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キャナリー発表会

昨日はキャナリー発表会にご来場いただき誠にありがとうございました。私は「お見立て」を根多下ろししました。

こちらの記事で書いた通り、今回でキャナリー落語教室での活動は一区切りになります。

キャナリー落語教室に通い始めたのは2012年、東日本大震災の翌年になります。

だいたいその一年くらい前から寄席に通い始めたり(と言っても数ヶ月に1回くらいか)、昭和元禄落語心中を読み始めて興味を持ってはいました。が、まだ、オチケンも分からなければマクラも知らず、ましてや自分がやろうとは想像もついてない頃、たまたま手に取った「こっちへお入り」と言う本でアマチュア落語の世界を知りました。

就職して10年ちょい経って、仕事量にも漸く慣れてきて趣味でもやってみようかとあちこち手を出しては止めてを繰り返した私は、「落語かあ…演技とかやった事ないけど、一人で稽古出来るなら気楽でいいかも」と、インターネットで落語教室を探し(当時はオープンに募集してる落語教室は少なかった)、土日が稽古日でウチから近かったのがキャナリー落語教室でした。見つけたのが金曜で、翌日にアポ無しで突撃(笑)当時はワイハと言うハワイアンライブハウスを借りてて、そこをウロウロしてたら生徒さんに見つかり、主催者の英楽さんの連絡先を教えてもらってそのまま入会すると言う…。

習い事なんて子供の頃以来ですし、ましてやそれまで伝統芸能に全く関わりがなかったので入会当時はかなりやらかしの多い生徒だったと自分でも思います。でも、落語家さんとの付き合い方であったり、出囃子含め寄席囃子のルール、幕のタイミング、メクリの設置から座布団の返し方、着物の畳み方など、慣れてきたら会場の取り方からチラシの作り方、番組の作り方、人の集め方エトセトラエトセトラ、多くの方に沢山の事を教えていただきました。特に英楽さんと吉遊さんには本当に親身にしていただき感謝してもしきれません。改めてこの場を借りて御礼申し上げます。

キャナリー落語教室を始めなければ、勿論アマチュア落語を始める事もなく、アマチュア落語が楽しくなければ、その後のかっぽれだったり落語寺子屋・寄席文字・東八拳・祭囃子・篠笛・講談など(中には挫折したのもありますが…)広がる事もなかった。そこにいる大勢の、本当に大勢の友人と知り合う事もなかった。もし、あの日ワイハに行かなかったら、その後どんな11年を過ごしてたのか最早、想像も出来ません(結婚してたりして…笑、いや性格的にそれもないか)確実に言えるのは今よりつまらない日々を送ってるんじゃないかなあと思います。

上の記事にも書きましたが、ほんと10年ぶりぐらいに忙しい部署に異動しまして…新しい分野の仕事である為、業務外でやらないといけない勉強も多く、それに対する私の体力、気力が10年分衰えていると言う情けない有様、それでも何とかこの先の会社員生活を生き残る為の緊急避難措置としての習い事の整理になります。

とはいえアマチュア落語は細々と続けるつもりです。これからも変わらず、何処かでお会いしたらお気軽にお声がけくださいませ。

あー!一区切りしちゃったなあ!

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