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フリーアバターを作る理由

 残暑厳しいですが皆さま如何お過ごしでしょうか。ろくまるです。
体調など崩されておりませんかそうですか。今日は早く寝ましょうね。

 今回はVRoid_Studioを使った私の活動内容について、ちょっと突っ込んだ話を。


・フリーアバターとは何ぞや

 まず最初にフリーアバターとは何ぞやという話ですが、私が提唱するのは単に無料で何にでも使える3Dアバターという訳では無く
VRoid_Studio内外問わず)加筆・修正を許可したモデルとなります。

VRoid_Studioには使った事がある人ならご存知の通り、お肌や髪型、衣装に至るまで沢山のプリセットが用意されているのですが、その延長と言うか拡張パックとして使える素材を一体のキャラクターとしてまとめて配布している形です。

もちろん、それ以外のモデリングソフトを使っての改変も問題ありません。とは言え利用規約はありますので、これは守って貰う形にはなります。

・フリーアバターを作る理由

 さて本題です。
上記の説明だと
改変を許可しているアバターと何が違うの?」と思われたかもしれませんが、私が作っているフリーアバターはユーザー(利用者)が手を加える事が前提になっています。
言ってしまえば未完成品、プラモデルで言う素組みの状態を配布している訳です。

何故そんなものを配布しているのか?

VRChatやClusterなどのVRSNSや個人での配信活動が一般的になった昨今、そこで利用されている3Dアバター、ちょっと難しい言い方だとVRMモデルのクオリティの高さは目を見張るものがあります。
その上で髪や瞳、衣装と言った各パーツをカスタマイズする改変が許可されているモデルも存在する訳ですが、実際やってる人を見ても
”人が作ったアイテムを、人が作ったアイテムに入れ替える”程度に留まっているのが現状です。

それはそれで楽しいからいいのですが、もう一歩踏み出して自分も作ってみたいの手前、ちょっぴり手を加えてみたいと言う人にとってちょうどいいアイテムが無いように見受けられました。

もし許可されているとしても、クリエイターの作ったアイテムに手を加えるなんて!と後ろ指さされて居心地が悪くなってしまう可能性だってあります。それはよろしくない。

では最初から塗り絵のように手を加えていいよと。練習に使いなよと言っているモデルがあればいいんじゃないか?
VRoid_Studioがそのポジションにあるとは言え、もっと形になっている物の方が手を出しやすいという人もいるはず。
私がフリーアバターを作る理由はそこにあります。

ソーニッチソーマッチ!

冗談はさて置き、そうやって手を動かす人の中から未来のクリエイターが生まれるものと信じています。

その為に用意するなら、魅力的なキャラクターでありつつユーザーの手が入る余地や隙を残さなければならない。
そういう訳で情報量や塗りを最低限にしても魅力的に見えるよう、シルエットにはこだわっているつもりです。

ハイクオリティなモデルに見慣れている人からすれば私の配布しているモデルは貧相に見えるだろうし、もっとカラバリ用意すればいいのに、今風の塗
りにすればいいのにと思うかもしれません。

そう思った事をやっていい。飽きて来たら別の表現に挑戦してもいい。
そうする事でユーザーと共に成長していくのが、私が配布しているフリーアバターというモノなんです。


それはそれとして素の状態が好きって言って頂けるのは作者冥利に尽きます

VRoidを起点としたモデル製作中に気付いた事などを記事にしています。お役に立てれば幸いです。頂いたサポートは活動費に使わせて頂きます。