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【今週も何とか生き抜いた】vol.40

(9/30〜10/6)

犬や猫の可愛さといったらどうだ?!

Mon.

アマプラに「落下の解剖学」が来たぞー!
待ってた、待ってたよーーー!

カンヌでパルムドール獲ってアカデミー賞で脚本賞獲ってる!
絶対面白いやつ!
と、張り切って観た。

しかしね、これは私が悪い。完璧に私が悪いんだけど、映画を観るコンディションじゃなかったんだよな。
つまり途中でウトウトしてしまった。
さらには、この映画は大ドンデンでスカっと解決!なお話だと何故か勝手に思い込んでいた(なので途中のウトウトもなかったことになるくらい、後半は怒涛の展開が起こるはず!と思っていた)
展開は確かにする、するんだけどジワリジワリ系だった。

つまり、真逆のやつだったわ。
途中でなんだか激シビアな諍いシーンでちょっと期待したんだけど、結局それかーい!と盛大にズッコケてしまった。
いや、映画ではなく思い込みで期待していた自分に。

あと、アカデミー賞授賞式でさんざんにアイドル状態だったワンさんの、ちょっと息を飲むようなシーンがあって、そこは、なんつうか、ああ、辛かった。
これも思い込みなんすけども。

スヌープという役名だった俳優犬のメッシちゃん。犬だけに、スヌープ…?

ワンさんでもネコチャンでも白と黒のカラーリングの動物ってカワイイね。
パンダ、ペンギン、シマウマ、(つば九郎)、、。

ともかく。
映画の中で交わされる会話は、突拍子もない訳ではないのに少しずつ、少しずつ、登場人物の関係性の見え方が変わってゆく、それを楽しむ映画なんだとは思いました。
それって(ワンさん含む)俳優さんたちのお芝居が上手いからそう思えるんだろうけど、うっかり前のめりでストーリーを追っちゃったな。
家で映画を観る際の注意事項だわね。

白黒ちゃんなので蝶ネクタイさえつければタキシード仕様。カワイイーーー!

Wed.

可愛がっていたネコチャンが私のもとから旅立って今日で6年。
早い。
でも6年も経ってしまったからか、あんなに可愛らしい生き物と18年も一緒にいられたのは奇跡だったと思う気持ちもどんどん大きくなるというか。

生後1週間にも満たない、目もまだ開いてない捨て猫。
てかさ、ホントにダンボールに入れて捨てる人っているんだ。最低だね。
「チップスター」のダンボールに入れられてすごく元気に泣き叫んでいたので、その逞しさを忘れないで、と「チップ」と名付けたネコチャンは、それから18年間、私の娘だったし、相棒だったし、不思議な生き物であるところの「猫」であった。

あらゆるネコチャンの写真や動画を見て
「かわいいなぁ、ああカワイイ」
とひと感激した後に
「でもウチにもチップがいるもんね」と思える幸せは、それはそれはもう、最高だった。
「私には猫がいる」
ということは、冷静に考えれば考えるほど、気が狂いそうなほどの喜びだったんだよ。

ありし日のチップさん。スマホの待受け一択写真

チップの命日は、毎年その日のチップの様子を思い出してココロがギュッとなる。
あれは、チップがあの日しかないって決意で旅立ったと振り返ってみて何度も何度も何度も、思っている。
どう考えても私の帰りを待ってくれていたタイミングだったし、息絶える直前に猫用ベッドを抜け出して私の近くまでヨロヨロとやって来たのは絶対さよならの挨拶をするためだったとしか思えない。
その健気さと頑張りと気丈さと潔さと律儀さと賢さと可愛らしさを何度も思ってしまう。
と同時に、ただの偶然かも知れないことに、こんなふうに意味づけしたい寂しさが私の心の中でせめぎ合ってギュッ!ギュッ!ってなるんだよ。

身体柔らかくていいなぁ、と本気で思ってた

寂しいなぁ。
ホントのホントは寂しいなぁ、
チップがいなくなってしまってからも、しばらくは声に出して「ただいまー」と帰宅していたし、その度に出迎えてくれていたチップがそこにいない、ということに慣れなくて辛かった。
それが最近ではだんだん普通になって来たけれども、だからって寂しさが薄まったとかそんなんじゃない。

私の敬愛する社会学者の岸(政彦)先生が、「猫は先に死んでしまうから可愛いのだ」と言っていて、その言葉はずーっと私の中にチップと共にある。
猫が家にいるという、気がおかしくなりそうな幸せと、本当に大好きだったその猫を、ついには私の腕の中で看とることが出来た幸せは両立するんだな、って思えて嬉しかったんだ。

Weekend.

先日遊びに行かせて貰った友達のネコチャンが、ここ数日どうも具合が悪いらしい。
友達がLINEをしていた時に教えてくれた。

え、そんなに吐いちゃったの?
便秘が続いてる?
めっちゃ心配。
何故なら友達のネコチャンは現在、あの日のチップと同い年だからだ。

イタリア生まれのイケオジ。この日も美しかったです。私はちゅ〜るで必死にご機嫌取り

チップが病気になった時、この友達はすごく私とチップを応援してくれていた(たぶん、彼女のネコチャンも)。
チップがどんどん弱っていく恐怖を延々と聞いてくれたり、事あるごとにチップ、チップと気にかけてくれたりして、彼女には感謝しかない訳だけど、(幸いにも、そんなふうにチップと私を気にかけてくれた友達はたくさんいて、このことは、ずーっとずーっと感謝しています。みんなありがとう)今度は私が応援を頑張る番!
頑張れ友達、そして友達のネコチャン!!!

実は先日、彼女のお宅に遊びに行かせて貰った目的は、彼女のネコチャンに会いに行く為でもあった訳よ。
久しぶりに会う彼女のネコチャンは、少し痩せはしたものの、とてもあの時のチップと同い年とは思えぬしっかりとした出立ちで、毛ヅヤも良くて食欲旺盛。
ソファーに乗る様も華麗だったし。
まだまだイケる!
頑張れネコチャン!
あなたの仕事はただひとつ、今日もそこに、私の友達のそばにいてくれること。
頼んだぞ!
君ならやれる!

私には猫を家族にしてる友達が少なくない。
彼や彼女たちのとこの猫たち、みんなかわいい。みんな世界一かわいいのだ。
猫そのものの可愛さと、その猫をお世話してる友達の熱量の愛おしさと。
ぜんぶひっくるめて、とーってもかわいい。

この日もたーくさん触らせてくれて、ますます彼のファンになって、それもまた幸せな気持ち

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