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青いボーカルユニット

「青い ロシア語」と検索してみてください。そこに出てきた言葉がそのボーカルユニットの名前です。

と、いうことで!ロシア語で青いという意味の!

CYNHN

崎乃奏音(さきのそと)、綾瀬志希(あやせしき)、月雲ねる(つくもねる)、百瀬怜(ももせれい)、青柳透(あおやぎとおる)から成るボーカルユニット。
事務所とか出演イベントとかファン文化的にはアイドルかもしれないけど! ボーカルユニットなのでどうぞよろしくお願いします!!

わたしが彼女たちの存在を知ったのは2017年度のどこか。CYNHN好きの友人がラジオの感想とかイベントの感想とかをTwitterで呟いていたのがきっかけで、次第になんぞやと興味を持ち始めました。だから明確にいつとは言えない。なおその友人は結成した直後にグループを知ったっぽくてガチの初期ファン。
曲を聴きはじめたのは2018年9月リリース『タキサイキア』で、まぁこれもその友人がめっちゃツイートしてたからっていう動機なんですけれども、MVが先だか配信サイトで試聴したのが先だかあんまり覚えてないんですが、一聴してなんとなく耳馴染みがよかったからって購入。その後、件の友人にCDを借りるなどして音源を揃え、聴いているうちにじわじわハマっていき、2019年3月リリース『空気とインク/wire』で完全に突き落とされて今に至ります。ファンクラブにも入会しました☆←


CYNHNさんはぱっと見アイドルに見えるから、そういう枠と思って油断する方もいる気がするんですけど、そうやって油断してたら痛い目みるグループです。これはわたしが保証します。

まず何より歌がうまい。ボーカルユニットだから当たり前かもしれないけど、歌がうまい。これはほんととりあえず聴いてくれとしか言えない。わたしは彼女たちの歌を形容する言葉を持っていない。とくにライブまじすごい。めちゃ激しいダンスしてるとかではないけども、踊りながらあれ歌えるの何どういうこと?? え?? ってなる(なった)。
そんで、メンバー全員の歌の性質(声だったり歌い方だったり)が見事にバラバラで、そのバラバラ加減が却って曲を引き立てていて。相乗効果ってやつ。まぁプロデュース側からすれば相乗効果を狙った選抜をしたとは思うので、引き立つのも当たり前なんだろうけども。いいさ、いくらでも策にハマってやるよオラァ!!(?)

そして楽曲もめちゃくちゃ良い。ほんとうにすごいんです、詞も曲も。
ということで以下公式MVをひたすら貼り付けるマンになります。
だってわたしのゴミのような語彙で語るより、聴いてもらったほうが早いし。

まずデビュー曲、CYNHNの1曲目。
・1stシングル『FINALegend』

はーい! 今までどうもありがと
この度は 紆余曲折 ひとまず 第一章 ふぃなーれ

デビュー曲なのにフィナーレ。
イントロ部分なんて、歌い出しが『今まで どうもありがと』だし、最後に『ひとまず第一章ふぃなーれ』とも出てくる。なんかもうすでにキャリアを一頻り積んだみたいな雰囲気すらある始まり方。この意外性。
ちょっと前にCYNHN知らない友人とカラオケに行った時に、これデビュー曲なんだって前置きして入れて歌ったら「で、デビュー曲……??」と全力で首を傾げられました。デビュー曲です。
この楽曲はMVも楽曲の雰囲気もThe アイドル! っていう感じで、曲中にも『できるかな? アイドル』と歌う場面があります。なんならメンバーの歌い方も、王道アイドルっぽいなと思いますし。

ですが、ここでCYNHNってアイドルじゃんと思った方は2ndシングルで振り幅にやられること間違いなしです。これもわたしが保証します。


・2ndシングル『はりぼて』

1.中身はそのままの自分で
2.先ずは飛び出してみて all right
3.出来るならかすり傷くらいこのセカイにつけてみたいな
はりぼてのハートでもいつの日か 誰かのしるしになりたい

まじ超かっこいいロックナンバー。1stのアイドルっぽさはどこへ。

そしてとても等身大。めちゃくちゃ現実を歌う歌。しんどい。←

わたしがCYNHNに落っこちて抜け出せなくなった決定打は前述の通り『空気とインク/wire』なんですが、その前の、じわじわCYNHNにハマっていく段階でいちばん仕事したのがこの曲です。しんどい! かっこいい! 好き! って感じです。

(シングルのカップリングにこの曲のRemix版があるので、ぜひそちらも聴いてほしい)

ここからは演じまCYNHN楽曲のターンに入りますので、まとめて掲出していきます。

※演じまCYNHN楽曲……
3rdシングルから5thシングルのA面曲のこと(いずれも両A面シングル)。わたしが勝手にそう呼んでるだけで、たぶん公式の呼び方ではない。
この期間のA面シングルでは、メンバーが1人1曲ずつメインボーカルを担い、MVではメインボーカルが主人公役となってあるドラマを演じるプロジェクトをやっていて、それこそが【演じまCYNHN】です。6曲のドラマはすべてつながっており、その全てを収録した【演じまCYNHN完全版DVD】も絶賛発売中です(ディアステージさんの回し者ではない)。

・3rdシングル『タキサイキア/So Young』

泣いて泣いて泣いて抗って
綺麗じゃないけど きっと書き上げてます
ダークホースばっかの名作
後世に 渡って掻き鳴らせ
やりたいことなんて 何もなかった
君みたいになんて なりたくなかった
どんな事になるか わからないけど
選んだ事をただ やり続けるんだ

・4thシングル『絶交郷愁/雨色ホログラム

くだらない悩み引っ張って今もやーいやーい散々と
浴びせたのは私だった もう進んでみよう
忘れないように
転ばないように
秘密のあいことば
ずっとここに

・5thシングル『空気とインク/wire』

必死に必死になって存在の価値探した
はたからは簡単な事でさえも振り返ってばかりで
空気を気にしていたんだ
つっかえて取れない喉の奥 手が出ちゃいそうだ
大体のコンプレックスは傍からは羨ましい

やっぱりひたすら等身大で、そしてつらい。←

曲の雰囲気は様々なので聴いていて楽しい! でも歌ってる内容が割としんどい! そしてMVのストーリーがもっとしんどい!!

持ち回りで1人1回グループのセンターをやったっていう6曲です。ですけど、アイドル楽曲感はやっぱりなくて、もうなんか【カテゴリー:CYNHN】みたいな。そういう楽曲たち。

わたしはwireで陥落しましたありがとうございました。


・1stアルバム『タブラチュア』より『ラルゴ』

怖いだとか不安だとか全部それでいいんだよ

強くなった、輝きを増した青色がそこにあった。

CYNHNが駆け抜けた2年の総括でもある1stアルバム『タブラチュア』。そのアルバムの1曲目がこの曲。
暗闇の向こうに走ることを選んで、その先の光を掴み取った彼女たちだから歌える歌だと思います。
(↑突然ポエム書くのやめような)
わたしは途中から合流したファンだけど、それでもこのアルバムの収録曲とか曲順とかに泣けてきちゃうから、初期から応援してた方々はもっとこうぐっと来る何かがあるんだろうなって思います。『はりぼて』がM13でM14が『Pray for Blue』というところとかね、涙腺ゆるガバにならない方が無理です……。この位置は、この位置はずるい……。


・6thシングル『2時のパレード』

誰も知らない一面はただ唯一の
自分を嫌いでいられる要素で
褒められたって変わらない
深い私の芯は脆いままだ 脆いままだ

『青。青。』

CYNHN新章の幕開けの曲。また一段とお歌がうまくなっている……!!←
MV公開と同時に聴いて、この先どんなCYNHNが見られるのだろう? ってワクワクしたのを覚えています。何がどうとか理由を明文化できるほどこのワクワクの正体を微分することが出来なかったから、ただワクワクしたとしか言えないのがもどかしいんだけど、たしかにあの時一聴して「これは今までとは違うCYNHNが見れそうだ」と思った曲。

カップリングの『解けない界面論』がカップリングにしとくの惜しいくらいいい曲だから、気になったらこちらもぜひに聴いてほしい。

以上楽曲紹介botでしたおつかれさまでした!←
7thシングル『水生』を待ちつつ、Predawn Blueも楽しみにしつつ、CYNHN展〜夜明け前の青〜にどうにかして予定ねじ込んで行ってやる、というのがわたしの目下の目標です。

色々と長々とここまで書いてきましたが結論は、
CYNHNはいいぞ、ただこの一言それだけです。

ここまで読んでくださった物好きのあなた様へ、
こんなのにお付き合いいただきありがとうございました。

最後に、
2019/12/31をもってCYNHNを卒業なされた
桜坂真愛さんに多大なる感謝を。

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