珍來 〜第9回どテ珍・福来勉強会〜
活ハウス
オープニングトーク どテ珍・福来
やかん(猫缶) 福来
子褒め どテ珍
中入り
唖の釣 福来
転宅 桃姫
中入り
おせつ徳三郎(上) 花見小僧 福来
おせつ徳三郎(下) 刀屋 どテ珍
本日はお忙しい中、またコロナ禍の最中に関わらず、珍來にご来場ありがとうございます!第9回も無事、終演する事が出来ました。
今回のマドンナは日頃、茨城で共演させていただいている相模亭桃姫さん。渾身の「転宅」を披露していただきました。つい先週、私も同じ演目をネタ下ろししたんですが、泥棒をうまく丸め込むお菊さんの会話のテンポや端々の色気に、そりゃコロッと騙されるわ!と納得の高座で、袖で聴いてて非常に勉強になりました。また、全身から真っ直ぐな「落語するのが楽しい!」オーラが出てるから初見のお客さんにも愛されるんだよなあ。
どテ珍さんの子褒めは本編に行くまでのマクラが最高!前回珍來の修学旅行の夜(仮)でもされてたのですが、またブラッシュアップされてて沸かす沸かす。本編の子褒めはしっかりと本寸法に演じられてました。刀屋はこれまでのどテ珍さんのネタのチョイスの中では比較的渋めのネタです。もしかしたら、現代の価値観からしたら良さが伝わりにくいかも知れない難しいネタでしたが、それでも持ち前のくすぐりのセンスでお客さんの心をしっかり掴んだまま番組を締めていただきました。
で、私ですが、まー勉強会らしく課題が多い…。これまでは自分がトリでない回は落語二席+踊りだったのですが、コロナ禍でお客さんとの距離を保った方が良いと考え、今回は落語を三席。一席目は先日の伝楽亭での素人猫の日(翌日)落語会でかけたやかんの改作。人前でかけるのは二度目になりますが、前回はウケた所も、所々で思った程の反応はなく…。それでも全般的には概ね好評でしたので、諦めず色々変えながら試してみたいと思います。あとは池田にチャレンジするならもっと刈り込まなきゃナァ。
二席目は唖の釣。一席目が二度目、三席目は初演だったので口慣れた噺を、と思ってチョイスしたのですが、開始早々に人の名前を間違え、しかもその名前が噺の筋に関わるものだったので続行出来ない痛恨のミス。気付いたのが冒頭だったので結局、お客様にお詫びしてやり直させていただきました。本当にすみませんでした。出来そのものの反応は悪くなかっただけに悔しい。
三席目は初めてのリレー落語「おせつ徳三郎」の前半、花見小僧を。二席目がそんな感じだったのでボロボロになるかと思いましたが、何とか止まる事もなく、どテ珍さんにバトンを渡す事が出来ました。まあ、クオリティは…(汗)珍來は年一回くらい、落語教室で教われない長尺の大ネタにチャレンジする、と言う課題を設けており、今回の花見小僧もその一環でした。ただ、やってみると落語教室サイズに収まらない事も無さそうなのと、単独でやっても面白いので、どこかで改めて落語教室できちっと教わってからリベンジしようと思いました。
あと、三席やって分かったのは、間に時間を空けても足のダメージは蓄積されるのね…。花見小僧の最後は脂汗タラタラで血止めの軟膏が出来る所でした。
これで2/23【やかん(猫缶)】、3/6【転宅】、3/12【花見小僧】の怒涛のネタ下ろし3連チャンは終了。暫くはネタ下ろしは無いぜ!やったーー!
次回は7/16(土)に決めました。詳細が決まりましたら、SNS等で告知させていただきます。