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五代目江戸家猫八襲名披露興行
鈴本演芸場
(途中入場)
人形買い 一之輔
漫才 米粒写経
楽屋外伝 馬風
そば清 さん喬
浮世節 橘之助
町内の若い衆 菊之丞
お仲入り
口上 一之輔・菊之丞・扇遊・橘之助・猫八・正楽・さん喬・市馬・馬風
太神楽曲芸 仙志郎・仙成
たらちね 扇遊
紙切り 正楽
藪医者 市馬
ものまね 小猫改め 五代目猫八
(敬称略)
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仕事30分早上がりして伺ってきましたよ。猫八先生は同い年なのです。早上がりしても開演時間に間に合ってないけどさー。
一之輔師匠の「人形買い」は、生意気な小僧さんが秀逸。けっこうお地味な噺なのにバカウケでした。さん喬師匠の「そば清」蕎麦猪口に薬味を入れたり、最後にせいろに残った蕎麦の切れ端を突いて食べたりちょっとした仕草が光ってます。
仲入りは物販コーナーへ。物販とは愛なのだ。三点セットとアクリルキーホルダーを二つ購入。
口上は上の通り、ずらずら〜っと。今日、一之輔師匠が初めて定席で口上の司会デビューしたそう。着実に幹部への道を歩いてるなあ。橘之助師匠、正楽師匠の口上の初々しさ(本来、色物さんは口上の場には上がれないんだそう。猫八先生たっての希望で実現)が微笑ましい。馬風師匠の猫ものまね(そして猫八先生と鳴き声で会話)と言う珍品が飛び出して大はしゃぎ。仙成さん、背が伸びた?何か立ち姿が大きく感じた。扇遊師匠の「たらちね」は無条件に好き。正楽師匠のお題は「お花見」「猫八三代」かなり時間をかけて丁寧に。
トリの猫八先生。お家芸の初春の鶯から犬、鶏、羊、ゴリラ、今日まではここでサゲだったそうですが、楽日で動物の血が騒いだのか、フクロテナガザルとヌー、最後にもう一度、初春の鶯。こんなん盛り上がらない訳ないじゃないの。いやもうほんと、フクロテナガザルの叫び大好き。
31日挟んで、1日から新宿末廣亭だそうです。宜しければ是非。
余談:今日はお囃子がめちゃくちゃ豪華でした。披露目だから笛が入るのは分かるけど、音数の多さ、歌も混じってデラックス。下座さん何人いたんだろう。出囃子もそうですが、太神楽が特に凄かったです。