空區地車の力学45.東灘区政70周年記念巡行は、曇りのちザーザーの雨。
東灘区政70周年記念巡行が、予定通り10月10日(日)に開催された。
天気予報は曇りのち雨。
前回の「令和元年奉祝巡行」も下記写真のように曇りのち雨。カッパを着てのイベントだったが、また今回も雨か・・・
朝5時過ぎには世話役さんから「空区地区会館集合は6時半で変わらず、但し午後から雨なので時間短縮して開催」とのメールが入った。
大阪に住む私は6時に出ないと間に合わない。いざ出発。
6時半、空區地区会館に到着。
オリジナルマスクを頂き、お神酒で乾杯したのち、本住吉神社にある地車小屋に向かう。
すでに住吉8機を曳く各地車の若中が集まっている。
その場で世話役から「後ろテコ頼みます」と。
本祭では子供会の綱を担当する私が地車に触れられるのは子供会が解散してからになる。しかし、子供会が参加しない今回のようなイベント事では最近もっぱら「後ろテコ」を指名される。
年齢や経験的には後ろテコ担当は妥当なのだろうが、私は曳きたい。しかも前の棒鼻に入って汗だくになって曳きたい。あ〜曳きたい。
まぁしかないか。
7時半に本住吉神社を出発し、全32機の地車が集まる商船大学線・白鴎橋に向かう。
神戸は坂の街、六甲山から幾本もの川が流れる。六甲山から川に土砂が流れ込み、街よりも川底が高くなる天井川(てんじょうがわ)となり、川越えは小山を登るに等しい。
重さ4トンの地車での川越えは難所&重労働。したがって約3kmが1時間強もかかってしまうのだ。
雨が気になる。ささっとオープニングセレモニーを済ませ、白鴎橋から同じ道を引き返して昼食会場となっている住吉小学校に向かう。
住吉の8機の地車は出発地点に戻ることになるのだが、行きと同じ川越えの難所が待っている。やれやれ。
11時昼食。
なかなかのご馳走
パラパラと雨。ついに来たか。
食べてすぐでまだ消化されていない腹を抱え東灘区役所に向かう。
すでに朝のオープニングセレモニーで区長挨拶も済ませているので区役所は通過するだけになる。
神戸は南北に約5キロの幅に、国道43号線、国道2号線、山手幹線の3本の動脈が東西に走るが、メイン会場の東灘区役所は国道2号線沿いにあるため、3連休でただでさえ渋滞することから御影鳴尾浜線のみしか通行が許可されず、山手幹線の通行は禁じられていた。
しかし迫り来る雨、主催者の配慮で山手幹線の通行が急遽許可され、32機の地車は東灘区役所で解散となり、散々午後急いで帰路に着いた。
住吉や御影の地車は、小雨舞う急遽通行許可された山手幹線を地車小屋を目指してひた走る。
あと少しで本住吉神社というところで、とうとうザーザー降りに。雨量は3~4mmか?
それでも本住吉神社で三礼後、肩を入れたまま地車を回した。
キレは悪かったものの空區らしく一度も地面につける事なく数回回し切り、地車小屋にも一発で納車。
きっちり決まりあっけなく?終了。
14時、物足りなさも感じるが、腹八分目が健康にも地車にも良い。
お疲れ様でした。また来年。