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第九話 白龍から5つ玉を貰いまして

立派な木製の彫り物の、部屋を間仕切る為のついたてが展示されていた。

一枚がドアサイズ位で5枚の蛇腹状の台湾の工芸美術品に、夢で見た龍が大きく掘ってあった。

「これを見るためにここに来たんだ。」

じっくり見る。玉も確かに持ってる。目に迫力のある龍だ。

「家にはこんな立派なついたては置けないな。大体値段は幾ら何だろう?」

「80万円!!!」

名古屋までこの龍が私を呼び寄せたのかと思うと、名残り惜しかったが、値段的にもスペース的にも無理だったので、エネルギーだけ貰って帰途へ着いた。

その後も、こんな夢を見た。

どこかの小学校の運動場で、大空いっぱいに大きな龍雲が8体ずらっと並んでそれを見上げている私。

こうやって龍は夢の中に出て来て、

「近くにいるんだよ。」

一生懸命ずーっと前からアピールしてたんだよね。

今の様に龍神様ブームが来る随分前だったので、全く自分に龍神が付いてくれてる事を知らずに、龍からのメッセージを長い間見過ごしていました。





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赤富士龍子
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