NORAH JONES「VISIONS」
アルバム毎に違う表情を見せてくれるノラ・ジョーンズ。今回も前回の「pick me up〜」とは打って変わって、遊び心に溢れた聴く度に新しい発見に出会える作品だ。
デンジャー・マウスと組んだ「Little Broken Hearts」と同様に、今回一緒に演ったリオン・マイケルズともスタジオでゼロから即興的に作った曲が多いらしい。
勢いだけで完成させたような大味な曲はなく、どれもシンプルだけど一筋縄ではいかないスルメソングが揃っている。
最近はコロナ禍の反動なのかスタジオ、ライブ問わず色んなジャンルの人達とコラボしていて、
この「VISIONS」にも制限を設けないオープンな雰囲気が漂い、常に新鮮さを求めてアンテナを張っている現在進行形のノラ・ジョーンズが垣間見れる。
もうすでに今回のアルバムツアーの日程も発表されたので、また日本にも来てくれる事を祈りたい。
欲を言うなら日本武道館よりも小さい音響のいい箱で、「paradise」とか聴いてみたいなぁ。