お爺ちゃんが星になった日

皆さんこんばんは。kimuです。
こんな夜遅くに思いつきでnoteを始めました。

突然ですが、本当に突然ですが
少し暗い話になるのですが今回だけ!!!
お爺ちゃんが星になった日 は
私にとって初めての身内が亡くなった時でした。

少しお話しさせてください。

お爺ちゃんは長い間透析をしていたようです。
当時の私は小学生でなんのことかさっぱりでした。

ただ、日に日に悪くなっていっている事は
そんな私にも分かっていました。

杖を使って歩いていたの
気づけば車椅子で
気づけば寝たきりに。

部屋に私が顔を出すと
お爺ちゃんはいつも私の顔を見て少し微笑んでくれた。

聴診器でお爺ちゃんの体の出来物を聞いた時
「変な音するだろ?」と言って笑い合ったよね。

家にお爺ちゃんしかいなくて雷が怖くて
お爺ちゃんの横に座って本を読んだ日もあったね。

よくお爺ちゃんは「ビールをよこせ」って
お婆ちゃんを困らせてたね。

でもお婆ちゃんは「だめだ」と言って
よく2人で喧嘩をしていたね。(笑)

あの日突然、救急車が家に来てお爺ちゃんが
運ばれていった時、救急隊の声と家族の声
みんなが慌ただしく走り回る廊下の足音。

小学六年生の私。全部初めて見る景色、音
お父さんお母さんの表情、
怖くて、怖くて、ただその時に誰かに

「大丈夫だよ」と言われたような気がした。

もしかしたら気のせいなのかもしれない。
お爺ちゃんが送ってくれた言葉なのかもしれない。

だからこそ、私は
「 きっと大丈夫だ 」と思った。思ってた。

お爺ちゃんを乗せた救急車を見送った。

夜、お母さんがお婆ちゃんと電話をしていた
容態は落ち着いたような話だった。


だから、私は安心して寝た。

朝、お母さんに起こされた時に嫌な予感がした。



「 お爺ちゃんだめだったって」



夢みたいだった。涙なんか出なかった。


寝顔なんて見た事なかったけど
今にも目を覚ましそうなくらい安らかだったんだよね。

お葬式で、火葬されている時に、
「お爺ちゃんビール沢山飲みたかったよね」って
遺影の前にビールをお供えされた時に
お爺ちゃんの遺影は笑ってるように見えた。

私にとってのお爺ちゃんとの思い出は
数少なく、今では少し後悔をしています。


もっと写真を撮れば良かったと。
もっと話をすれば良かったと。
もっともっと、一緒に居たいんだと。


大学生になって、お婆ちゃんに手紙を書きました。
その中の内容に、お爺ちゃんの事も書きました。


返事には、お爺ちゃんの色んな事が書かれていましたが

最後の一文に
「 天国で見守っていると思う 」
と書かれていました。

この一文でその日は目が腫れるほど泣きました。
ですが、少し救われたのも確かです。

私は、一緒に暮らしているお婆ちゃんも
少し離れた街で暮らしているお爺ちゃんお婆ちゃんも
お星様になったお爺ちゃんもみんな大好きです。

もちろん家族だって友達だって。

いつか遠くへ行ってしまう前に、
この日にこんな事があったんだと忘れてしまう前に
私の記録のようなものですがnoteを始めました


独り言の日記みたいですけど
たとえnoteの使い方が正しくなかったとしても
私にとっての大切なnoteです。


さあもう寝ましょうか。
長文を読んでいただきありがとうございました。
おやすみなさい。

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