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続・通販で中古カメラを買う

たいして撮影もしないクセに、カメラやレンズが欲しくなるのは何故だろう。
基本的にメカ的なモノが好きなのだが、バイクにしてもクルマにしても買うと満足してしまう傾向があり、何にしても使い倒したという記憶がない。
イヤフォンに凝っていた時期があり、中華系の安価なものからゼンハイザーやシュアまで買った。その中で満足にエイジングを終わらせたモノが、いくつあるのだろうか。我ながらヤレヤレだ。

中古品とは思えない新品同様のX-T1(レンズはTTアルチザン35)
クラシカルかつメカニカルなところがFUJI機の魅力

さて、今回手に入れたのはFUJI FILMのX-T1だ。
実物を見る事なく、店舗のウェブサイト上で画像確認のみでの購入だった。
そのお店は駅前の再開発が予算不足で着工出来ないと問題になっているJR中央線の駅から2〜3分の距離にある有名店だ。
このお店は中古品の値付けが良心的で、ウェブサイトを以前からよく覗いていた。
ただ実際に購入するとなると某有名通販サイトの件もあって、実物を見た方が安心だろうと実機を確認するために店舗を訪れた。
程度表示が「美品」となっている実物を手に取ると、確かに使用感もほとんどなく新品同様と言えるのかも知れない。
しかし、実機には二箇所ほど僅かなスレがあり、少し気になって購入に踏み切れなかった。
そこで、新品が手に入る現行モデルのX-T5にも興味があったので、そちらも手に取ってみた。
ところが、自分でもよく分からないが、X-T1を手にした時のような高揚感?が得られなかった。
外観はほとんど変わらず、性能的には格段に向上しているのにも関わらずだ。
そういえば、これと同じ事がX-E1とX-E4でもあったが、その時は形状の違いから来るものかと思っていたが、どうもそれだけではないのかも知れない。

中古で手に入れたX-E1(レンズはXC15-45)

結局、その日は決心が出来ず帰宅したが、帰宅後に店舗のウェブサイトでもう一台の美品評価のX-T1を見つけた。
店舗で見たX-T1の画像とそれこそ穴が空く程見比べ、これならスレもなく外観的には問題ないと判断し、また万一機能的に問題があっても保証があるので、カートに入れて注文した。
翌々日には実機が届いた(早い!)が、さすが専門店らしく丁寧かつ手慣れた荷姿が安心感と期待感を高める。
開梱し実機を隅々まで確認したが、美品というよりも新品同様といえる程のモノだった。
起動に少々時間が掛かるように感じるが、年代的に仕方のないところだろう。機能的にも特に問題はないようだ。
ところが一箇所だけ、ホンの僅かな問題ともいえないような問題があった。
それはバッテリー蓋のモルトの一辺が僅かにスレて摩耗したのか、削れている事だった。
モルト類の経年劣化は聞いた事があるが、これは劣化というよりも擦りすぎて削れてしまったような感じだ(下記画像参照)。

画像で見てバッテリー蓋の上面端にあるモルトが
僅かに削れて「ガタガタ」しているのが分かるだろうか

これは全くの想像だが、外観のキレイさから推察するに前オーナーは相当なキレイ好きで、バッテリー交換の際に何かの拍子にうっかりモルト部を汚してしまい、汚れを落としているうちにモルトが削れてしまったのではないかと思う。
そのため、店舗の評価も新品同様から美品に格下げされたのではないだろうか。
これでFUJI FILMの中古カメラはX-A2、X-E1、X-T1となった。
いずれも既にメーカーの修理対象品ではないので大事に使っていこう。
いや、大事にし過ぎないで、ちゃんと「使って」いこう。


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