東京ヴェルディ、株主が経営陣に退陣要求 逆境下の名門で内紛勃発


日経ビジネスの記事を興味深く読みました。

(特に増資の仕方についてですが・・)

ざっくりまとめると2010年にゼビオが、スポンサーとして資金提供をおこない、また、代価を払って株式に転換すれば50%超になる東京ヴェルディの新株予約権を取得した、のが今回の問題らしい。

この新株予約権には希釈化禁止条項があり、他の方がヴェルディに増資しても、増えた株式の数に応じてゼビオの持つ新株予約権の権利が増え、株式転換後は50%以上が維持される契約とのこと。

運営資金が欲しいヴェルディは、ゼビオに対してこの新株予約権を他社に譲渡するか、行使してヴェルディ経営に関与するかの判断を迫ったことに対して、ゼビオは拒否して、ヴェルディ経営陣の退陣を要求するという泥仕合に発展したそうだ。

筆者も投資事業をみているので、ベンチャー企業が増資を種類株で担うケースをよくみているが、SOが与える悪影響をよく理解して資金調達をしないと、ベルディのケースみたいな例がでてくるかも、ですね。

せめて資本政策の基礎は押さえておきたい。







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