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【Tableau】パラメーターを使ってディメンションを切り替えたい

前回、パラメーターを使ってメジャーを切り替えるという記事を書きました。

そんな切り替えたいシリーズがまた出てきたので、
今回はパラメーターでディメンションを切り替えていきます。
ディメンションを切り替えることで、Vizを違った切り口で見ることができるというのがポイントです!

使用したデータは、Tableauユーザーおなじみのサンプルスーパーストア。
「注文」と「関係者」を使用しました。

今回は、こちらの四半期別売上推移の棒グラフの色に入れるディメンションをパラメーターで選択して切り替えます。

Viz作成手順

1.色に入れるディメンションを選択するパラメーターを作る

まずは、どのディメンションをパラメーターに入れるか、選択するためのパラメーターを作成します。
パラメーターの作成から、選択肢をリストで作成。
表示名は、実際の選択肢としてわかりやすく記入します。

ちなみに、今回こちらの3つの選択肢を選んだ理由は、
・地域 → 場所(Where)
・地域マネージャー → 人(Who)
・カテゴリ → もの(What)
という切り口での売上分析を想定しました。

2.パラメーターを反映する計算フィールドを作る

CASE関数を使って、選択したものが入るディメンションを作成します。

3.作成したディメンションを色に入れる

4.パラメーターを表示する

選択できるよう、パラメーターを表示させておきます。
今回は単一リストにしました。

5.色の凡例を整える

最後に、お好みで凡例を設定します。
選択肢ごとにカラーパレットを変えるなど、
切り替えた時に変化がわかりやすくするのがおすすめです。

以上で、パラメーターの選択でにより色分けされる項目を切り替えることができました。

そのほかの活用ポイント

(例1)日付軸の切り替え

たとえば、ユーザーが選択した「月」「四半期」「年」という異なる日付単位の切り口でデータを表現できるようにする方法です。

パラメーター「日付単位」を作成し、「月」「四半期」「年」を選択肢として設定します。

計算フィールドを作成し、選択された日付単位に基づいて表示する軸を動的に変更します。

作成した計算フィールドをディメンションに変換し、Vizに追加します。
今回は列に配置し、行に売上を入れることで、売上の推移の切り口を切り替えてみます。

これにより、ユーザーがパラメーターを変更することで、月単位・四半期単位・年単位での比較ができるようになります!

(例2)散布図の詳細ディメンションの切り替え

売上と利益の散布図において、ユーザーが選択した「サブカテゴリ」
「都道府県」「顧客名」の切り口で相関関係を見ることができます。

パラメーター「散布図の切り口」を作成し、「サブカテゴリ」「都道府県」「顧客名」を選択肢として設定します。

計算フィールドを作成し、選択に応じて散布図の詳細に該当のディメンションが入るようにします。

作成した計算フィールドを散布図の詳細に入れ、傾向線を追加すると、ユーザーの選択に応じたディメンションの切り口で、売上と利益の相関関係を見ることができます!

今回は、パラメーターを使ってVizの切り口を切り替える方法について、
ご紹介しました。
メジャーだけでなくディメンションも切り替えることができるので、ぜひいろいろなVizで試してみてください!