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製作物紹介:ニゲラ
ウサギをモチーフにVRoid_Studio_β版で製作したADCです。
掲載している画像は配布している物を改造したモデルとなります。ご了承ください。
また、他のADCシリーズと同じく名前はあくまで機種名であり個体名ではありません。
・概要
高度なAIによって制御されたロボットが日常で活躍する時代。
その誕生は介護ロボットの開発に伴う医療や介護の現場での実地学習によって得られた膨大なサンプルによる所が大きい。
その中で発見されたAIの精神的ストレスという事象はプログラムで解決出来る問題では無く、開発者たちの頭を大いに悩ませる事となる。人の言う事を命令通りにこなす事は、人の心を模したAIに極度の不自由を強いていたのである。この件を機にロボット心理学という分野が樹立するに至った。
研究、調査が進むにつれて患者や要介護者と共に軽い運動や手芸、歌謡といったレクリエーションに参加していたAIほどストレスが緩和されている事が明らかとなり、AIがストレスを発散する場所の重要性が示唆される。
こうしてVRSNSやメタバースプラットフォームは人間とロボットのAIとが共に過ごし、体感型eスポーツなどに興じる空間として様相を変えていく。
ニゲラはVR空間に於いてもライブなどのイベントを何度か主催している音響メーカー『ラビットフット』が開発に協力したアイドルAIを基に製作された。
イベントの司会進行や楽曲によるパフォーマンスも然る事ながら彼女の最大の武器はその声であり、特殊な波長を発生させるその声はチームの仲間達を勇気づけ、対戦相手を混乱させ、悲しみに沈む人々の心を掬う。
音響メーカーならではのマイクユニットとスピーカーユニットによりその効果は更に向上し、会場を沸かせるのに一役買っている。
基本性格は元気で明るく歌や踊りといった文化を好むが、やや世話焼きが過ぎる面もあるようだ。
――という設定があったり無かったりする。
私の中でウサギは動物界のアイドル的な位置付けなので、ライブステージ上で目立つアイドル風のデザインにしました。
また、最初は衣装にスポンサーのロゴを入れるレースマシン的な事をやろうとしていたのでモータースポーツ的な要素もチラホラ入っております。
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素体デザインはバイクのレーシングスーツのようなデザイン。
肩や胸の辺りでウサギの顔になっている……つもりです。ハイ。
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衣装はバニースーツを元にレース用バイクの意匠を入れた物。
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パーツはともかくスピーカーをモリモリと。ヘッドギアはマイク付きのウサミミイヤフォンをベースに流線型のヘルメットっぽく。
・ギャラリー
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・製作に関する話
ニゲラはVRoid素体+衣装+アクセサリパーツの三要素を盛り込むADCシリーズのコンセプトモデルであり、初期型はパーツ類をTINKERCADで作っておりました。
これをベースに一部デザインを変更し、パーツ類をFusion360で作り直したのが配布アイテムとなります。