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柳家小三治
談志もそうだが、柳家小三治を生で体験できたことは今となっては僕の財産である。
小三治の落語は勿論だが、まくらが面白いのが有名で記憶も少し朧気だけど、
たしか僕が行った公演時は夏の暑い日で、小三治は朝床屋に行き、気持ちよくなって寝てしまい起きて鏡を見ると、かなり短い坊主頭になっていて、、
はてと考え込んだが、元々生えてるんだか生えてないんだかわかんない様な髪型だから、まあいいやと
そのまま会場に来ましたみたいな話を、あの独特のだみ声で、ぶっきらぼうに語るものだから、こっちも笑わずにはいられず、いつの間にか心地よい世界観に浸っていたのを、ついこないだの事の様に思い出す。
もう生で見れないのは悲しいが、今夜はオハコの初天神でも聞きながら、酒でもちびちびやろうかしらん。