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【今週も何とか生き抜いた】vol.35

(8/25~9/1)

ニュータイプって何なのさ

Mon.

日曜日にやってた林先生が米津玄師にインタビューしてる番組を録画したやつを観ていた。

御多聞に洩れず、私も毎日「虎に翼」を感情を揺さぶられながら楽しく観てるマンなんだけど、米津玄師の「さよーならまたいつか!」を毎日毎日毎日聴いていたら、米津玄師が天才だと言うことに気付いてしまった。めちゃくちゃに今さらなんだけど。

というか、最近の音楽のことを本当によく知らなくて、米津玄師のことも「演歌歌手みたいな名前だなぁ」くらいしか覚えがありませんでした。
「さよーならまたいつか!」は歌詞が、え、、なんか、素晴らしいね?と気付いて好きとかファンとかっていうよりは「米津玄師は天才なんだな…」と思っているだけなんだけど。

林先生の番組を、どれどれ最近の天才とは?みたいな下世話な気持ちで観たんだけど、この落ち着いた喋り方、達観した価値観、瑞々しい語彙力、素晴らしいじゃないか思って番組を観ていたら、どうも、米津玄師が音楽を始めたきっかけがスピッツであると言うではないか!
私はそこで合点が行った!
そうか、なるほど。
米津玄師はニュータイプだったのかーーー!

常々、ミュージシャンにおけるニュータイプの祖は井上陽水だと主張して来た私。そして陽水の系譜を継いでニュータイプとして存在しているのが草野マサムネなんじゃないかと思っている私。
いや、音楽性とか全くそういうことじゃなくてさ。活動レベルの存在感がっていう意味なんだけどさ(わかりにくい)。
その下の世代でにおけるニュータイプって誰かなぁとフンワリ考えていたんだよな。
それ、米津玄師だった。

もちろんここで言うニュータイプとは、「機動戦士ガンダム」で言うところの例の概念であるところのそれである。

ま、ネタなんだけも。
あながち冗談とかではなくてさ、不思議ちゃんとかセンスの塊とかヒットメーカーとかそんなんじゃなくて、ミュージシャンの感性を随分と突き抜けちゃったレベルで音楽やってる人、って感じがして我ながらこの説気に入ってる。

私認定、音楽界のニュータイプ
▼井上陽水
▼草野マサムネ
▼米津玄師 ← New!!!

こないだの我流カレー番組観てカレー作りたくなってTwitterでめちゃ簡単美味しいレシピを手に入れた!ので作ってみた。

Wed.

なんでしょうかしら。
「聞いたことに答えてもらえない」現象とでも言いましょうか、そういうことに最近、同時多発的に直面して自分でもヒくほど「イライライライライライライラ!!!」(怖)としてしまうことがあるのですが。

例えば。例えばですけども、
「黄色いタオルを持って行くね」
とLINEで友人知人から連絡を貰ったとしましょう。
で、こちらから「どうして黄色のタオルを選んだの?」と
聞くとしましょう。
こちらは、そこにさまざまな色のタオルがたくさんあるのを知っていて、出来れば赤いタオルが良かったけど、ていうか大体のひとは赤いタオルを選びがちなんですよねでもまぁ黄色のタオルでも問題はないんだけどね、くらいの熱量です。
だから「なんで黄色のタオルにしたんだよ」と責めている訳でもないし、結構純粋な好奇心で「どうして黄色のタオルを選んだの」かを知りたくてちょっと聞いてみよう、てな質問をLINEの返信でしたとしましょう。

で、その返事がさ!!!
「すごくたくさんあって選びきれなかったんだよね」とかなので、私は絶望を感じるって話。
あるいは
「自分の他にも黄色いタオルを選んだひともいたよ」とかなので、私は絶望を感じるって話。
もう一度言うけど、これは例え話です。

要は「で、だから、それでなんで黄色のタオルを選んだの?」
と最初の質問を強めに再度言いたくなっちゃうぜ、みたいな機会がめちゃ増えてきたように感じてるっで訳よ。
だって全然質問の答えになってにゃーい!!!
そしてそれにとてもイラっとするし、どうしてこんなことになってしまうのか、そこはまじで謎!と思ってるって話。

色んな色があってみんな違ってみんないい(上野リチ展より)

マジレス(?)すると
上記二つの返信の言葉を使って返答するなら
「すごくたくさんあって選びきれなかったんだよね、なので、一番手前にあったのが、その黄色いタオルだったから持って来た」だし
「自分の他にも黄色いタオルを選んだひともいたよ、それを見ていたら、自分もつられて黄色のタオルを選んじゃったんだ」なのじゃなかろうか。

は!ということは、そこまで察して返事を受け止めねばならないってこと?!えーーー、それって面倒くさいじゃん。
も!ももももももしかして聞かれた方にしてみたら「タイパなアンサーしてあげた」てことなのかしら!!!

質問とその回答が合致してないの、私は気持ち悪いんだよなー。
日本は識字率の極めて高い国ではあるけど、読解力はどんどん落ちているのではないかという怖い考えがふと浮かんじゃいましたヒーーー
なーんつって私も相手をイラつかせるようなトンチンカンな受け答えしてたりしてヒーーー

Thu.

生まれて初めて、女性タレントがインスタで紹介していたリュックを見て「使いやすそう!」となってすぐさまショップのクレジットをチェックし、その場でポチってしまった。
自分でもびっくり。
今毎日通勤で使ってるリュックがもうかなりクタっとして来たし、ところどころボソボソにほつれだしていて、そろそろ買い換えたいな~と思っていたので、渡りに船タイミングであった。ラッキー。
ちょうど在庫もあったし、私でも衝動買い出来るくらいの価格だった。ラッキーその2。
私でもこんな買い方しちゃうんだから、そりゃ雑誌も売れなくなるよねって感じだ。相変わらず今更の感想だけどさ。でもこういうのは、SNSに反応してバッグ買うなんて初めての事を経験してみて、実感こみ上げたりするってやつよ。

weekend

友達と「午前十時の映画祭2024」という、過去の名作映画を大き目の劇場で上映するという催しが各所映画館でやっていて、行って来た。
なんと。
私の中のオールタイム・ベストのうちのひとつである「花様年華」がスクリーンで見れちゃう!嬉し過ぎる。
実はこの作品好き過ぎてDVD持ってるんだけど、映画館で観たことがなかったのだ。そう、DVD持ってるけど行っちゃう。それくらい嬉しい。

この「午前十時の映画祭」ずーっと前からある人気企画なのね。そして「花様年華」めちゃ客席埋まってた。やっぱ相変わらず人気なんだねえ。

デジタルリマスターという現代の技のおかげで、美しい映画を美しい美しいと言いながら楽しむことが出来た。
男女が激しく求め合う、みたいなシーンはひとつもないのに、あんなに濃厚な恋愛映画もないわよね。
ま、私があまりこのジャンルに明るくないだけかもだが。

ところでこの映画の舞台は、1960年代初の香港なんだけど、1962年に物語が始まって1966年に(ひとまず)終わる。そんな時間軸。
そしてこの1966年、というのがキモでこのタイミングこそが物語の終わりをピリリとしめているのだということを、今回改めて思い知った。
ま、実はそういう考察をしている映画ファンの方のブログを読んでおおいに「なーるーほーどー!!!」と感嘆したからなのだけど(ありがとうございます)。
つまり、1966年て、中国で文化大革命が始まったタイミングなんだよね。
そうでした、そうでした。
私、NHKで再放送してた「大地の子」にどハマりして、文化大革命やら戦争孤児の本とか読み漁っていたのに、全然そんなの気付いてなかったわ。
という話を、後々に一緒に映画を観に行った友人に話したところ
「なるほど、文化大革命。あまりピンとこないな、、?」となりググったそうだ。そしたら
「グーグル先生が文革の事、イベントて言ってる!急に催し物感出て来たけど」と笑いながら送ってくれたスクショ写真見て私もフフフフフフフ、、!となった。こんなこと、あるんだ!

「イベント」と言うにはアレだわ!もっと他に言い方なかったか?

そして、いろんなところで散々言われ尽くしただろうと思うけど、この映画のマギー・チャンのチャイナドレス姿が本当に美しくてため息がでちゃう。
身に着けているイヤリングや腕時計もどれもいちいち素敵だ。
そしていつも、あの品の良い高級そうなハンドバッグをもっとよく見せてくれ!と思うし、そしてその薄っぺらいバッグには何が入っているんですか?!家の鍵(キーホルダー無し)とハンケチとリップが1本くらいしか入らないんじゃないんですか?!と不安になるのでした。
でもさ、その、ちょっぴり不安になるカンジさえも素敵に見える要素だよねと謎の自己解決するまでが、この映画の私の楽しみ方でもある。

一緒に映画観た友達が「あんな体型はトルソーでしか見たことない」って言ってた!わかる!



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