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【KBSドイツ紀行:6日目】フリーマーケットとニュルンベルク動物園

今日は日曜なので店を開ける時間を規制しているドイツの「閉店法」という法律により殆どの小売店が店を閉めています。
小売店の営業時間を規制するこの閉店法は日曜と祝日は店の営業は原則として禁止され、例外の薬局、新聞・雑誌の販売スタンド、ガソリンスタンド、鉄道の駅、空港とフェリー港売店以外は軒並み休業日になっています。
また、午後8時から翌朝6時までは店を開いてはならないと決められているので日本のような24時間営業のコンビニなどは存在しません。
当然有名観光地に行っても飲食店以外は開いていないので何も買い物をすることができず、お土産を買うのにも苦労します。

2003年に改正されるまで平日の営業時間は7時から18時30分まで、土曜日に於いては14時までと定められていたそうで、その規制をそのまま引き継いだ営業時間を設定している小売店も多いようです。
連邦州の法にて個別規制することもできるそうでベルリンでは1年に8回まで日曜日に営業をしても大丈夫だそうですが、なぜ抜け駆けをして日曜祝日に営業をしていないのかというと、違反者については、最高で2500ユーロの罰金、 故意の違反を行うことで、労働者を危険を晒したり、健康を害した場合には、最高で懲役6か月もしくは罰金という結構厳しめの罰則が設けられているからです。

と長々と書きましたが、閉店法の影響で文具店巡りができなかったのです。。。
今日は松本さんとヨッシー吉宗さんはハイデルブルクまで一泊旅行に行っています。
私は当初、ヴィンテージペンなどを購入させて頂いている方に会いにKölnの文具店に行こうかと考えていたのでハイデルベルクには行けない予定でしたが、この閉店法のため日曜日にKölnに行っても会えないことが判明し、1人ニュルンベルクに残ることになりました。

スーパーの駐車場で開催されているフリーマーケット

さて、文具店が開いてないとなるとフリーマーケットにでも行くかと、ニュルンベルク中心部からは少し離れた場所にあるスーパーの駐車場で開催されているフリーマーケットに向かいました。
ぐるりと一回りしましたが、文具販売している出店者は1人もいなくて、アンティークやヴィンテージの類いのものではなく、日用品の不要品や古着、工具のみで業者よりというよりも個人の販売ばかりでした。
もう一ヶ所同じスーパーでフリーマーケットが開催されていますが、おそらく同じようなものだろうと予定を変更し、トラムでぐるりと街の景色を見ながら観光することにしました。

5セント硬貨を伸ばして刻印する記念メダル。
日本だと硬貨変造になり違法ですが、ドイツではセーフのようです。
裏面には硬貨だった名残がうっすら残っています


ビッグマックセットは10€弱なので1500〜1600円ぐらい。
ビッグマックのパンは日本よりもモソモソし、ピクルスの主張が強い味わいでした
ポテトにはマヨネーズかケチャップが付きます

トラムの5番(Tiergarten行き)に乗車しニュルンベルク動物園(Tiergarten Nürnberg)に行ってみました。
1912年に設立されたこの動物園はナチス党集会場に道を譲らなければならず、1939年に一旦閉鎖され、1939年に移転オープンしました。
その後、第二次世界大戦後にほぼ完全に破壊されましたが、1950 年代の終わりに再建されたそうです。
広さは東京ドーム14個分以上の面積67ヘクタールという広大な動物園です。
自然の地形を利用した起伏のある森の中にある動物園で
今日はかなりが気温が高いうえ、この数日歩き回って疲労困憊な中年男性には全部をまわりきるのは厳しかったです。
入場料は大人1人で20€と結構お高めな印象。

 ニュルンベルク動物園公式サイト
https://tiergarten.nuernberg.de/startseite.html

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