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【今週も何とか生き抜いた】vol.38

(9/16〜9/22)

夏休み、初めての青森で・後編

3日目。
おはよう、世界。
もうすっかり元気なわたし。
ありがとう、青森県。あなたのおかげ。

3日目 弘前城、三内丸山遺跡で古の時を想い、ランプに照らされる


体調に比例して、思いの外美味しかったホテルの朝食バイキング。あー満足&満足。
最近、ビジホにも大浴場あるとこ増えたよね。ありがたいわ、と朝風呂を頂きサッパリした後、今日も青森を行くよ!

ホテルのロビーに飾られていた金魚ねぶた。かあいいわ〜
ポインコたちも飾られていた。ポケっとした口の開き具合が非常に良い

実は。
昨夜30年ぶりシゴデキ先輩とお食事した店(美味しいイタリアンだった〜)の近くに、やたら古い建物があり、そこに「弘前食品市場」(うろ覚え)みたいな文字が掲げられていたのがどうにも気になっていた私。
迷いに迷ったけど、本日の予定である弘前城へ行く前に寄ってみることに。

すると。
大変だ。これは大変だ。

見て!
これも見て!
これも!
これだよ、これ!

こんなことがあっていいのだろうか、つうくらいありとあらゆるご馳走がお手頃価格で売られている…!
お惣菜はもちろん、ラーメンやスイーツ、野菜やお花まで…奥入瀬渓流とは違う天国がここに…!!!

こじんまりとしつつも、魅力的なお店の数々…!

私は何はなくとも魚卵大スキーなので、すじこを(大量に)買って帰りたい気持ちを必死で抑えつつ、
「ああ、何故あんなにお腹いっぱいに朝ごはんを食べてしまったのか」
という大後悔を抱きながらも寿司パックをいくつか購入(買ったんかい)。

もっと滞在したかったけど、弘前城が私を呼んでいたので泣く泣く夢の市場「虹のマート」を後にしたのだった。。。

シゴデキ先輩に「ここならタダで停められるよ!」と教えてもらった駐車場に車を停めて(ありがてえ)まずは藤田記念庭園へ。

藤田さんという地元名士のお庭などを見学できる(ザックリ説明)

年を増すごとにこういうのが好きになる現象は何と言うのかしら?
老化?ま、それもいいでしょう!

高台に位置したお庭、という気持ち良さ
は〜寝っ転がりてえ〜
夜はライトアップしてるみたい。見てみたかったな〜

とにかく立派で溜息が出る。

庭を感嘆のうめき声で埋めながらぐるりとした後には、お楽しみの庭園内カフェへ。
と言っても私は青森の民芸品コーナーに来たくてここへやって来たので、カフェの奥の一角にあるコーナーへ飛びついたのでした。

…なんと言うことでしょう。
美しい美しい民芸品の数々がズラリ。もう目が満足すぎる。

津軽塗り。こんなオシャンティなプロダクツがあるんだ〜
真横のカフェから漂う美味しそうな香りをびんびんに感じながら目で民藝品を楽しむ、
という修行 贅沢

私は津軽こぎん刺しで作られた、とってもかわいらしいブローチを一つ買って大満足で記念館を後にしたのでした。

で、弘前城。
弘前城と言えば桜。
そこかしこに立派な桜の木が植っているぜ!を確認しながら散策。

これだけ立派だと心の底から「存在してくれてありがとう」という気持ちになる
岩城山もくっきり見えて嬉しいったらないわ〜

昨夜シゴデキ先輩に見せて貰った弘前桜まつりの写真を脳内で視界にトレースして大感動。
「次来るなら桜の季節にぜひ。日にちを絞ったり宿を取るのは大変だけど、その価値はあるから」
と、先輩が力説してたのがワカル。モーレツにワカルぞ!
まぁ、桜がなくても草木の造形が美しい弘前公園なので、ぶらぶら歩くのが最高に気持ち良かった。

弘前公園を後にして、昨夜シゴデキ先輩に教わった白神にある道の駅へ。
ここはどうやら私が昨今夢中になっている青森こぎん刺しと旅行の神様・mont-bell とのコラボ商品が唯一買えるのだとか!

幾何学模様の可愛さバクハツ
もうちょっと大きいサイズだったら確実に「買い!」だったんだよな〜、今回は残念!

え、めっちゃカワイイじゃないの。
商品が置いてあるだけじゃなく、mont-bellのショップ自体が入ってるのね。これは楽しいわ。どうやらフレンドショップと言うらしい。
旅行に行けば行くほど、携帯品は「無印良品とモンベルで揃えるが優勝」を強く実感している近年なんだけど、モンベル ショップの安心感を旅行先の青森で実感するとはね~。
もちろん、普通のこぎん刺し(ぜんぶかわいい)も色々と売っているし、地産の食べ物やお惣菜もべらぼうに見目麗しい。
年齢と共に道の駅がどんどん楽しくなって行く現象に名前つけたい。

家人がモンベルのこぎん刺しデザインのシャツを購入後、午前中に虹のマートで購入したお寿司を道の駅のベンチで広げてランチを頂く。

最高…!

あと、こちらの道の駅、青森産のハチミツかけ放題にて食べられるソフトクリームが美味しいらしいよ(シゴデキ先輩情報)。せっかくなので頂く。

自分、土地の恵み「白神生はちみつ」をたっぷりかけさせていただきました!

そして急ぎ三内丸山遺跡へ。
なんかこの日は地元のお祭りがあるとかで、なんと、入館料がタダでしたー!
そんなことあるんだ〜

でもちょっと雨がパラついたりして〜
何のために作られたかは分からないが、建造物の遺跡が発掘されたのでとりあえず再現しといた、な建物。でかい

竪穴式住居がいくつも再現されていて、「うわー!すごい!」と興奮して中に入るも、他も似たようなお家ばかりが点在していて、一度入ればナルホド納得でアウトドア展示はぐるっと回って満足しちゃった。

ガチ再現住居。よく出来てる〜
遺跡群中、公民館みたいな位置付け(多分)の建物。広くてでかい。

その後、当時の暮らしを詳しく展示しているミュージアムへ。

土器の種類の展示する中、突如製作風景を再現してるフィギュアがある感じとか興奮するんだけど!!!
私、本当にこういうのに弱い。最高。
すごい数の土器が発掘されているではないか!

本当はここで、縄文マグネットやら組み紐キーホルダー作る、みたいな体験が出来るらしく「やりたーい!」と(中年だけど)思ってたのに、タイミングが合わずチャレンジ出来なかった、、、

外国人用、なのかな〜?とにかく推してくるよね~ねぶたを!いいよ~最高だよ~

でも、ミュージアムショップでこんなに素敵なものに出会えたのでよしとすることに。てか、中々いい値段するわね!
でもこれだけ土器や住居跡や土器が見つかるのって、青森を含めて東北が大昔から本当に豊かな土地だということよね。
おびただしい数の古代からのメッセージというやつに、しっかりとシビレることが出来た。

さ、そろそろ夕方よ。今夜の宿へ移動だ!

今夜の宿、名前だけ聞いて「あら、素敵じゃない」と軽い気持ちで予約したんだけどさ。
昨夜、実はシゴデキ先輩に「電波も電気も通ってないようなデジタルデトックス宿ってことで、スマホ取り上げられるって噂だわよ」と聞いてビビり倒しておりました。
しししし知らなかったよ、スマホが使えないのはともかく、取り上げられるってなんだよ〜

着いた(駐車場から遠くてうんざり
ロビーはね、これ可愛かった。そう、ここは青荷温泉、「ランプの宿」
そして部屋。く、く、暗いぞ?

こういうことな訳よ。
果たして、スマホは取り上げられる訳もなく。でもまぁ、電波はありません。
ノー電気なので、部屋にはクーラーも冷蔵庫もドライヤーもありません。
ここは不便を楽しむ宿。なるほど、了解!

ガチでランプの宿でした、に乾杯
派手さはないが滋味深くて美味しかったお夕飯
食事は大広間で頂くんだけど、暗くて静かで落ち着くんだこれが

お風呂は離れや内風呂に計4ヶ所。
どこも天井が高く、洗い場の床や湯船が柔らかい木なのがなんだか新鮮で触れる肌がほっとしてる感じ(お風呂の椅子みたいなものはないので、板場に直接座る)。
ぬるめのお風呂もあったけど、ちょうどいい温度のお風呂もあってそこはめちゃくちゃ気持ちいい。
洗い場にシャワーがないのは、まぁ、了解了解ってかんじだけど、ただね、暗くてねえ、風呂内が。
暗いのはまぁ、いいんだけど、ジャンプーとトリートメントを見分けるの難しいんだよ老眼で近眼だから!
そこにプチ苦労しただけでナイス温泉ではありました。

ネット上から拾って来たこちらのお風呂の写真

部屋にクーラーはないけど、青森が既に全然涼しいので快適にぐっすり眠れたのも最高だった。

もちろん、お風呂はチェックイン後、夕食後、朝食後、と3回楽しませて頂いて思いの外大満足。

4日目・遂に青森の推し、ねぶたと出会う

ランプの宿を後にして、楽しかった青森旅行も遂に最終日。
遂にねぶたを受け止めるべく、津軽海峡を目指してレッツゴー。

楽しみにしていた「ねぶたの家・ワラッセ」へ。
ここで思い切りねぶたを浴びた!
圧巻だった。

波の水しぶきの表現がめちゃオシャレ
グラデーションすご!となってしばらく見上げてた
虎のお手手の表現、大正解過ぎる

ねぶた職人には名人と呼ばれる人が何人かいて、先代や先先代からちゃんと技とかセンスを受け継いでいるということを知りました。
女性の名人も何人かいらして、無条件応援。
いつか、お祭りも見てみたいなぁ。

その後、アスパムとか言う駅ビルへ行き親戚や友達へお土産を買って青い海公園へ移動する。
目の前が津軽海峡という、めちゃ気持ちのいい視界が広がるエリアで、実はここ、「水曜どうでしょう」の甘いもの食い対決企画で登場するロケ地なのだ!軽く興奮する私と家人。
ロケが行われたベンチには先客がいたので、そのすぐ近くで聖地巡礼ってことで写真を撮る。満足。。

この日は公園で何らかのイベント?お祭り?をやっていて、女の子4人組の若いアイドルグループが握手会をやっていた。
どれどれどんなカワイコちゃんなのよ、と思い近くまで行ってアイドルの皆さんを見に行ったんだけど(オバ仕草)、顔がめちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃ小さくて腰抜かして来たわ。
そして皆んななんて可愛いの、、

とか思いながら、車を停めていたA-FACTORYとやらまで戻り、一服しながらまた土産など物色して、そろそろ新青森駅へ戻ることに。

ああ、何て名残惜しいのだ〜
とにかくこの気候、この気候ごと東京へ帰りたいだよ〜

来た時は気付かなかったけど、さすが新青森駅。

すじこの自販機がある。
めっちゃいい。

すじこは買わなかったけど、私は青森名物の嶽きび(とうもろこし)とビールと駅弁を買って新幹線へ乗りました。

のんびりするつもりが、割と盛りだくさんの旅行となってしまった。
それだけ魅力的なスポットがたくさんあった青森。
30年ぶりに大好きな人に再会出来たことも最高だった。
本当にどこも美しくて豊かさを感じまくった旅となった。
今後どこかで「青森」という言葉を聞いたり発したりする時、その言葉は私の中に気持ち良く、深く深く染みていくという確信。

右上は津軽塗で青森を表現してるオシャのやつ。
あと、お弁当は食べきれなかった、、悔しい(老化)

まだ八戸だとか大間とか、行ってみたいところも残ってる。
ばいばい、またね。また来るよ、青森〜ッ

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