【KBSドイツ紀行:後日譚】ドイツでのカルチャーショック
ドイツから帰国して数日が経ち、少し落ち着いてきたのでドイツで感じたことを思い返してみました。
・小売店では殆ど袋はもらえない。
自分から希望してTüte(レジ袋)をもらう(有料)。紙袋のみでビニールの袋は見かけなかったです。
袋をもらわないとレジが2階にあってもそのまま商品を手に持って外に出るので万引き扱いされるのでは?とちょっとドキドキしますが、アメリカのように出入り口の警備員がレシートを確認することもありませんでしたしそもそも警備員がいなかったような・・・。
フランスに行ったときはスーパーの中で大きな鞄を背負っていたら、警備員に中身を全部出してみせるようにいわれたことがありました。
文化の違いなのか治安なのか・・・それとも人相?
・清算前でも飲食していい
スーパーで喉が渇いていたら清算前でもジュースを飲みながら買い物してもよくて、飲みかけや飲み終わったパックをレジに通して支払うという習慣が一般化しているようです。
なので他店で購入した飲みかけのペットボトルを鞄に差していると、「それは精算しないのか?」とレジで聞かれました。
・ペットボトルは換金できる
ペットボトルはスーパーの回収機に入れると25セント戻ってくるので駅などでゴミ箱を漁ってペットボトルを拾っている人が多かったし、道路にペットボトルが落ちていることがありません。
日本でもリターナブルの瓶は小売店に持って行ったら20円とか30円が戻ってきていましたね。あれのペットボトル版という感じでしょうか。
その影響もあるのか自販機のペットボトル飲料はとても値段が高く、日本の倍ぐらいの感覚でした。
ゴミとしてキャップのみが捨てられてしまわないようにするためかペットボトルの蓋が引きちぎらないと完全に取ることができませんでしたが、飲むときにとても邪魔・・・。
ペットボトルは落ちていませんが、その代わりガラスボトルはそこかしこに捨てられ、割れていました。
・香りに対する感覚が違う
電車の中、店の中、すれ違う人皆それぞれ香水を付けている人が多く、体臭と混ざり合って結構強めの香り。
フレーバーティーのペットボトルをよく飲んでいたのですが、香りが強めで日本人とは香りに対する感性が違うのかなと感じました。
煙草に寛容すぎる
流石に電車内や空港ロビーでは煙草が吸えませんが、大きな施設には喫煙室があるし、駅のホームには喫煙コーナー、建物の入り口など至る所に灰皿があり歩き煙草をしている方が無茶苦茶多いです。
バスや電車の運転手さんや駅員さんも駅やバス停で煙草を吸って発車を待っています。
私は非喫煙者ですが、喫煙者の方には天国なのかもと感じました。
消費税が高い
消費税は19%で書籍と食料品は7%の軽減税率が適用されています。
日本もいずれそうなるのでしょうか・・・
・鼻をすすってはいけない
ドイツでは鼻をすするのはマナーが悪いそうなので、ちょっと風邪気味だったこともありすすらないよう意識していました。
すするのはダメでも鼻をかむのはOKらしく、男女問わず食事中でも車内でも思いっきり音を立てて鼻をかんでいました。
いやむしろそっちの方が嫌だわ・・・
・自動販売機が多い
自動販売機が色んなところにありましたが全て屋内に設置されていて、日本のようなタイプではなく画像のようなガラス張りのタイプばかりでした。
ドリンクだけでなく、チョコレートやスナック菓子、お酒、避妊具など、入っているものは様々。
ドイツは閉店法があるので日本のようなコンビニが無い代わりに自動販売機がズラリと並んだ24時間営業の店がありましたが、少しガラの悪そうな人がたむろしてたりするので夜中に入るのはドキドキします。
この自販機1台11,000ユーロ(約180万円)するんですね。
切符の券売機は多国語対応で、ドイツ語以外に英語、イタリア語、フランス語、スペイン語などが選べました。
空港の券売機は日本語も選べるようになっていました。
・駅に改札が無い
駅に改札が無く、券売機で切符を買ったらそのまま駅員に会うこと無く電車に乗れますが、切符を買ったら有効化するために設置されている刻印機で日付を打刻しないといけません。
打刻しないと検札が来たときにキセル扱いになり60€の罰金がその場で徴収されます(されました(;´༎ຶД༎ຶ`))
手をまっすっぐあげられない
ナチスドイツというトラウマがあるので手を真っ直ぐ挙げるナチス式敬礼と誤解される所作がNGになっています。
なのでレストランで店員さんを呼ぶときは人差し指を立てて軽く手を挙げます。
レストランで店員さんを大声で呼ぶのはとても失礼な行為らしく、日本の感覚と大きく乖離しているなと感じました。
まだ旅気分が抜けていませんが、次に行きたいところを妄想する日々です。