げいぶん寄席
昨日は荒天のなか、げいぶん寄席にご来場いただきありがとうございました。110名以上のお客様にお越しいただきました。三桁のお客様の前で落語するなんて人生初めてではなかろうか。これもお客様、共演者の皆様、そして何よりも席亭のちゃん平さんのお陰に他なりません。ありがとうございます。足を向けて寝られません。
この会場は、常陽藝文センターといって、常陽銀行(茨城県の地方銀行)の地域文化事業の一環として昭和57年に建てられたので、約40年くらいの歴史ある会場になります。かつては古今亭志ん朝師匠も出演された事もあるようです。このあたりの知識は事前になんとなく聞いてはいたのですが、いざ伺ってみると想像の80倍くらい雰囲気に重みと言うか凄みがあり震える…開場前に声出しして見たら、ぜんぜん声を張ってないのに音の響き、広がりの良さに更に震える…いやいやいや、とんでもない所に来てしまったと言うのが正直な感想です。
私は「短命」をやらせていただきました。全く色気とは無縁の人間なので、あんまり艶笑噺に手を出してこなかったんですが、アンケートを拝見する限りでは、公に言えない匂わせ話をする楽しさや、察しない男がとことん察しない感じ(笑)を少しは伝えられたようでホッとしました。
来月5/21はいつもの生涯学習センターを伺わせていただきます。私はトリで「火焔太鼓」です。こないだの珍來の反省をうまく活かせるよう頑張ります。
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