Story of the Guardian Gem Episode 1-1 はじまりの石①
天使の森に続く小径への入口には
美しく輝く小さな湖が広がっていて。
そこはお気に入りの遊び場兼憩いの場だ。
その日も守護の天使たちと遊んでいると、
ふと、湖の向こうに見える森から誰かが呼ぶ声がした。
私は天使と顔を見合わせ、首を傾げた。
ここに誰かが来ることは珍しい。
どうする?
聞くと
天使たちは当然のように行こうよ!と
美しい羽を羽ばたかせる。
飛び上がる天使たちについて、
私も歩き始めた。
森の中に来るのはそういえば久しぶり。
湖畔の光の眩さが好きで、
いつもそこで遊んでいたから。
森の中は、澄んだ空気と、濃い緑の香り。
一面がみどりの世界。
どこを見ても樹々が豊かに葉を茂らせている。
樹々の間から差し込む光が
あちらこちらで楽しげに踊っている。
天使たちを追いかけながら、
森の奥へ奥へと入っていく。
すると、不意に頭上から声が降ってきた。
「なんで飛べないふりしてるの?」
「?」
知らない声。
慌てて頭上を見上げると、
そかには見知らぬ天使がいて、
腕組みしながら、私を見て首を傾げている。
金色の髪をした少年のような天使。
「ねぇ、なんで飛べないふりをしているの?」
再び言葉を繰り返す。
その言葉に悲しくなる。
私だって飛びたいよ!
みんなと一緒に飛びたい!
ずっと願ってる。
でも、私には羽根がないんだよ。
私の声なき言葉が聞こえたかのように
目の前の天使が眉尻を下げる。
それから、ちらりと天使たちが顔を見合わせて、
なぜだか頷きあっている。
3人の天使が揃って、私に向き直った。
なんとなく、背筋を伸ばしてしまう雰囲気だ。
名も知らぬ天使が小さく笑って、手を差し出した。
「仕方ないなぁ。ほら、これをあげるよ」
手にはピンク色の石がのっている。
なんだろう?これは。
手にとってみたけれど、何ということもない。
天使はイタズラっぽく笑うと言った。
「これは君が飛ぶための鍵だよ」
・・・飛べる気、全然しないけど。
「いいから、ほらちゃんと持っててね」
そう言いながら、天使が高く舞い上がると
あっという間に姿が見えなくなる。
一体彼は誰だったんだろう。
君もよく知っているはずの天使だよ。
守護天使が言う。
手の上に残るピンク色の石。
ぎゅっと握りしめた。
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