で。
ボウルの跡が付きます。
塗装して見えてきましたこういう小キズとか盛り上がりとか。
こういうのを永遠に消していく作業に入ります。
小キズとかFRPを硬化させる時にしくじって巣になった部分はマイナスドライバーとかでこじるといいです。
小さい穴のままだとパテの食いが悪くて結局じゃあのってどっか行っちゃう可能性が高いです。
なので食う範囲を広げて逃走しにくくします。
グレージングパテとかで埋めます。
巨大な方です。
いい感じのラッカーパテらしいです。
削ります。
とても良いものらしいのですが僕は何故かパテくんとの相性が良くなくてよくバイバイされちゃいます。
ゆるせねぇよ…
あ、急な話ですが耳を作りました。
粘土でオス型を作ってシリコンでちゃぷちゃぷにします。
シリコン硬化後に粘土を引っこ抜いたら耳型の完成です。
これ気泡抜きしなかったのでブツブツついちゃってるし形も納得行かないので作り直します。
で、耳をくっつけました。パテで。
ホントはタッピンビスでとめたかったのですけど位置的に不可能でした。
強度見たら割と行けそうだったのでこのままです。
ちょっとこわい。
パテで耳周りの段とかをならしたりします。
やっぱり頼れるのは光硬化パテなんだ…。
こういうつぶつぶをつぶしたいです。
すでに耳の上側(画像の下側)には使われてますが、溶きパテを使います。白いやつです。
めちゃくちゃサフが垂れてるのは気にしないで…
溶きパテです。
こいつをよく振って筆にとって塗り込みます。
ラッカーパテを更にラッカーでシャバシャバにした感じのものなので痩せます。
穴を埋めるだけでなく盛りすぎない程度にちょこっと盛るようにしましょう。
ちなみに市販品でなくても普通のラッカーパテをラッカーで薄めても同じものになります。
僕は面倒なのでやらないです。
よぉく乾燥させます。
削ったときに硬化してないと大変なので。
今回は偶然ですが模型用食器乾燥機に入るサイズの面だったので入れて全力乾燥させます。
上の作業を永遠に繰り返します。
パテ類を色々駆使してつるつるにしましょう。
塗装の準備をします。
塗料は色々あるので確認のためにプラスプーンを用意します。
今回はまずサフを4種類用意しました。
下地の色で上の色にも影響が出てくるのでテストピースをたくさん用意します。
今回は上から肌色サフ、ピンクサフ、グレーサフ、白サフです。
手元の肌タイと比べて近い色を選びましょう。
今回は白サフ+ガイアノーツのノーツフレッシュ051をそのまま使ってみます。
塗ってみました。つやつや。
塗料自体が光沢なのでこうなります。
このあとつや消しクリアを吹きます。
個人的によく使ってるつや消しはMr.スーパークリアのつや消しUVカットです。
面の塗装も紫外線で劣化します。
なので気持ちばかりのUVカットです。
つや消し吹きました。
クリアを吹くときは欲張らず何度も吹きます。
使ってるクリアがラッカーなので下の塗料を少し溶かして硬化します。
そのため欲張ると溶かした上で垂れてえらいことになります(2敗)
チークほかを吹きます。
今回は水性のピンクを希釈のみで調色はなしです。
面倒は嫌いなんだ!
お化粧と変わらんのでそのへんのメイク解説を見ると捗ると思います。
僕はその過程で生身女装ができるようになりました。
今回塗ったのは口元、耳、目から頬のあたり、鼻の頭です。
ちょっと濃い目でも髪の毛で隠れるのでまぁなんとかなります。
で、なぜ水性塗料を使うかです。
失敗した時にマジックリンで落とせるのです。
使うマジックリンは普通のキッチンマジックリンで、こいつを紙コップとかに出して綿棒とかに染み込ませてふきふきします。
完全硬化後は厳しいかもですがなんか違うなーってなったときとかに気軽に落としてやり直せます。
ラッカーだと下地を溶かして融合しちゃうのでそうはいかないです。
水性塗料を使って気の済むまでお化粧しましょう。
まつげをつくります。
今回はゴムシートを使います。
使うのは0.5mm厚のやつ。
まつげにグラデをつけたりすることもありますけど今回はしません。
面にマスキングテープを貼ってこの辺にまつげをつけたいなーってラインを描いていきます。
描いたまつげをペリッとまるごと剥がしてゴムシートに貼りボールペンとかマジックとかで清書します。
2枚を両面テープで貼り合わせます。
これをカットしたら同じものが2枚できるってスンポーです。
貼ってきます。
位置を合わせてマステで止めて動かないようにして少しずつ瞬着でとめてきます。
別にグルーガンとかでもいいですけど楽なので瞬着です。
個人的におすすめな瞬着はこいつです。
ハケ付きの瞬着なので量も調整しやすいし塗りやすいです。
ぶっちゃけるとロックタイトの瞬着のOEMなのでそっちのが安いです。
が、男の子はみんなタミヤロゴが好きなので僕はこっちを選びました。
模型コーナーで気軽に買えるってのも利点だったり。
はりつけました。
なんかわりとよくなってると思わない…?思わないって…?そう…
おめめを印刷しました。
家庭用プリンタでサイズを調整して本印刷はコンビニのL判写真プリントです。
なぜかというと家庭用より解像度が高く、なんかよくわかんないけど多少水に強いです。
パンチングメッシュとかユポ紙とか色々とありますが今回はやりなれてる方法で行きます。
穴を開けます。
今回はここにのぞきをつくります。
切り取った端面の白くなってるところを黒マジックで塗りました。
少し目立たなくなります。
おもてなしの工程です。
黒い塩ビシートを小さく切り出します。
大体の位置に印をつけて、そのポジションにさっきの瞬着を塗って貼り付けます。
こんな感じです。
ここだと裏が結構見えてますけど面につけると見えなくなる…はず。
次におもてなし機能をつけます。
おめめの裏にこいつを貼ります。
クッション性UP、見栄えUP、なんか色々あったらいいなっていう目論見です。
ワクワクさんから教わったぺったんテープで固定して切り出します。
サイズは適当です。
おめめを取り付ける前に一工夫しときましょう。
目の端面を黒く塗ります。
ガンダムマーカーで。
ガンダムマーカーがいいよって何かで見たのでずっとそうしてます。
塗膜侵さないからですかね?
一気に見栄えが変わるおもてなし機能ですね。
長くなったのでおめめつけるのはつぎ!