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ファンネーム考

”考”などと格好つけたタイトルを掲げたが、これはただの独白だ。
考察を読みに来た人は「思ってたんと違う」となること請け合いなので、違う記事を探してほしい。
それでも読む人へ、見出しもオチも何もない長文なので、いつでも引き返してくれて構わない。
見出し画像はクレヨンしんちゃんのリアイベ用に作ったが使わなかったものだ。せっかくなので。

お米を擬人化したVTuberアイドル企画、米(マイ)プリンセスを追いかけ始めて早一年ほど。
米米米(まいべいべー)のお米たちの配信が、すっかり週の楽しみになっている。

そんな僕が米プリと出会ったきっかけはYouTube広告だった。
普段なら何気なくスキップしてしまう広告が、その日はそうならなかった。
あまりに軽快かつ流暢なロキ (English ver.)に聞き惚れてからというもの、僕は米プリのファンで、ミルミル隊だ。

“ミルミル隊”というのは米米米のメンバー、ミルキークイーンさんのファンのこと、すなわちファンネームだ。
同じようにつや姫さんには“合鴨さん”、萌えみのりさんには”お米ら(おまいら)”、グループ全体には”グルメ”と、それぞれファンネームがある。

ファンネームというものは、今でこそVTuberが流行しその界隈で多く見かけるが、元は音楽方面の文化ではなかったかなと思う。ライブなどの集まりで、ファンたちに声をかけるのに呼びやすいよう出来たのではないかと勝手に考えている。
呼ばれるファンたちは当然嬉しいだろう、ファン同士の団結も生まれる。
そしてそれなりの自信と自負と誇りをもって、ファンネームを名乗るのだと思う。
テレビに出るような、または、ネットでみるような熱量のあるファンたち。
友人やいとこがももいろクローバーZのファン”モノノフ”であったり、勤めている職場の女性たちは半分ほどがEXILE TRIBEのファン”FAMILY”であったりする。そんな身近な人たちからも、会話の中で、時に行動として熱を感じる。

そんな彼らの迫力に圧されて『本当にファンだと言っていいのか?』と、自信のない僕は気持ちを抑えてばかりいた。
ファンネームを使っていいのは、いや、ファンを自称していいのは、そういう猛烈なファンだけなのだと、遠慮していた。あと少し恥ずかしかった。
今は少し考えを改めたところもあるが、未だにファンだと自称することが、僕は得意ではない。

それでも僕がミルミル隊を名乗るのは、それだけミルキークイーンさんが好きだし、米プリやその素敵なファンたちに巡り合わせてくれた感謝があるからだ。
自信をもってそう言えるし、これからも変わらない。
僕はミルミル隊として、米米米を応援していくものだと思っていた。

だが、とある出来事があった。萌えみのりさんのSHOWROOMでのイベントである。寿司屋の看板娘を争奪するイベントだ。
彼女の配信はトークがメインになる配信で、VTuberの中で一番かわいい声と歯に衣着せぬ物言いを武器に、萌えみのり四天王を筆頭とした個性豊かなお米らをバッサバッサと斬り捨てていく様がとてもおもしろい。
もちろん応援にいった。
イベント中であっても普段と変わらぬ調子で邁進する萌えみのりさんだったが、この時は3位。お寿司の食べ放題券がもらえたようだ。たくさん食べてほしい。

問題はここからだ。このイベントで僕は貢献者ランキングの9位に収まっていた。
僕は驚きと同時に、お米らのみんなに申し訳ない気持ちが湧いた。本来ならお米らの誰かがいるべき場所で、お米らの誰かが萌えみのりさんから感謝されるべき機会を奪ってしまったのではないかと。
何故他人事のように書くのかというと、前述したように遠慮があり、この時点ではまだ自分をお米らだと呼べないと思っていたからだ。

当然、萌えみのりさんにもそこそこ驚かれた。

僕は逃げるように、自分がちゃんと萌えみのりさんのファンなのか思い返した。
配信があればほぼ欠かさず観にいっている。
配信など見逃せば心底落ち込んだ。
心優しいお米らが録画データを提供してくれたときはとても嬉しかった。
彼女の歌が好きだ。
歌ってみたが投稿されたときは、たしか出張の帰り道で、車の中で何回も聴いたな。
以前のイベントで、1位予想をするツイートに萌えみのりさんが入っていなかったことに、自分のことのように腹を立てたこともあった。
ダークホース的な立ち位置だからと強がったリプライを思わずしてしまったっけ。
そうしたら見事な逆転劇を見せつけて萌えみのりさんが1位になって、とてもスカッとさせてくれた。
イベントだって周回方法を覚えて、仕事中にコソコソと星集めとか星投げをしたな。少しだけ課金も。

うん、めっちゃ好きやん。これだけやっていれば十分ファンじゃないか。
せめてお米ら見習いくらいは名乗れるだろう。
逆に、ファンだと自信をもてないのは失礼まであるかもしれない。

ここで考えを改めた。
これからはミルミル隊として、時にはお米らとして米米米を応援していこう。
変な遠慮はせず、自信をもって好きだと言えるようになりたい。

コメント 2020-05-09 151906

以前にこんな画像をツイートした。
今回のような形で萌えみのりさんは少しずつ僕の人生を変えているのだ。
僕だけじゃなく、ほかのお米らにしてもそうだと思う。
ただし心は落ち着かない、萌えみのりさんの配信にはドキリやヒヤリが多分に含まれているからだ。これに関してもこう思うのは僕だけじゃないはずだ。

そういうわけで、今後は萌えみのりさんの配信にお米らとしてお邪魔しようと思う。アピール下手なので、君だけだよとか言えないことは許してほしい。

つまりは新参の萌えみのり推しだけれど、改めてよろしくね。という話。

ここまで読んで米プリを知らない人はいないと思うけれど、もし知らないならぜひ聴いてけれ。知っていても聴いてけれ。

こっちも聴いてくださいネ。


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