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空區地車の力学 1.はじまり、はじまり

私は神戸市東灘区で祀られる本住吉神社のだんじり祭り(例大祭)で、空區の地車を曳いています。祭りは1年に2日間しかないにも関わらず、体の中では一年中地車を曳いている”だんじりバカ”の一人です。
しかし、だんじりバカを自称しているものの、1年に2日間しか曳けないので、毎年思い出しながら曳いています。そこで自分のために地車の力学について残したいとこのブログを立ち上げました。

地車といっても、大阪湾を取り囲むように淡路島、神戸市、芦屋市、西宮市、尼崎市、大阪府と約1千台あるといわれており、地区により地車の構造や装飾だけでなく、作法や所作も異なります。
変わらないのは、だんじり祭りが単なる娯楽ではなく神事としての形を守り続けていることです。

今から30年ほど前、一介の曳き手から運行に携わるようになった時、だんじりの大先輩から1冊の本を頂きました。
木村清弘著「だんじりが百倍楽しめる本」で、神戸のだんじりについての歴史や、だんじり・飾りについて書かれた大作です。

「だんじりが百倍楽しめる本」木村清弘 著(1998年)

ただし、この本にはだんじりがどのようにして動くのか、どのように動かせばよいのか、どのように曳けばイキなのかは記載されていません。また、だんじりについてのその他の文献にも、あまり曳き方について書いた本はありません。
私は空區地車の若中ですので、神戸型地車の力学や人間模様を書きたいと考えています。ただし「だんじりが百倍楽しめる本」に掲載された資料やデータ、写真は貴重なものばかりで、このblogにも多数拝借することになると思います。多分さ迷いながら書き綴ると思うのでいまの内からお断りしておきます。

※掲載の写真は主に私がだんじりを曳きながら撮ったものです。   
      ただし、2019~2021年にコロナ禍で運行が中止になったこともあり       
     それ以前の写真も使っています。                               
      各地区では毎年何かしら修繕をしているので、現時点のだんじりと     
           多少異なる場合もありますm(__)m                   
                  

また、地車の曳き方のマニュアルはないことから、私の経験則で書き連ねています。このブログをみる方は恐らく私以上の”だんじりバカ”だと推察できるので「この記述はおかしい」と感じることもあると思います。その場合は下記の①♡マークをポチッと押す②修正の文章を投稿してください。確認したら加筆修正させていただきます。
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#神戸市東灘区 #空區地車 #空區