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2021.11.01 V6完結

とうとうこの日を迎えてしまった。
人生で2番目に悲しい日。来てほしくなかった日。
しかし、6人の門出を祝う日でもある。

ラスト公演のチケットはもちろん手に入れることが出来なかった。
V6が完結する日、少しでもV6の近くにいたくて、広島の東端から幕張まで向かった。周りの人からは何度も「バカじゃないの?」と言われたが、行かなければ後悔すると思った。

31日は音が漏れてくるのを聞いた。
大前提として、音漏れを聞くはマナー違反だ。許されることではない。 
このとき、初めてその禁を犯した。

最後に少しだけでもV6の音楽を、自分の細胞に染み込ませておきたかった。

坂本昌行の美しい歌声
長野博の優しい歌声
井ノ原快彦の切ない歌声 
森田剛の甘い歌声  
三宅健のとろけるような歌声 
岡田准一の心地のいい歌声
6人の歌声を。

1日はホテルで配信を見た。 
オープニング前の、客席の映像。
「幸せをありがとう」「ずっと大好き」などのうちわが映る。もうそれだけで、目の前がぼやけた。  

始まる数分前から、拍手が始まる。普段ならここで「V6!V6!」とV6コールをするはずだが、コロナのためそれは叶わなかった。 

6人が歌って踊る、最後の姿。
オープニング30秒で私の涙腺は決壊した。
福岡公演に参戦したので、大体の曲順がわかっている。1曲1曲が終わるたびに、V6の完結の瞬間が刻一刻と近付いてくる。
涙が止まらない。 
6人の姿を目に焼き付けようと目を必死に開いたが、涙でほとんど見えなかった。
目が使えないなら耳を使おうと、鼓膜から6人の歌声を細胞に染み込ませた。 


そして、今日はV6が江戸川区のなぎさ公園に植樹したブイロクの木を見てきた。
平和の象徴と言われるのオリーブを選んだところがV6らしい。
ここに来れば、いつでもV6がいる。いつでもV6に会える。そんな気がした6人の証。


かつて、森田剛がこう言った。

みんながいたから頑張れました。
みんながいるから頑張ります。

私もそうだったよ。
V6がいたから頑張れたし、V6がいるから頑張って来れた。
ありがとうって言葉じゃ全然足りないよ。
V6がくれたたくさんの思い出と幸せ、一生忘れない。

V6がくれたものに対してのお返しなんて何もできないけど、V6がこれからもずっとずっとずっとずっと健康で幸せでありますようにと心から願っています。

V6は今までもこれからも、世界で1番のアイドルはV6だけです。


それぞれの道 
確かな方角へ 歩き出してる 
―――――それぞれの空(2005年)

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