ゴミとゴミ



相槌を打つだけでウザイだのうるさいだのギャーギャーと囲まれて言われた経験以来、人の目を見て話を聞く、相槌を打つことが怖くなり
それが悪化して自信を持てなくなっていった。

そんな中、会社で「発達障害だと思うから病院行きなよ」と勤務中に笑われながら言われ
周りの目が怖くなった。

自分も周りの真似をしてるつもりだけど、実際は出来てないことが多く
役立たず扱いされてると感じざるをえなくなり、息苦しくなった。
昼職をやめ、結局、いろいろ融通の効く夜職しか続けられなかった。

夜職になると昼職よりも意味のわからない相手を接客することが多いが
感情を表に出さないよう“仕事なので”、イライラは自分を説得して我慢するようになった。

結果、「優しい」と思われ、それに漬け込まれるようになったので、仕事先の顧客には勘違いガチ恋をされ
2人目の彼氏以降は必ず暴言と暴力を振るわれるようになった。

2人目の彼氏の時
昼職をやめて夜職を始めたことを黙っていたときは、疲れて帰って来ていて気力も体力もないことを伝えても
深夜遅くにもかかわらず買い出しを強いられ
週1やっとの休みの日を寝て過ごしたら、洗濯くらい済ませておけと小一時間怒鳴られた。
夜職をしていることがバレたあとには、性行為を断ると「俺にもやらせろ」と馬乗りされた。

3人目の彼氏の時
夜職をしていることを知られていたからか、何かあればわたしを見下すような言葉を言われるようになった。
期待通りの家事を行っていなかったり
そんなはずはないが、向こうが満足する程のありがとうの言葉がなかったことを不満として募らせ、職場で浮気をし
それがわたしにバレたあと、浮気のことやその他のことで気に入らないことを言われると
「黙れ」と首を絞めて失神または殺そうとするようになった。
初めて110番した。

夜職の顧客からはストーカー被害にも遭った。何度も。

度重なる通報の末、警察に被害届を出してなんとか受理されたものの、「安全のために仕事をやめて引っ越しなさい」と保証もないのに言われ
頼りになる身内もない、金銭的にもそんな余裕は無い、と言えば
「こちらは安全のために言ってるのにあなたは無視するんですね?何かあっても責任とれないですよ」と。

わたしはいつ、世の中を敵に回すような大罪を犯したのでしょうか。

なんにせよ、職歴も資格も社会的地位も、大した所持金も何も無い自分は
どれだけ怖い思いをしても何も頼れない。

夜職の仕事から離れ、自宅に篭り、優しさに漬け込んで自分を苦しめる人たちと接することなく生活するには
自分とは真逆の、物理的に力があって、社会的地位も収入も確かな男性を味方にして頼るしか無いと思った。

元々の趣味や今までの経験から、話しやすくて自分に興味を持つ男性はすぐに見つかった。

毎月必要な金額を伝えた上で、週1の金銭的援助の上で半同棲生活を始めたが
次第に機嫌を損ねると暴言を吐かれるようになり、それが暴力になり、最終的に金銭的援助をしなくなった。

それは、わたしの事が金銭的援助をされている女ではなく、いつの間にか彼女になっていたからだと思う。
未だにいつから彼女になったのか、明確な日やそれっぽい発言をされたのか否かすらわからないが
4人目の彼氏になっていた(できていた)らしい。

4人目の彼氏からの金銭的援助が確かではなくなったことで、毎月の支払いや引き落としに不安を感じてチャトレを始めた。
当たり前だがよく思われず、また、他者を頼ったことにより酷い暴言と暴力に遭った。

なお、この時わたしは別で“4人目の彼氏”がいた。
でも、この新しい4人目の彼氏の暴言や暴力、地位を悪用した報復
別の4人目の彼氏に危害が加わるかもしれない事が怖かったので、新・4人目の彼氏といることを選んだ。
チャトレの件で、「社会的に殺してやる」「会社で雇っている弁護士を使って、実名報道させてやる」「お前の人生終わるな」と言われたから。
別の彼にはここまで具体的な理由を明かさずに別れたので、とても意味不明な別れ方になってしまった。申し訳ないと思っている。

新・4人目の彼氏とは絶縁しようとした。
けれど全力で止められた。
わたしにも多少の人情はあったので延期してしまった。

それから金銭的援助は、プライベートな映像や写真を売った時の売上金に変わっていった。
けど、撮るのも販売するのも、機嫌をとらないと進めてくれなかった。

私が自主的に始めたものを除く、販売サイトとSNSの管理や対応、出金手続き、売上金額の確認についても
全てご機嫌次第だった。
多忙を理由に見落として対応できず、商品を販売停止にさせられることもあった。
もちろん売上はその分減ったと思う。明確な金額は(聞くと不機嫌になるので聞いてないから)わからない。

その後、わたしが期待通りの会話や行動ができなければ逆上し、暴言を吐かれ、止めようと制止したら暴力を振るわれる
これを何度も簡単に繰り返されるようになった。

かつて会社で言われた「発達障害」を、この頃に再び言われるようになった。
「障害者」「臭い」「デブ」「ブス」呼ばわりされた。
時には指の骨を折られ、色んなところにアザやタンコブを作られ、傷を負わされ、歯を折られることになる。

3人目の彼氏に首絞めをされた時は、後ろから羽交い締めにされていたので抵抗のしようがあったが
月日が経ってから再びされた首絞めは、馬乗りをされ膝と全体重で両手の自由を奪われていて
本当に死ぬんだと思った。柔道や格闘技の経験があるそうだから。

時々その時の光景がフラッシュバックして涙が止まらないことがある。
自殺方法を検索することもあったけど、失敗した時のことを考えると気が進まなかった。

寝込むようになり、やっとの思いで精神科に行った。
鬱と発達障害の診断を受けた。
しばらく通院したが、怪しまれたり面白がられたり、暴言の材料になるのも
歯医者に行くと誤魔化して通院してることがバレるのも怖くなり、通うことをやめた。

ただ、「障害者」と罵られるのが怖くて、失言や失態を減らしたくて個人輸入サイトにて
発達障害のための医薬品を買い揃えるようになった。
でも、とても高かったから、やがて買えなくなった。

「臭い」と罵られたくなくて、風呂上がりには香料の濃い保湿商品や制汗剤を必ずつけるようになった。
あまり得意では無い香水を使う頻度も上がった。

「デブ」と罵られたくなくて、人付き合いで加入させられたジムに加えて、別のジムやセルフエステ施設のサブスクに入って通ったりした。
でも、結局自ら望んでるわけじゃなかったから、行けなくなった。
20歳間もない頃、美容外科で何百万のローンを組んで医療ダイエットしても大して痩せなかった体である。
諦めた。無理だ。

「ブス」と罵られたくなくて、不定期で隠れて美容外科に行き、ヒアルロン酸注入や糸のリフトアップを分割払いで施した。
大きな切開手術や派手な整形は、この人と会いたての頃に済ませていたので
部分修正や年齢に伴うメンテナンスをすればいいと思った。
美容室も、鬱の症状が酷くない時はなるべく通った。
色白で暗い髪がなめられるなら、派手髪を
色白に派手髪程度では足りないなら、肌を焼こう
正直、顔全部替えて別人になりたかった。

仕事や人と関わることについて
唯一出来た夜職はもちろん、昼職も
チャトレの時のように他者との関わりができることに酷く嫌悪感を抱かれているようだった。
例え仕事上だとしても、よく思えず許せないらしい。
プライベートな写真や映像を売る他に収入を得られる方法は残されてなかった。

そんな暮らしが続いて、気付いた時には、家賃の支払いも出来ないくらい切羽詰まっていた。
滞納は当たり前、会社員時代に作っておいたクレジットカードは全て権利をなくし
ブラック扱いの仲間入りを果たした。
たまたま運良く申し込んだまま使うことのなかった、利用枠が少なすぎるクレジットカードだけが残った。

消耗品や趣味のものなどを買うのに困るという話をして、この人のクレジットカードを預かれることになった。
何度かそれを使って買い物をした。
ある時、使いすぎて酷く怒られた。事実なので素直に謝ったつもりだが、当たり前にカードを返せと言われた。

買い物をするからお金をくれと言えば渡すと言うが、このままではまたお金を渡さなくなる未来しかない。
もっと具体的にルールを決めないならカードを返したくないと言ったら、返せと言うこの人と取っ組み合いになった。

力ずくで押し倒されたり、顔面や腹部などの痛みに弱い所をわざと狙って暴力をされた。
しばらく耐えたら、本当にお金を渡すからカードを返して欲しいとちゃんと言葉で言ってきたので、カードは返した。
会社名義の銀行発行クレジットカードなので、支払いに何かあれば会社の名前に傷がつく、と。
この人名義の買い物用カードも作るとのことだったが、その後作られることは無かった。

マイホームを建てるという話をチラチラ聞いていた。
それから暫くすると、地鎮祭をして建築が始まったと聞いた。

完成してから暫くは半同棲生活を続けたが、いよいよ家賃が払えなくなったので、引越しをすることに決めた。

引っ越し代はこの人に払ってもらった。40万円もかかった。
機嫌がいい時に「引っ越し代くらい出すよ」と言っていたのである。
忘れていたようだが、この人はわたしに些細なことであっても「1度言ったことを覆すな」と憤怒したことがあるくらいなので
それを伝えると渋々了承し、なんとか代金を貰えた。

これまで腰を痛めたことは無かった。
人生で初めて、1人で引越しの荷造りをしている時に腰に違和感を感じるようになった。
ゴリゴリ、と音がするのだ。外れる、そんな気がした。

引越し当日、夜通しで最後の荷造りをしてギリギリ間に合った。
深夜、一人暮らし最後のUberEATSで気になっていたつけ麺を頼んで食べた。美味しかった。
夜が明け、荷出しを行って一休みしてから、飛行機で移動し、戸建てにて荷受けをした。

飼っていたフェレットは引越し前日までに車で先に新築戸建へ移動させていた。
この人は、動物に対しては異常に大事に大切に扱うので、自ら運転して運んでくれた。

その時、深夜の運転だったのだが、寝落ちするとあとから何を言われるか分からなかったので
ひたすら何かを喋り続けていた。朝方も近い、そんな深夜帯だったと思う。

なにかの会話の流れで、私はこの人の機嫌を損ねてしまった。いつも通り「黙れ」と吐かれた、と思う。
運転している片手にはApplewatchがついていた。その手(腕)がわたしの前歯に向けられ、当たった。

歯は粉々に砕けた。感覚では前歯2本の半分以上なくなった気がしたけど、明るいところで見たら1/3程度が消失したくらいで済んでいた。
翌日、(一応)謝られながら歯医者に送ってもらった。
無くなった部分は白いヤツで埋められた。
嫌いだった長くて出っ歯な前歯は、少し小さくなった。かみ合わせは悪くなった。

引越しが済んでから、荷造りのために起きっぱなしの生活が続いたことで体調を崩した。鬱だ。辛かった。

引越しのためのキャリーにフェレットたちを入れたまま、自分も風呂に入れない、白飯を炊く元気もない
フェレットにはご飯しかあげられない生活が続いた。
やがて彼らの体はふん尿だらけになってしまった。
もちろん、荷解きも出来ないままだった。

そんな時、この人はわたしの体調を気にかけてフェレットの世話全般をしてくれるのでもなく
また、今までフェレットの世話について一度も全てこなしたこともないのに
わたしに「俺はこんな風にさせない」と言い、勢いをつけたまま、また物にあたり
暴言を吐いて「触んな」と言い捨て、仕事の予定に出かけて行った。

しばらく帰ってこなかったと思う。
鬱のストレスといつ殴られるかわからない恐怖で記憶が曖昧だ。
暴言の中には「せっかく建てた新築の家をダンボールだらけにしやがって」と言われていた気がする。
この人の中では、自分の性欲を満たす時以外はわたしに肉体を以て助ける気がないのだ、と確信した。

だから、この人が不在の間、また寝る間を惜しんで腰への不安を抱きながら汗だくでひとり、荷解きをした。
鬱の症状に苛まれて寝込む余裕なんかなかった。また殴られて蹴られるよりましだ。
フェレットたちも布製のケージに移し替えて、ひどく汚れてしまったキャリーは可燃ごみに出した。

それから暫くして、仕事のストレスを言い訳にわたしに対して感じが悪い時があった。
これは今までもあって、テキトーに労ったり共感の言葉をかければなんとかなった。

いつも通り話を聞き出そうと思って、風呂をなかなか出ないこの人にどうしたの?と、脱衣所から何度か聞いた。
そしたら逆上されて「うるせえ」「黙れ」と吐かれた。

なぜそんな口をきくのか、ということ言ったわたしに逆上して、浴室から勢いよくシャワーをあびせられた。
意図的に息をしづらくするため、執拗に顔に向けられ続けた。

わたしも脱衣所もびしょ濡れになった。この片付けはどうするつもりなのか、わたしも激昂した。
そしたら押されてバランスを崩して転んだ。何度も浴槽に顔をつけて溺死させられそうになった。
そうさせないために力んだからか、首はむち打ち状態になった。一生懸命かなきり声をあげた。

隙を見て押し返した。相手は裸なので股間めがけて蹴った。
その報復にまた押されて転んで、何度も蹴られて殴られた。力ずくでまた浴槽に顔をつけようとされた。
それでは足りず、風呂椅子を使ってそれが割れるまで殴られた。割れたところが当たり、酷い傷を負った。

すごく痛かった。血も流れた。頭も首も痛い。
夢中で金切り声を上げ続けたらやっと止まった。

濡らした箇所は「自分で拭く」と言って拭いていたが、分かりやすく濡れてるところ以外は気づいてなさそうだったので、終わった気になって立ち去られたあと
1人で拭き直した。

ここまで、ほぼ成人前後以降のことを書き続けていたから忘れていたが、死んだ母親から幼少期にしつけとして
わたしが部屋の隅に追いやられるか、床に突っ伏すまで
押されたり叩かれたり、をよくされていた。

当時は発達障害なんて概念も可能性も考えられてなかったから、“言われたことが出来ない”とか“ダメなことを興味を理由にやらずにはいられない”とか“やるべきことより興味のあることを優先してしまう”とか
今思えば露骨にADHDな行動を繰り返していたので、(更年期も相まってか)母親にヒステリーを起こされ
先述のしつけをされるのみで、専門医の診察は受けられずにいた。

その時から、自分が頭を守るために両腕で抱える姿勢だったり、転んで低い体勢のときに目の前に人が立っていると怖くて耐えられない。
その状態の時、動けなくなって夢中で金切り声を出すのは完全にこの頃のトラウマが原因で、パニックになっているからだ。

これから、どれだけたくさんのトラウマを抱えていくことになるんだろう。


書きやすくするために一部の話は実際と順序が異なりますが、全て事実です

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