第15回珍來
先日はお足元の悪い中、第15回珍來にご来場いただき誠にありがとうございました。新宿無何有さんにお世話になるのは今回が2回目となりまして、早くも会場に馴染んできました。
オープニングトークはいつもの通り(笑)今回は常連さんばかりでしたので会の趣旨を説明する訳でもなくいつもよりふわふわとした会話をしてました。あと、真ん中にこれまでなかった道具(釈台)がありましたのでその説明を。
一席目は福来で講談「隅田川乗っ切り」を。この演目を人前でするのは三度目になりますが、どうしてもつっかえるなあ…まだまだ稽古不足です。でも、全体的に明るくて笑い所も講談ぽくて好きなのよね。情報収集したらもう少し長くやりたいなあ。
二席目はどテ珍さんで落語「初天神」お子さんがもう一歳半になり少しずつ話し始めたそうで、そんな子煩悩デレデレマクラでした。本編は古典をきっちり。喧嘩凧のシーンが特に目に見えるようで面白かったです。
三席目は福来で講談「三方ヶ原軍記」一席目はまだ分かりやすい内容でしたが、これぞ講談の一丁目一番地。ただ、私の未熟さでお客さんに楽しんで貰うのは難しく、去年の発表会とはまた違った形であんまり退屈にならないような工夫をしてみました。が、特に終盤は声に出すので精一杯。とてもじゃないけど修羅場調になってないのでこれも引き続き頑張ります。つーか、この演目は講談やってる限り終わりが見えないと思う。
仲入り後は今回のマドンナ、大塚亭倉寿さん。あんみつさんからの繋がりで、何度か共演させていただいた上で満を辞してのご出演でした。落語好きなのは勿論、日頃の芝居趣味と本格的な口調でお客様を惹きつけておられました。
ヒザは福来で余芸。お馴染みの踊りで恐縮ですが、あったかくなってきたので「茄子と南瓜」「奴さん」の二曲を踊りました。
トリはどテ珍さんで「紺屋高尾」ここんとこ仕事に子育てに忙しく過去最高にヤバい、と仰ってたのですが蓋を開けてみれば何のその。長尺を感じさせない話の運びできっちりと会を締めていただきました。
毎回恒例。マドンナを取り囲む珍と来。
打ち上げては何故か二人とも甘い酒飲んでました。脳が疲れたのかしら。
次回は夏の予定です。どうぞよろしくお願いします。
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