陰の魅力・陽の魅力
私は声が大きい。小学校・中学校くらいからすでに、授業中の教室のうしろのほうで、こそこそっと話しかけられたからちょっと返事しただけなのに、いつだって「おい！たまき！」と、わたしだけが怒られるのだった。えー？わたしは話しかけられただけじゃんね。いつもいつも、最初に話しかけたほうは怒られないでわたしだけ怒られるって、なんたる理不尽。
声が大きくて、よく通るって資質は、大人になってから、前に出て何かを発表したりする時にはまぁまぁ便利だった。喋るアルバイトもだいぶいろいろやったし、占い師になってからは、おかげさまでたくさんの人の前でお話しする機会も増えたので（現在はコロナで完全に断絶中！）、若い時にお腹から声が出せる訓練をしておいたのはよかったとおもってる。
このまえ、病理医ヤンデル先生のSpace（Twitter上での音声配信）を聞いてたのですが、淀みなくすらすらと超！爆速で、最近読んだめちゃくちゃ面白かった本の要約と感想を5分くらいでさくっとまとめててすごくおもしろかった。最後に「ということで、YouTubeの1.5倍速くらいの速さでお届けしました」って、さらりと言うもんだから、めっちゃしびれた。そうそう。わたしがめざすはこっちだ！よし！これからわたしもライブ配信すべて1.5倍速モードで喋るんだ！と、ひとりココロで盛り上がっているのであります。
しかーし、ニンゲンはないものねだり。わたしは激しく憧れるのです。ささやくような声で、ゆっくりしっとりと語ると、聴衆の方々がみんな真剣に身を乗り出して耳を傾けてくれるという場面に。大昔ですが、占いの大御所の大先生が大きな教室で「聞こえますか？大丈夫？マイクなくてもいいかな？」とおっしゃってマイクなしで喋る場面に遭遇してから、ううう。なんなのそれ？どういうこと？そんなのあり？って、おもって、それ以来そういうのに激しく憧れるのですよね。くううーーー。なぜ、なぜ、わたしには、よく通るデカイ声でひたすら爆速で喋る機能しかついていないのか…orz ええ。ただのないものねだりです。
そもそも、自分の存在感や喋り、雰囲気や外見は周りからどうみられやすいのか？は知っておいて損がないでしょう。
ものすごく単純に分ければ、陽タイプと陰タイプ。
陽タイプなら、自分からエネルギーを発する側。部屋の隅々まで、インターネットを介して世界の遠く遠くまでエネルギーを行き渡らせるパワフルさ。堂々としている。押しが強い。あけっぴろげ。ドラマチックで、ダイナミック。輪郭がくっきりはっきりしている。みたいな。
陰タイプなら、周りの人が放っておけない引力を放つ。謎めいた。ちょっと覗いてみたくなるような。静かな。穏やかな。安定した。起伏は少なく、最初から最後まで、淡々と変わらずに川が流れるようなスムーズさ。しっとりと。受け身がちな。周りの人が入り込む隙間がある。みたいな。
もちろん、どちらかだけではダメで「メインは陽だけど、陰も使える」「メインは陰だけど、陽も使える」という配分がだいじなのでは？
あなたはどちらがメインですか？わたしは「陽がメイン。陰はごく稀に思いっきり間をとってから、真っ暗くしてばんっと出すくらい」です。
そうそう。業界の慣例的に、占い師は「お店に出演する」っていうくらいですから、そもそも「演者」なのだと思っています。対面鑑定でも配信でも、まず相手ありきのお話の場では、何の工夫もなく自分の素の状態をそのまんま出すのではなく、いろいろ工夫したほうが絶対いいですよね。だって「演者」なのだから。
甘夏先生のブログ、ご覧くださっていますか？
振り返って思い出すのは恥ずかしいのとばかり。でも後悔はないです。 https://t.co/W28ZK9HEXT
— 甘夏 弦@5/15「お勤めしながら、ソロ活占い師」オンライン講座🍊 (@amanatsu_tsuru) May 9, 2021
占い師デビューしてから、淡々と長く生き残っている先生方は、みなさますらりとなんの悩みもなく活躍しているように見えても、やっぱりこうやってみえないところで試行錯誤と七転八倒なのだな、と、親近感を覚えて、とても嬉しくなりました。
わたし？もちろんいまでも日々葛藤だらけです。
お勤めしながら、ソロ活占い師
「やりたい」を「できる」に
日時：5/15(土) 14:00-15:30
料金：3000円
ZOOMウェビナー配信(当日＋アーカイブ配信、またはアーカイブ配信のみからお選びいただけます)
今度の土曜日（15日）開催です。アーカイブ配信もあります。
しっとりと安定した語りが魅力の甘夏先生と、相変わらずのハイパワー出力！たまきとのコンビで、お待ちしております。
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