【20180217-18】今週のよかったこと
週末になにかしら楽しいことをしないと死ぬ病のOLの記録。
今週のよかったこと一覧
・「至上の印象派展」いってきた
・いちごを買った
■「至上の印象派展」いってきた
数日前会社の飲み会の際に、会社の偉い人から「OLさん、美術館好きだっていうからあげるよ」と、この展覧会の無料鑑賞券をもらったのです。
ありがとう偉い人。飲み会はめちゃくちゃ虚無だったけど。
最後の部屋にあるモネの『睡蓮の池、緑の反映』は写真撮影可だった。大きな部屋の白壁にかけられていると、大きな景色のほんの一部分を切り取ってきたようで不気味な迫力があるのね。
展示は印象派そのものをひたすら追うって言うより、単一のコレクターが集めた作品群を、印象派を中心に据えて前後の文脈を分かりやすく紹介してくれた感じだった。わたくしのような素人でも、個々の作家の画風の流れと、大きな流れとが丁寧に追える気がする。まだ会期のはじめで、そんなに人がごみごみと混んでないっていうのもあるかもしれないけど。
美術展に行くときは、なにか展示作品の中で一つ二つ「いいなあ」と思う作品――内訳はなんでもよくて、「部屋に飾りてえなあ」とか「私が学芸員だったら、授業で来館した小学生にギャラリートークしてみたい作品だなあ」とかがあたることが多い――を見つけようと思っていて、今回で言うとマネの『燕』が好きだなあと思いました。印象派の絵の、快晴とは言い難い少し怪しげな空模様が好きなんだと思う。『燕』も、もうすぐ雨が降りそうな空してる。
あとセザンヌの『赤いチョッキの少年』、美術の教科書で見たやつだ!腕がわざと長く描かれてるやつだ~~~!てなった(進研ゼミ)。
無料鑑賞券でチケ代浮いたから、普段は使わないイヤホンガイドも使ったったわ。声だけなのに演じ分けがすごい井上さんの解説よかった。
ありがとう、飲み会では虚無しか生み出さなかった偉い人。会社の飲み会は飲酒による頭痛と虚無感を抱えながら帰路につかされる代わりに、毎回こういうボーナスがもらえるシステムだったらいいのに。
行ったところ:
国立新美術館『至上の印象派展 ビュールレ・コレクション』
http://www.buehrle2018.jp/
(「美少女」って書いてセンターと読ませるの大胆じゃない?美少女はグループの中では中心にいるものであるっていうアイドル文化の文脈のコピーなの?大胆……力技感ある……)
■いちごを買った
そのまんまです。いちごを買ったんですわ。
いちごまだちょっと高いよね、でも土日の食事を楽しくするためなのでホイホイ買った。余談だけど至上の印象派展行った帰りにミッドタウンふらついてたら、一粒の大きさがちょっとしたジャンガリアンハムスターみたいないちご売ってて、一粒で900円くらいしてた。世の中にはおっかねえいちごもあったものです。
ジャンガリアンハムスターほどではないにせよ、粒が大きくて食べごたえがありそうな品種も近所のスーパーにはあったんだけど、裏庭に生えてたのを摘んできたみたいなころころしたのが食べたい気分だった。気兼ねなくたくさん食べられるし。
いちごが冷蔵庫にあって、食事の度にちょっと洗ってヘタをとって食べられるということは、手軽な春の楽しみって感じでよいです。冷凍庫にハーゲンダッツを仕込んでおくのには負けるけど(個人の感想)、なんかいやなことがあったときに「まあ家の冷蔵庫にいちごあるしな」って思うとちょっと立ち直れそう。平日にもまたやろうっと。