世界の奇祭8選
こんにちは、極楽だぬきです。
以前『世界の奇習8選』とかいう誰の役に立つのかわからない記事を書いたんですが、(こちらの記事です↓)
これを書くために奇習をカタカタ調べていた際、奇習に混じって結構な割合で奇祭についての情報も出てきたんですよね。
ならばいっそのこと奇祭8選も書いてしまおうと、そういう浅はかな考えによって生み出された記事です。
1. チーズ転がし祭り
丘の上からチーズを転がし、参加者がそれを追いかけるという至極単純なイギリスのエクストリームスポーツです。
察しが良い方はお気付きでしょうが、チーズだけじゃなくて普通に参加者も転がります。
いつだったかイッテQ!で宮川大輔さんも参加していましたが、彼も例に漏れずコロコロしてました。(ちなみに宮川さんは2位でした)
この祭りの異常さは動画で見てもらった方が早いですね。
こちらは30秒に満たない動画なんですが、その中でも人間たちがおもちゃのように転がされていく様子が堪能できます。
かなり勢いよくスッ転がっていくので、丘の下には救急車が常に待機しているそうです。
2. 赤ちゃんジャンプ
スペインで行われるこの可愛らしいお祭り、現地語でいうとEl Colacho(エルコラチョ)です。
赤ちゃん「が」ジャンプするわけではなくて、赤ちゃん「を」ジャンプします。
寝かされた1歳未満の赤ちゃんを、悪魔に扮した大人が飛び越えるというちょっとそれは危ないんじゃないか~というようなお祭りなんですって。
飛び越えられたなら、その赤ちゃんからは悪魔が祓われると言われていますよ。
ただ、約400年の歴史を誇るこの奇祭、赤ちゃんが怪我をしたという記録は今までゼロだそうです。
赤ちゃんもそうですが、飛び越える側も怪我しそうでチョイ怖ですね。
着地するときに足をひねりましたとか顔面から地面に突っ込みましたとか、普通にありそうです。
3. 羊大渋滞
スペイン・マドリードの街が羊であふれかえる愉快なお祭りです。
もうちょっとだけ詳しく言えば、羊飼いとか牧羊犬に先導されながら羊が街を練り歩くお祭りです。
この羊渋滞には人間も突撃することができるんですが、アナタ羊を舐めてはいけませんよ。
羊って思ったよりも足が速いんです。
だからひとたび羊たちに近づいた矢先にボコボコに踏まれ、突進され、噛み千切られます。
しかもモフモフなあまりバカほど暑い。そして臭い。極めつけには糞が降ってくる。
モフモフを満喫するのは構いませんが、羊を舐めないでください。死にます。
4. 巨大オムレツ祭り
直径約4mのオムレツが作られる、ただそれだけのフランスのお祭りです。
「巨大オムレツ世界騎士団」なる怪しい謎の組織により、1万5000個の卵を使ったオムレツが作られます。
人数にして約2000人分。
バチカン市国民なら1人3個ほど食べられることになりますね。
しかしこの奇祭が開かれているフランスのベシエール、人口は2015年時点で約4000人。
つまり約半数がこのオムレツにありつけないという計算になるんですが…。
あまり深く考えないでおきましょう。真実は時としてアナタの首を絞めることに繋がるかもしれません。
5. 携帯電話ぶん投げ祭り
フィンランドで開催される奇祭、携帯電話投げ選手権です。
内容は文字通り、携帯電話をぶん投げて飛距離などを競うお祭りです。
しかし犠牲になる携帯電話は主催者側が用意したものに限る。
日頃から憎んでいるアイツのスマホをぶんどって叩きつけるというようなことはできないので、ちょっと残念なところですね。
単純に飛距離を競う種目以外にも、動作の華麗さや独創性を競う種目もあるみたいですよ。
ほかにも、チームを組んで合計飛距離で勝負する種目や12歳以下の子のみ参加可能の部門もあります。
野球経験者が断然有利になるみたいなので、俺160キロ出せますというそこのアナタ、ぜひフィンランドへお越しください。
6. バナナスキー
モアイでお馴染みイースター島で行われるタパティなどというお祭りです。
カヌー競技だったりパレードだったり、いろいろお楽しみが多い祭りなんですが、中でも人気なのがこのバナナスキー、ハカペイという競技です。
この競技の参加者はバナナの木で作ったソリに乗り、火山の急斜面で爆走をかますハメになります。
しかも身につけられるのはふんどしのみ。
いわゆる度胸試しらしいですね。バナナから落ちてみようもんなら、全身に擦過傷を負います。
ていうかこれ火山の急斜面を滑るって、後ろで噴火したらめちゃくちゃにおもしろそう危ないですね。
映画のワンシーンみたいになると思いますよ。
7. 爆薬叩きつけ大会
メキシコで行われるメガボンバーというお祭りです。
ドラクエの技なのかネプリーグのアレなのかわからない名前ですが、爆薬を巻き付けたハンマーを地面に叩きつけるというクレイジーな内容になっております。
こちらもちょっと動画を見ていただきたい。
サムネからしてもうおもしろいんですが、まあとにかく至る所で爆発が起きます。
ストレス発散にはもってこいですが、怪我を負う覚悟も忘れずに。
だ~け~ど、例年この祭りで怪我する人はみんな軽傷で済んでいるらしいです。
我には神のご加護があるんだぞという方、ぜひ一度はお試しあれ。
8. オレンジバトル
イタリアの都市、イブレアで行われるオレンジ祭りです。
ただ祭りというにはあまりにも攻撃的、実情は2チームに分かれて相手にオレンジをひたすらぶつけ合う、環境に配慮しない雪合戦みたいなものです。
謝肉祭に合わせて毎年4日間開かれるお祭りで、最終日に決着がつくということになりますね。
しかし謝肉祭で人にオレンジを投げつける祭りが催されるとは、キリストも白目剥いてますよ。
オレンジって結構に硬いので、当たり所が悪ければ再起不能です。
ドッジボールが苦手だという人は参加しない方が良いかもしれませんね。
ちなみに撒き散らかされたオレンジは、祭り後に参加者全員で仲良く片付けます。
後書き
どうですかみなさま、世界には思いのほかバカが多いんです。
ですがこういうバカなこと、自信満々に堂々とやってのけるとむしろそれはカッコイイ…、下手したら誰かの憧れの対象にすらなり得るのではないでしょうか。
携帯電話をぶん投げただけで憧れられてしまうのはちょっと違うような気もしますが、爆竹ハンマーあたりなら十分尊敬に値しますよ。
今自分がやっていること、意味ないんじゃないの?とかなんの役に立つの?とかお思いの方、胸を張って続けていきましょう。
無駄を楽しむ心を持ち合わせてこそ、偉大なるエンターテイナーですよ。
それでは意味のわからない結論に達したところで、おサラバしたいと思います。
ご閲覧ありがとうございました!🍊🍌💣