五月
ときめきの循環を創成する物作りを目指して。
私の住む群馬県には、日本三大織物の1つ桐生織の産地、桐生市がある。 西の西陣、東の桐生と呼ばれるように、日本を代表する織物の産地、桐生。 その歴史は古く8世紀、1人の男が桐生より京へ仕えに出た所まで遡ります。和歌の才があった男は、ひとりの姫に恋をして、その想いを歌に詠み、天皇から姫を桐生に連れて帰ることを許してもらいます。 そうして桐生へやって来た姫が織物の技術を人々に伝えたことが現在の桐生織の起源とされています。 その姫の名を冠した古社が桐生市街地から少し離れた静かな
裂織(さきおり)という、日本人のもったいない精神が生んだ元祖アップサイクルがある。 古布を裂いて繋ぎ合わせたもので、かつて農閑期の女性の手仕事でもありました。 以前、道の駅にある民芸品コーナーで、裂織の草履や、背負子の肩紐として使われたりしているのを見たことはあったのですが、それはやはり民芸品の域を出ず、いかに和物好きの私でもファッションアイテムとして琴線に触れるものでなかったのが正直なところです…😓💦 それが2019年も終わりに差し掛かる頃…とある織物工場さんとの出会
あけましておめでとうございます。 五月堂(ごがつどう)の五月(さつき)です。2013年より"ファッションとしてのがまぐち"を追求し、ひたすらがまぐち道を突き進んで参りました。2020年を機に更なるブランド発展を目指し、がまぐち以外の物作りという新たなる挑戦に着手するため、今現在の思いの丈を綴りたいと思います。 きっかけはやはり着物KIMONOキモノです。 遡ること5~6年前…、がまぐち国の第1王子(マイサンmy son)が日舞を習い始めたのが、私と着物の最初の出会いでし