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17

こんにちは。17です。
17という名前で小さな世界を作っていましたが、
とうとうわたしは9月30日を迎えて、
18歳になってしまいました。 

これを機に17、を終わらせようと思っています。
最後にこの私の自己紹介を読んでいただけると嬉しいです。
これまでの投稿はほとんど私の日記の延長線上のようなものでした。これは初めて、画面の向こうのあなたにありがとうを伝えたくて、文字を打っています。

改めましてこんにちは。17と言います。
名前の由来はもうわかっていると思われますが、私が17歳だからです。

noteを始めた理由は、主に2つあります。

1つ目。
人間、周りにひとつくらい秘密をもっていたほうが深みのある人間になれるんじゃないか、と思った事がきっかけです。
家族にも本当に仲の良い友達にも、ひみつのこと。私しか知らない事。
あえて言葉にせず、なにか隠したものを持つ人は、ミステリアスで探りたくなる魅力があります。
わたしは結構すぐ話したがりで自慢したがりなところがあるので、静かな人に憧れるのです。
noteで独り言を呟いたくらいじゃアンニュイさは出せないでしょうけど、思い立った以上、なにか秘密を持ちたいと思ったのでした。

2つ目は、すこし昔話をさせてください。
中学2年生の冬、同じグループの仲のいい友達でものすごく完璧な女の子がいました。
文武両道、成績優秀、背はすっと伸びていて、ゆれるポニーテールが印象的な子で。
私はその子に強烈な憧れを抱いていました。
しかし次第にそれは、自分への自己嫌悪になりました。諸々に耐えきれなくなった私は愚痴をスマホに書き出すようになります。
私の日記の始まりです。

2020/12/2
死ぬほど悔しかった。悲しかった。
情緒不安定すぎる
惨めだ。嫌いだ。
何も勝てない。
私だけがもってるものがない。
私が一位になれるものが何もない。
存在意義がない。
ああいやだ。全部嫌だ
どうにもできない。何もない私嫌い。
全部嫌い。

日記

そういうわけで書き始めた自己嫌悪や愚痴の連なり。日付をとばしてもなんだか続いていました。

いつしか、その日起きたことを記すようになり、それは楽しかった嬉しかった思い出の備忘録にもなり、夢日記としても、終わらない自己嫌悪の整理場所にも、いろいろな形になるようになりました。

しかし、日記って、本当にひとりぼっちなんですね。
いくら自分の考えが整理されても、楽しかったことを書き込んでも、誰がみるわけでもなくわたし1人の世界ならば、それはどうやっても0でしかないということに気付きました。人は人に伝えて、初めて動き出すのです。
1人ではダメだと思いました。

今までSNS上で、誰でも見れる場で発信する側になったことはありませんでした。眺めているだけで誹謗中傷の怖さも嫌な部分もなんでもわかります。
けれど今の時代、そういうところに飛び込むことがあってもいいのかなと思いました。インターネットが嫌なことだけじゃないのもよく知っています。17歳だし、この広い海の隅っこで、少し跳ねてみようと思ったのです。

そうして行き着いた場所がnoteでした。
独白も、苦々しく吐き出したものも、誰かが見てくれた。いいねを押してくれた。
その事実がわたしはなによりもうれしかった。
さみしかったのです、わたしは。こんな思いを一生1人で抱えて生きてゆくのかなと。
もちろんこんなうだうだした気持ちを美しく文章にしたものは世界にごまんとしてあります。本を読む方がよっぽどいいです。けど。けど。
私が言葉にした私の気持ちを知ってくれた人がいるという事が。どうしようもなく嬉しかったのです。


これが私のnoteを始めた理由です。


17歳、高校3年生、人生の中で特に大きな歯車が動いているのを心で感じていました。
部活も終わりクラスが変わり、もうこれで全部、
最後。
受験が迫って、卒業になれば、本当にその先は、まっしろなのだと気がつきました。
大学に行っても、一人暮らしをしても、浪人して1年過ごすようになっても、なんなら社会人として働けるのだということも、全部自分が選択できてしまうのだと。
こわくなりました。

ただの日記では昇華しきれない辛さや苦しみを、noteにあげていたと思います。
友達と話すわたしはある程度明るい人間ですが、そういうところがあって、noteに書くものはほとんど暗くなってしまいましたね。

明日は2024年9月30日。
私は18歳になります。
17、という名前で活動してきたことも考えて、なんだかいいキリのような気がしました。
名前を18にして続けることもできるけれど、この「17」は、17で終わった方が美しいと思いました。17歳の私の、タイムカプセルにします。
また勉強もラストスパートをかけていこうと思います。


これは、この私の17というコンテンツは、すべて私の自己満足です。私が書いて誰かの背中を押そうとかしあわせにしようとか、私がそういう気持ちにはなってはいけないものです。ただ書いて読んでもらっていいねを押してもらって私が幸せになるためのコンテンツでした。ここまで言い切ると嫌な人間すぎて嫌になりますが、それでもそういうものとしか言えません。

だからこそ、本当に、感謝を伝えたいです。
一つでも読んでくれた方。気になって他のものも読んでくれた方。いいねを押してくれた方。ほんとうにありがとうございました。もちろんこれを初めて読んでくださっている方にも、その出会いに、ありがとうございますという気持ちしかありません。
アクセス状況を眺めて、3時間おきくらいにすこしずつ増える数字が本当に嬉しかったです。
この半年間の私の生活の支えでした。

どこかでさらに歳を重ねた私と実際に出会えてもらえたのなら、それほど喜ばしいことはありません。
本当に読んでくださってありがとうございました。

そして私へ、誕生日おめでとう

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