武紳士とは
考える。
私が常々、目指していると言ってきた武紳士とは一体何なのか。そのものの実態が分かっていないのに目指せるのか。
考える。
新語を打ち立てたい時はやはり定義からはじめなければならないと。それ故私は提唱してから、3年にして遂に語義の確定に着手した。
考える。
方法としては、武士と紳士双方の語の個人的イメージ及び歴史的な文脈におかれた意味を鑑みキーワードを抽出する。その中から双方に共通する概念を取り出し自らの理想という枠組みから再構築し直す。
そこから導き出された定義は以下の通りである。
武紳士
自国の文化への広い理解と異文化への敬愛の念を常に意識し、優しさを持ち、教養が深く、自然体であり、日々摂生及び節制をし、それらに裏打ちされた独特の清潔さと気高さとを周囲に感じさせられる。しかし、その状態に満足せず、自らの求道精神に則り自己鍛錬をし続ける存在。またはその境地を目指す者。即ち状態及び運動性そのものの両義性を持つ。
自分の中でもよく分からない、ゴロゴロとした概念を紡いでいったらこの様な語義になった。しかし、この定義は現時点での定義であり、変化していく可能性を持ち合わせた動的な存在である。
その点において、私はこの語義を確定させられるように日々考え、実践し、自己鍛錬をし続ける存在であらねばならないのであろう。
最後にこの歌で締めたい。
http://youtu.be/hHkbravdbB8
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