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人間、疲れている時と腹が減っている時は機嫌が悪くなりがち

土曜の夕飯は回転寿司にしたいなぁと思い、くら寿司のアプリで予約をした。ツイッターで、以前ビッくらポンで当てたコバンザメ男(通称:ザメ男)のシリーズが出ているとの情報があったからだ。

彼が仕事から帰ってくると元気がない様子。ムキムキの背中が猫みたいに丸くなっていたのですぐわかった。話を聞こうとしても、いつも「話したところで解決するわけじゃない」と言うので、聞かないことにしている。一言だけ「元気がなさそうだね」と声をかけた。

向かう道中でも何も話さない。カーラジオがクリアに聞こえた。
この日たまたますごく機嫌が悪かったわけではなく、よくあること。仕事で疲れていることにプラスしておなかが空いているとだいたい機嫌が悪い。
こういうときはせめて彼のおなかがいっぱいになるまでは様子を見る。それで機嫌が良くなれば結果オーライ。
普段あまり人の目を見て話さない私だけれど、機嫌が悪い人の顔色を窺うのは得意。これはしょっちゅう機嫌が悪くなっていた元彼のおかげで、機嫌が悪い人に対してこっちも「なんで機嫌悪いの!?」と凄むと悪循環になるので、だいたいの場合こちら側はどんなに心配であっても努めてニコニコして適度に放置しておくのが正解である。

この日は珍しくビッくらポンが3回も当たって、ザメ男のシリーズが2個も出た。1つだけポッピンアイが出たけど、それもシークレットだった。
「今日はすごく運がいいね!」と言っても、あまり笑ってくれなかった。もう何皿も寿司は食べているけど。相当疲れている様子。

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帰り道もほとんど話さなかった。「明日は仕事?天気いいから出かけられるよ」と、明日の予定を聞いてみたけど「休みだよ」と言うだけ。余程疲れてるんだなと思いそっとしておいた。
いつもなら「じゃああの山に行ってみよう」とか「あそこに買い物に行こうか」とか、そういうテンションでくるんだけど、そんな感じではなかった。

家に着いて私が先に鍵を開けて入るも、車から出てこない。きっと1人でいたいんだろうと思い、これもそっとしておいた。10分後くらいに家に入ってきた。
明日はどこも出かけなさそうだなと察し、明日の朝の起床時間も聞かず、この日はすぐ風呂に入って寝た。


日曜は朝から漫画を読んでおり、遠くへ出かけないことを察する。9時頃スーパーへ買い出し。夕飯用に魚介類を買い込む。帰宅後もすぐソファで漫画を読み出し、完全にオフの日だと察する。

昼食はラーメンにしようということで出かけるも、店の前に行列。仕方なく近くの他の店に入り、待機スペースで待つ。
私たちより先に待っていた家族連れ、後から来たもう1組の家族連れと1人客が先に案内される。

この店には以前来ていて知っていたことだが、子供のいる家族連れは座敷に案内される。1人客はカウンター席。私たちが案内されるのは2人掛けのテーブル席が空き次第ということになる。

15分ほど待ったあたりで、彼は余程おなかが空いていたのか、突然「行こう」と言って立ち上がった。
あぁ…今日も機嫌が悪くなってしまった…。
駐車場に停めた車へ早足で向かう彼をこちらも早足で必死に追う。
「せめてこちらに一言声をかけるべき」
まぁそうかもしれないけど、店員はかなり忙しそうだったしそこまで気が回らなかったのではないか…、とりあえず「そうだね」と相槌を打って、道を1本挟んだ向こうのラーメン屋に入った。

初めてきたこのラーメン屋は運良くすぐ席に案内され、しかもタッチパネル注文だった。麺の硬さ・味の濃さ・脂の量も選べる。
心の中で(よかった…。これならもう大丈夫。あとは美味しければなんの問題もない。)と胸を撫で下ろした。私も彼も全部乗せラーメンを注文した。
ラーメンは美味しくて、セットの餃子や一口だけもらったチャーハンも美味しかった。本当によかった…。
帰り道は星野源と新垣結衣の話をした。彼も少し機嫌が直ったように見えた。

帰ってきてから彼はソファで少し漫画を読み、部屋にいる猫に呼ばれて自室へ入っていった。私は2時間ほど昼寝をしたあと、まだおなかがいっぱいだったのでリングフィットアドベンチャーをして胃の内容物を減らそうとしたが、気付いたら20時を回っていた。
彼は部屋で寝ているようだったのでそっとしておいた。
20時半をまわり、猫にエサをやる時間に。彼の部屋に様子を見に行くと「もうそんな時間!?」とびっくりしていた。おそらく漫画を読みながら寝落ちしてこの時間になっていたんだろう。
土曜も日曜も疲れてしまっていたようだったので、たくさん寝て休めたならそれでいい。

結局、夕飯は食べなかった。
買った魚介類は今週分の夕飯として活用させてもらおう。



猫のエサ代にします。ありがとう!